正しい質問をするのは簡単なことではない。おそらくそれだけで1冊の本になるだろう。教育を変えるには、試験のあり方を考え直す必要があるかもしれない。わたしが学生だったころには「答え」に重点が置かれており、答えを記憶することで成績が測られた。 今では、小型の電卓からパーソナルコンピュータに、グーグル、ウィキペディアまである。にもかかわらず、世界中どこの教育システムを見ても、昔と同じように答えを出すことが重視されている。 今の時代、答えはたんなるコモディティにすぎないというのに。将来は、正しい質問をすることを教育の中心に据えるべきだろう。 ムーンショット! – Moonshot! ジョン・スカリー著 p.210 「今の時代、正しい答えより、正しい質問ができるかが重要である」という考えはスカリーが考案したものではないだろう。しかし、マーケティングで世界を変え、ガチガチの戦国時代だったコンピュータ業界
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