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ブックマーク / www.kinyobi.co.jp (36)

  • 秋葉原ジャパン・クール!(4/4)――典型的末期症状としての「非実在青少年」問題 | 週刊金曜日オンライン

    ここで私は冒頭に記した「嗜好の受動性」に立ち返りたい。仮にどのような性嗜好であれ、それを抱いてしまったきっかけは人の意思によるものと限らない。私が実写の幼児ポルノをとりわけ嫌悪するのは、それに「出演」させられた児童の心に消し難い傷跡が残すからでもある。幼時の原体験は生涯に亘ってその人を強く支配する。これを「性犯罪者は累犯傾向が強い」と言うこともできる。だがここで気をつけねばならないのは「犯罪ではない内心の傾向」としての嗜好、露骨に記すなら個人の性の嗜好が、決して人の意思のみで決定されず、多くの場合受動的に刷り込まれてしまう事実だ。密かにトラウマを負いながら、誰に迷惑をかけるでもなく、内心「ロリコン」である人々を東京都は、あるいは私たちは「撲滅」してしまうべきなのか? アキバやコミケに集う、ロリコンを自覚したオタクの中には、二次元のキャラクターによって性欲という「思い」を喚起される人が存

    秋葉原ジャパン・クール!(4/4)――典型的末期症状としての「非実在青少年」問題 | 週刊金曜日オンライン
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    I11 2010/11/24
    表現物が消えてもそれを求める欲求は消えず、違う形で噴出する。その噴出に危惧を感じる市民的な健全さが"健全育成"を求める人たちには欠けているのではないか? 不健全な人による健全育成。ちゃんちゃらおかしい。
  • 秋葉原ジャパン・クール!(3/4)――典型的末期症状としての「非実在青少年」問題 | 週刊金曜日オンライン

    都条例案の「非実在青少年」規制については、各種マスメディアからインターネット上まで、多くの意見が提出されている。賛成意見は特定のコミックを指して「ああいうものは良くない」と感想を述べ、杜撰な条文体には殆ど触れていない。規制反対の立場からは、当に児童ポルノなど犯罪規制を目的とするなら現行法で十分で、新たに条例を定める必要など全くない事が指摘されている。 私は、一市民として児童ポルノなど悪質な犯罪を防止するべきだと思うのと同時に、一芸術家として表現の具体的内容とは、行政をはじめ国がそこに立ち入ってかき回すべきものではなく、成文法と別の社会良識が判断すべき範疇(はんちゅう)だと考える。 判(わか)りやすい別の例を挙げよう。日国憲法は「信教の自由」を謳(うた)う。国は特定の宗教を国教に定めたり、あるいは禁圧したりすることができない。だからといって、「教義である」「修行の一部である」と称して人

    秋葉原ジャパン・クール!(3/4)――典型的末期症状としての「非実在青少年」問題 | 週刊金曜日オンライン
    I11
    I11 2010/11/24
    "ポアされて良かったね"と思う人がいても良い。実在の人を殺さないのであれば。漫画も同様に、幼児を陵辱する表現を楽しんでも良い。実在の人を傷つけないのであれば。それが法のコモン(常識)だ。
  • 秋葉原ジャパン・クール!(2/4)――典型的末期症状としての「非実在青少年」問題 | 週刊金曜日オンライン

    都は「源氏物語」を有害図書指定するか 山口弁護士からメールで送って貰った東京都「青少年健全育成条例」改正案。文面を一読してびっくりした。驚くべく杜撰な代物だったからだ。とりわけ「非実在青少年」という概念には開いた口が塞がらなかった。「実在」する子どもをポルノヴィデオなどに登場させる者があるなら、現行法で処罰せねばならないのは言うまでもない。だが都条例案とされる作文には、「非実在」の未成年者の性交渉を含むやり取りを描くこと全体を、極めて乱暴に「規制」の対象としていた。 もしこんな作文を認めたら紫式部『源氏物語』から谷崎潤一郎、川端康成まで、日文学の主要な作品はのきなみ「規制対象」となってしまう。だが都側は杜撰な条文案はそのまま、運用レベルで特定の「有害コミック」だけを規制するから「安心して欲しい」と言う。これはしかし話が逆で看過出来るものではない。 法治とは成文法で的確に定めたルールを守っ

    秋葉原ジャパン・クール!(2/4)――典型的末期症状としての「非実在青少年」問題 | 週刊金曜日オンライン
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    I11 2010/11/24
    『トリスタンとイゾルデ』は「死ぬことが究極の愛の理想である」というメッセージが根幹にある。芸術性の保護が青少年健全育成という価値に優先することは言うまでも無いことだ。
  • 秋葉原ジャパン・クール!(1/4)――典型的末期症状としての「非実在青少年」問題 | 週刊金曜日オンライン

