アメリカの作家で海洋生物学者でもあったレイチェル・カーソンの『沈黙の春』(原題:Silent Spring)の改訂版が出版された。カバーは、メイン州在住の写真家エリオット・ポーター氏の可憐なゴゼンタチバナの花で飾られ、本文も一段組になって読みやすくなっている。 この本は化学物質による環境汚染への警告の書である。人間がこのまま劇薬のような化学物質を無秩序・無制限に使い続けていると生態系が乱れてしまい、やがて春がきても鳥も鳴かずミツバチの羽音も聞こえない沈黙した春を迎えるようになるかもしれないという寓話ではじまる。私たちはこの本によって、はじめて環境の汚染と破壊について目を開かされたと言ってよい。 『沈黙の春』は、アメリカでは一九六二年六月に雑誌「ニューヨーカー」に抜粋が掲載されるや賛否両論の議論が沸騰し、九月に単行本が出たときはその日のうちに一万部が売れたということだ。化学企業からの攻撃も熾
これは今朝(2/14)とどいたマスメディアのニュース。 ▼「イスラエルで抗議デモ参加の邦人男性、 撃たれ重傷」 「ヨルダン川西岸で1月25日にイスラエルの占領政策への抗議デモに参加していた40歳代の日本人男性が、デモ鎮圧に当たったイスラエル軍に撃たれて左目に重傷を負っていたことが13日、分かった。デモを主催する当地の民間団体が発表した。民間団体関係者によると、この男性はキシダ・カオルさんで、広島県出身とみられる。日本人の旅行仲間ら約20人と一緒にエルサレムに近い西岸ビリン村でデモに参加中、同国軍が発砲したゴム弾が命中した。エルサレム市内の病院に通院していたが、「失明の恐れがある」として11日に緊急入院し、12日に手術を受けた。当面、入院を続ける予定だという。ビリン村では、イスラエルがパレスチナ武装勢力の侵入を防ぐ目的で分離フェンス建設を進めており、これに反対するパレスチナ住民を支持するため
▼「ぼくの考えでは、いまやアートほど、つまり、アートのプロダクションやマーケットほど、マルクスが「実質的なとりこみ」と呼んだ社会的組織化が進行している例は他にないと思う。生のあらゆるカテゴリーを、社会の資本主義的な再生産に対応する、唯一の形式(*お金や価格、市場価値や取引価格)に還元してしまう支配の発展、つまり、「実質的なとりこみ」の発展とその状況の影響を、まず最初に受けるのはアートだ。アートは集団的な力の解放を通じて、僕らの存在を乗りこえるものをつくりだすもので、資本主義の支配に対する「拒否」以外のなにものでもありえないんだ。アートは資本主義の指令を甘んじて受け入れることなどできないんだよ。アーティストがそれを受け入れるということが、何を意味しているかと云えば、それはただ単に芸術家の自覚の欠如であり、彼の話が形容矛盾を起こしているということなんだ。アートであることの形而上学的な条件とは、
▼「マルチチュード響宴 InsideOutburst with Mr. Negri@Geidai」 マルチチュード・アート&ディスカッション・ミーティング 「スピノザ研究、マルクス研究、アウトノミア(自立)運動の指導者として知られ、 世界的な反響を呼んだ『帝国』、『マルチチュード』の共著者として著名な、 政治哲学者のアントニオ・ネグリ氏が、国際文化会館牛場記念フェローシップの 招きで初来日し、東京藝術大学で開かれるイベントに参加します。」 [会場] 東京藝術大学上野校地美術学部構内 [日時] 2008年3月29日(土)13:00-21:00/30日(日)10:00-21:00 [入場] 無料・事前申込不要 [主催] 東京藝術大学 美術学部 先端芸術表現科、同油画科、 音楽学部音楽環境創造科、大学院 映像研究科 [共催] 財)国際文化会館、東京大学大学院情報学環・学際情報学府 [協力] 日本
名探偵・外山恒一の冒険2 (「1」はこちら) 「アナーキー・イン・ザ・U.K.」の秘密 私はまったく英語ができない。 公立の高校入試問題で7、8割の得点しかできないと思うから、たぶん中2レベルの英語力である。 「街頭ライブ」では洋楽も100曲以上やっていたが、もちろん意味など分からないままずっと歌ってきた。レパートリーを増やす時は、元の英詞を「参考に」、歌いやすいようカタカナに書き直して練習した。そういう時、英和辞典を引いて発音を確かめるようなことはまずなかった(だから長いこと、例えばビートルズの「Here,There And Everywhere」に出てくる「deny」を「ディナイ」ではなく「デニー」と歌っていたし、S&Gの「I Am A Rock」に出てくる「poetry」も「ポウイトゥリー」ではなく「ポエトゥリー」と歌っていた)。 獄中に、それら洋楽有名曲のいくつかの歌詞と
