研究者にとって、国際舞台で自身の研究結果を発信するために英語は必要不可欠なツールのひとつ。しかし、ビジネス用の英語レッスンは巷にあふれていても、学術研究者向けの英語を教えてくれる場はほとんどないのが実情です。初めての英語論文の執筆や学会発表は、研究室の先輩や仲間の見よう見まねで乗り越えた……という方も多いのではないでしょうか。本コラムでは、初めて英語論文を書く方や学術英語の基礎をもう一度押さえたいという方のために、自らも物理研究者であり、長年京都大学で英語指導を行ってきたパケット先生が、研究者による研究者のための“使える”英語論文執筆の基礎知識をご紹介します。 raiseとrise 他動詞「raise」は「(人や物)を上げる」という意味を持ち、「(高さなどが)上がる」という意味の自動詞「rise」に対応する語ですが、日本人学者の論文では前者が自動詞として使用される誤りをしばしば目にします*
![英語で混同しやすい用語や表現 『raiseとrise』 ~初級アカデミック英語講座~ | COLABORY / Beats!](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/4595e14ce5eb4c8083f4d1addcb62bc8eca52690/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fbeats.colabory.com%2Fwp-content%2Fuploads%2F2016%2F03%2Fenago_header01.jpg)