名護市長選で、当選した新人候補への支持を選挙期間中に呼びかけた若者たち=沖縄県名護市で1月31日、比嘉洋撮影 民意圧殺の当事者は誰か 沖縄に関するフェイクやヘイトを流すメディアが、主な標的にしてきたのは「基地反対派」だ。気になっていたのは、その浸透力である。「基地反対派」は沖縄社会でも逆風にさらされるようになった。 2月の名護市長選で、辺野古新基地建設に反対する現職市長が敗れた。沖縄国際大の佐藤学教授の嘆きは深い。 「沖縄県民は、本来、誰も米軍基地など望まない、ということが暗黙の了解になってきたが、それも若年層ではもはや違うのではないか」