2010年6月10日のブックマーク (3件)

  • 上念司『「日銀貴族」が国を滅ぼす』 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

    頂戴しました。ありがとうございます。上念さんの処女作『デフレと円高の何が「悪」か』は高い評判をよんだ。多くの読者が、日の停滞の真因がデフレであり、それは自然現象でも外国のせいでもなく、日銀行の政策のミスであることがわかった、との感想が多く著者のもとに来たという。 しかし少なくない読者は、「日銀ほどの優秀な人たちの集まりがこんな単純なミス(貨幣をより多く供給しインフレにすることを約束すればデフレ脱出)をするのはおかしいのではないか?」と感想を述べてきたという。 そこで著者の第二作は、このデフレと円高の元凶である日銀行そのもの、そして国民の多くが持つ「日銀性善説」に深く切り込む内容となっている。 特に上念さんは日銀行がなぜ「性善説」ならぬ、自らの政策の失敗を認めず、認めないどころか次々と事実を都合よく解釈し、責任回避を試みてきたかを、日銀総裁やその幹部たちの発言、さらに国会での質疑など

  • フリードマン「中央銀行に独立性は必要ない」 - himaginary’s diary

    Mostly Economicsでフリードマンの中央銀行の独立性に関する意外な見方が紹介されている。 ソースは、影の公開市場委員会(Shadow Open Market Committee=SOMC)*1の文書サイトにあるアンナ・シュワルツの小論。 It may be of some surprise that Milton Friedman, a believer in limited government, proposed subordinating the Fed to the Treasury department not as an ideal but as an improvement of existing arrangements. He contended that it would result in a single locus of power on moneta

    フリードマン「中央銀行に独立性は必要ない」 - himaginary’s diary
    JD-1976
    JD-1976 2010/06/10
    ポイントは「民主主義」にあるのだよなあ。ううむ。
  • 細川護煕(著)・伊集院敦(構成)『内訟録 細川護煕総理大臣日記』を読む

    2009年8月の歴史的とも言える民主党の衆院選勝利から早10ヶ月。鳩山政権は『新しい優先順位に基づいて、すべての予算を組み替え、子育て・教育、年金・医療、地域主権、雇用・経済に、税金を集中的に使います』と謳ったマニフェストを携えて臨んだものの、国民の期待に沿うことはかなわずに鳩山・小沢両氏の退陣という形で崩壊した。 非自民政権という意味では、2009年8月の経験が最初ではないことは周知のとおりだ。一つ前の非自民政権は、16年前の夏、1993年8月に成立した。現政権の主要なプレイヤーである鳩山氏や小沢氏も政権の中枢で活躍した、細川政権である。 突然の「小鳩退陣」から1週間と経っていない訳だが、細川政権の成立と挫折の記録から果たして鳩山氏や小沢氏は何を学んだのだろうか。何も学んでいなかったのか。政権の類似点は何か、そして相違点は何なのか。 そんなことを考えている折に、書は刊行された。書は、

    細川護煕(著)・伊集院敦(構成)『内訟録 細川護煕総理大臣日記』を読む