かねがね思っていたことなんだが、ビートルズの『No Reply』はストーカーソングではないだろうか。歌詞の内容は、「家に行ったけど入れてもらえなかった、電話もしたけど取り次いでもらえなかった、でもキミが家にいたのはわかってる、家に入るところをちゃーんと見たんだからね…」というもの。 家人が取り次いでくれないってことは、つまり一家総出で避けているわけだ。 「パパ、ママ、あの人が来ても絶対あたしがいるって言わないでね」 とか約束してたわけで、主人公の嫌われっぷりはかなりレベル高い。 で、ストーカー調で訳してみた。 一行ずつtitle要素が振ってあるので、マウスカーソルを合わせるとその行に対応する原文がポップアップします。ではどうぞ。 No Reply / 返事、しなかったね… この間さ キミんち行ったのに 返事がなかった… 家の人はいないって言ってたけどね ボクね、キミが窓から覗いてるのをちゃ
1 「アクロス・ザ・ユニバース」を解釈する ジョンレノンの作ったビートルズ時代の傑作に「アクロス・ザ・ユニバース」という曲がある。この曲を聴きながら、ふと宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」を思い出していた。まあ、ジョンの傑作の中でも、この歌の内容をめぐって、これほど誤解されている歌も少ないかもしれないが、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」もまた、宮沢が伝えたかったメッセージを真に理解している人は本当に少ない。その意味で、この「アクロス・ザ・ユニバース」の歌詞を読み解きながら、併せて宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」という作品との比較を試みてみたい。 ジョンはもちろん宮沢賢治のことを知らなかったであろうが、並々ならぬ自意識と想像力に富む言葉に対する鋭敏さは、どこか共通するものがあるように常々感じてきた。別に先のふたつの作品が共に宇宙を表現したからというようなことではなく、自分が心の中で、築き上げていく、作品の一コマ
「すべてを破壊していく」を日本先行でやったらとしたら見物だなあ.... 確かに! グーグルがYouTubeをどうするつもりなのかは私には予想がつかないが、買収したらYouTubeの持っているコンテンツを徹底的に調べることは間違いないだろう。 どの会社のコンテンツがたくさんあるか? どこの国のユーザが多いか? 提携可能な会社、敵対関係になる会社はどこか? そうしたら、たぶんいろいろな分析結果で日本の占める割合が多いことがわかる。 事業戦略としては、まず、からんできそうな日本の会社の手の内を読まなければならない。日本についてよく知らなかったら「これだけコンテンツを集めているのに現段階で何のアプローチもないとしたら、先方はよほど有力な対抗サービスを計画しているのかも」みたいな誤解もするかもしれないけど、もっとよく調べれば、相手があまりにも無策なことがわかってビックリするだろう。 弾さんが言うよう
2006年10月10日07:40 カテゴリMedia Googlezonの足跡が聞こえた 夕方にmtgもあるしそろそろ寝ようと思った矢先に。 ITmedia News:Google、YouTubeを16億5000万ドルで買収 米Googleは10月9日、米YouTubeを16億5000万ドルで買収すると発表した。買収は株式交換によって行われる。 グーグル、ユーチューブを16億5000万ドルで買収へ - CNET JapanGoogleによるYouTube買収は何日も前から噂されていた。My Life Between Silicon Valley and Japan - GoogleがYouTube買収!!! 圧倒的に正しい戦略が迅速に執行されたのだと評価するこの買収ニュースを聞き反射神経的に感じたのは、「こんなものゼロから作れば俺たちの方がいいものが作れる」という「天才的技術者の発想」より
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