    (編集部注:以下の記事は『週刊金曜日』2010年5月28日号に掲載しました。東京都が12月都議会=11月30日開会=に再度、東京都青少年健全育成条例の「改正案」を提出することから、筆者である伊東乾さんのご了解をえて、公開することにしました。新「改正案」からは、”非実在青少年”という文言はなくなりましたが、条例案の問題の質が変わっていないどころか、悪質になっている点があるためです) 「恋に落ちる」という表現は奥が深い。恋愛に限らず人間が感情を持つ全般で、当初私たちはまったく「受身」の存在になるからだ。まるで落とし穴に落ちるように、自分の意にすら反して、私たちは感情を抱く。べ物の好き嫌いを考えれば判りやすいだろう。幾らアタマで好きになろうと思っても、嫌いなものは嫌いなのが人間だ。ヒトの脳はそのように作られているからだ。また逆に、何であれ一度「あ、萌え」などと惚れてしまったら運のツキ、「恋は

    秋葉原ジャパン・クール!(1/4)――典型的末期症状としての「非実在青少年」問題 | 週刊金曜日オンライン
  • 編集長コラム

    9月は自民党総裁選にメディアが乗っ取られる。もちろん誌には「自民党劇場」を実況中継する使命もないし、そのつもりもない。そもそも、ドロドロの派閥抗争や騙しと裏切りの末のどんでん返しに深い意味があるのだろうか。 野党が求める臨時国会の開催のほうが私たちの生活にとっては重要だろう。やりたいところはドーゾ。しかし、とはいっても、総裁選の行方が世の中を左右することは間違いない。だから違う視点で取りあげようと試みる。そうすると悩むのが表紙選定だ。 他のメディアに高頻度で露出するのは、派閥首領と候補者の顔顔顔。人の顔はアイキャッチだから……。かりに誌に候補者の顔をでかでかと載せようものなら、クレームが殺到するだろう。「見たくないものを見せられて苦痛」「恥ずかしくて外で誌を開けない」「趣味が悪い」等々。 悩みに悩んで、今号の表紙は同性婚訴訟の記事から取った。レインボーカラーのマスクをした方々が自民党

    I11
    I11 2010/07/31
    「自分たちの社会は自分たちで作るという意識も一方で必要」違う。意識だけではなく行動が必要。投票に行く,政治献金をする,選挙事務所に行く,ポスター貼りを手伝う,電話して投票を呼びかける等。私はやったよ。
  • 編集長コラム

    9月は自民党総裁選にメディアが乗っ取られる。もちろん誌には「自民党劇場」を実況中継する使命もないし、そのつもりもない。そもそも、ドロドロの派閥抗争や騙しと裏切りの末のどんでん返しに深い意味があるのだろうか。 野党が求める臨時国会の開催のほうが私たちの生活にとっては重要だろう。やりたいところはドーゾ。しかし、とはいっても、総裁選の行方が世の中を左右することは間違いない。だから違う視点で取りあげようと試みる。そうすると悩むのが表紙選定だ。 他のメディアに高頻度で露出するのは、派閥首領と候補者の顔顔顔。人の顔はアイキャッチだから……。かりに誌に候補者の顔をでかでかと載せようものなら、クレームが殺到するだろう。「見たくないものを見せられて苦痛」「恥ずかしくて外で誌を開けない」「趣味が悪い」等々。 悩みに悩んで、今号の表紙は同性婚訴訟の記事から取った。レインボーカラーのマスクをした方々が自民党

    I11
    I11 2009/11/16
    「ジャーナリズムが与党になびくことはありえない。常に権力とは距離を置き、批判と監視の対象とする、それが報道の姿勢である」
  • 編集長コラム

    9月は自民党総裁選にメディアが乗っ取られる。もちろん誌には「自民党劇場」を実況中継する使命もないし、そのつもりもない。そもそも、ドロドロの派閥抗争や騙しと裏切りの末のどんでん返しに深い意味があるのだろうか。 野党が求める臨時国会の開催のほうが私たちの生活にとっては重要だろう。やりたいところはドーゾ。しかし、とはいっても、総裁選の行方が世の中を左右することは間違いない。だから違う視点で取りあげようと試みる。そうすると悩むのが表紙選定だ。 他のメディアに高頻度で露出するのは、派閥首領と候補者の顔顔顔。人の顔はアイキャッチだから……。かりに誌に候補者の顔をでかでかと載せようものなら、クレームが殺到するだろう。「見たくないものを見せられて苦痛」「恥ずかしくて外で誌を開けない」「趣味が悪い」等々。 悩みに悩んで、今号の表紙は同性婚訴訟の記事から取った。レインボーカラーのマスクをした方々が自民党

