働く自由 | 自分の仕事をつくる? 今から6年ほど前、「自分の仕事をつくる」という本を書きました。先日、二冊目の本「自分をいかして生きる」を書き、9月下旬頃に出す予定で入稿を進めています。 その前書きは、こんな文章で始まります。 〈仕事〉は〈人生〉と、 〈働き方〉は〈生き方〉と背中合わせで、 ほかの誰も肩代わりすることのできない、 一人ひとりの生に直結している。 つまり、それは極めて個別的なものだ。 普遍的な言葉で語りきれるものじゃない。 こうすればいいとか、こんな風に働くべきだとか、 生きるべきといった話を他人が示すことはできない。 誰も自分にはならないし、自分も誰にもならないからだ。 さて、自由という漢字は「自らに由る」と書きますね。「由(よし)」は「寄す」の名詞形で、物事のいわれや来歴を指す。 つまり、手足を縛られていないとか、選択肢が十分にあることが自由なのではなくて、