「これまで社員に自民党に入れろと言ってきたが、反省している」――十七日、長野県のある会社(従業員約二十人)の会長と名乗る七十代の男性から、党本部に電話がありました。 男性の会社では、この日の「朝会」で選挙のことが話題になったといいます。ある社員が「今まで会長は自民党に入れろと言ってきたが、今回はそれは絶対にだめだ」と発言したのです。 「定率減税の廃止で六月に住民税が上がった。憲法九条の問題もある。選挙で自民・公明が勝てば消費税が上がってしまうし、九条も変えられてしまう。今回は絶対に会長の言うことはききません」。この発言に、他の社員も全員が「まったくそうだ」とうなずいていたといいます。 それではどの政党がよいか、という話になると、先の社員はこう言いました。「民主党は自民党と同じようなものだ。共産党と社民党のどちらかがいいと思う。とはいうものの、テレビで見ていても、一番明快で、理論的にもきちっ