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    I11 2009/08/22
    「清和会が権力を握った自民党を、民主党に衣替えした経世会が野党に追いやるという構図に見えなくもない」
  • 編集長コラム

  • エイベックスミュージシャン小室哲哉逮捕で思い出す 浜崎あゆみ自宅の香ばしさ | きんようブログ|週刊金曜日

    小室哲哉が11月4日、大阪地検特捜部に逮捕された。 “この程度”の「詐欺話」で特捜部が動くことに違和感を感じる。 詐欺罪は立証が難しい事件だ。だから詐欺的マルチ商法などがなかなか立件されない。騙す意思などないと徹底的に開き直り突っぱねてとぼけるからである。 案の定、その後、話はふくらみ小室容疑者の周辺の怪しい素顔が浮かび上がってきた。 しかし、怪しい素顔は体のエイベックス・グループや所属タレントも例外ではない。そもそも芸能界とはそんなものだ。 そもそも小室容疑者が所属していたエイベックス・グループが再三、「暴力団」「右翼」「総会屋」にまとわりつかれていることは、誌でも今年の株主総会にまつわる話に関して報告している。 この企業が定期的に「総会屋」「右翼」にまとわりつかれていることは、誌でも今年の株主総会にまつわる話として報告している(注)。 このエイベックスの代表的なタレントといえばご

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    I11 2009/08/03
    濵崎歩(浜崎あゆみ)の武装豪邸の変遷。アーバンコーポレイション→松浦勝人→ダイナシティ→エイベックス役員K氏→濵崎歩。「そもそも芸能界とはそんなものだ」
  • 週間金曜日 編集長ブログ

    『週刊金曜日』2024年3月1日号9頁「米軍廃棄物パネル展、福岡市では中村之菊さんトークも」の記事に間違いがありました。また、3月11日金曜日オンライン(金曜日公式サイト)及び、3月13日Yahoo!ニュースでそれぞれ配信した「『米軍廃棄物パネル展』福岡市で開催」の記事中にも間違いがありました。お詫びするとともに、以下のとおり訂正します 【『週刊金曜日』3月1日号の訂正】 (1)文中に2カ所登場する「武器類」を「弾薬類」に訂正します。武器という言葉を使うと銃やランチャーなどの起爆装置も投棄されているという誤解を招くためです。 (2)「中村さんなどの調査によると、現地では新品の弾薬や、捨てられて間もないとみられる品ごみも見つかっており、返還後も米軍が〝ごみ捨て場〟として使用している疑いもあるという」を「宮城さんの調査によると、現地では新品の弾薬や、捨てられて間もないとみられる品ごみも見つ

  • 週刊金曜日: 「砂川事件」の新資料が浮き彫りにした、「日本は米国の属国」という現実

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    I11 2008/06/19
    「資料によれば駐日米国大使が圧力を藤山愛一郎外相にかけていた。さらに上告審の裁判長を務めた田中耕太郎・最高裁長官と接触したことが明記されている。」
  • 週刊金曜日: 若者はダメになった?(雨宮 処凛)

  • 週刊金曜日: 見てみたい、触発されたい(石坂 啓)

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    I11 2008/04/15
    概ね同意だが一つだけ違う。漫画を描くことはできるし実際に描いている漫画家もいる。ただその作品が商業誌に掲載されないだけだ。表現することをあきらめていない漫画家もいる。少なくとも一人以上は。
  • 週刊金曜日: 「つくる会」元会長の歴史の捏造(佐高 信)

    3月29日、青森へ飛んだ。青森中央学院大学特別公開講座で講演するためである。空港に出迎えてくれた旧知の同大教授、大泉光一は一昨年、『支倉常長 慶長遣欧使節の真相――肖像画に秘められた実像』(雄山閣)で和辻哲郎文化賞を受賞している。 しかし、20年ぶりかで会った彼の口から、「新しい歴史教科書をつくる会」の元会長で東北大学名誉教授の田中英道の名を聞こうとは思わなかった。前掲の大著の「まえがき」で大泉は「歴史学者の主観により美化され歪曲された歴史が真の史実として浸透し、時には常識になることの危険性」を指摘する。 言うまでもなく、歴史を美化し歪曲するのが田中英道である。田中はその著『歴史のかたち日の美』(徳間書店)で、大泉の『支倉常長――慶長遣欧使節の悲劇』(中公新書)に触れて、こんな批判を投げつけているという。 「日人を『ほめない』自虐的な見方をよく示しているのは、フランスでサン・トロペに立

