気象庁気象研究所などに所属する専門家でつくる研究グループは23日、宮崎、鹿児島県境にまたがる霧島連山の地下深くに大規模なマグマだまりがあるとの調査結果を公表した。範囲はこれまでの想定よりも広い最大15キロに及ぶという。千葉市で同日開かれた日本地球惑星科学連合(事務局・東京)の大会で発表した。 研究グループは、新燃岳が爆発的噴火を起こした2011年から2年以上かけて集めた、霧島連山周辺の約40カ所の地震計のデータを解析。人が感じないようなわずかな震動の伝わり方を詳細に分析することで、マグマだまりの大きさを割り出した。
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