    I11
    I11 2008/04/15
    書いていない言葉を創作して批判していた田中英道氏。
  • http://www.kinyobi.co.jp/KTools/antena_pt?v=vol682

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    I11 2007/12/10
    「米テレビ局CBSが情報公開法で得たデータによると、2005年の1年間だけで米国の45州で両国の戦線から帰還した兵士のうち少なくとも6256人が自殺。1週間で実に120人も自殺した計算」
  • 週刊金曜日: 「自己責任」という虚構(筑紫 哲也)

    癌は厄介な病いだが、いろんなことを考えさせ、教えてくれ、気付かせてくれる。と言うより、いろんな事象との類似が可能なのだ。 なぜアメリカの低所得者向住宅融資の焦付きが世界中の金融市場に波及して、こんなにも底なしの被害が及んでいるかも、癌の転移と同じと思えばわかりやすい。では、なぜそんな転移が起きたかと言えば、癌がよそからではなく、自分の身体の歪みが生み出したものであると同様、金融工学の最新技術を駆使した金融商品(CDO=債務担保証券)にサブプライムローンの因子がひっそりと潜り込ませてあったからである。この因子が健全であれば何の問題もなかったろうが、ひとたび“発癌”すれば、全身、つまり世界経済を駆けめぐる。 この騒ぎで私たちが気付くべきは、この10年来、世界で猛威をふるい、支配的である今の資主義――市場万能、マネーゲーム、ギャンブル、弱肉強、新自由主義、等々、さまざまな冠を付けられてきた資

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    I11 2007/12/10
    「サブプライムローン騒ぎで私たちが気付くべきは今の資本主義が壮大なフィクションの上に成り立っているという1点である。それは「自己責任」というフィクションである」
  • 週刊金曜日: 『朝日』よおまえもか! 読むに耐えない「ご出産」社説

    <一筆不乱131> これが『朝日新聞』の社説かと天を仰いだ。 冒頭から「紀子さまが男の子を出産された」とある。皇室関連記事では、原則として敬語を使用しないはずではなかったか。同様に普段は敬語を使わない『毎日新聞』が、一報を伝える夕刊の前文で「男児を出産された」と書いた。この一カ所だけではあったが、社内で「皇室敬語問題」の論議に若干ながら加わった者としては愕然とした。その点、『朝日』の夕刊は敬語無しを貫いており、さすがと思っていたところに翌日の社説だ。さらに目を疑ったのが次の一節である。 「国民にとっても大きな喜びであり、心からお祝いしたい」。 当にそうか。喜んでいなかったり、無関心な国民はいなかったというのか。現に私は、紀子さんの出産を「大きな喜び」と感じた人に出会っていない。仮にそれが「ごく一部の人」であったとしても、「国民」であることに違いはないだろう。 『毎日新聞』の場合、昭和天皇

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    I11 2006/09/16
    「決定的なことが抜け落ちている。論議は「天皇制のあり方そのもの」に広げなくてはならないのだ。このことを提言してこそジャーナリズムである」に同感。
  • http://www.kinyobi.co.jp/MiscPages/syuppan

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    I11 2006/09/16
    増補版が9月下旬に出るらしい。期待大。
  • 週刊金曜日: ◆同時ルポ 武富士裁判89 (2006/09/15号)

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    I11 2006/09/16
    9月22日午後1時10分から東京地裁で判決。
  • 週刊金曜日: ワインリストを持たない外務省

    風に吹かれて(46) 伊田浩之 外務省の職員は同省が持っているワインを全部覚えている、とでもいうつもりなのか。飯倉別館のワイン貯蔵庫だけでも約8000のワインがあるのに! 今年7月12日、外務省に情報公開請求をしました。請求の内容は、今年7月1日現在で、外務省が保有するワインリストの最新版です。そして9月11日、外務省から「開示決定等通知書」が届きました。決定は「不開示(不存在)」。決定理由は「該当する文書を作成していないため、不開示(不存在)としました」。 鈴木宗男衆議院議員(新党大地)が連発している質問主意書のなかに「外務省が所有するワインに関する質問主意書」(第164回通常国会衆議院質問番号86)があります。この質問主意書に対し、今年2月28日付けの内閣答弁書は、 《外務省所管の動産であるワインについても、外務省として適切に管理しているところである》 と答弁しています。 現在持って

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    I11 2006/09/16
    外務省が保有するワインリストは「不開示(不存在)」になったらしい。情報隠し、虚偽報告の外務省疑惑。適切に管理しているなら文書もあるはずだが、無いということは不適切な管理であると考えるしかない。