ネット上でのコメントはチャリティー行為自体への批判より“人格批判”が多かったと語る、東京大学准教授(社会学)の仁平典宏氏 タレントの紗栄子、高須クリニックの高須克弥院長、SMAP中居正広…熊本地震発生後、多くの有名人がチャリティー活動を実施した。 世間の反響は「被災地のことを本当に考えた行動!すごい!」と賞賛の声があがる一方で、「どうせ好感度アップが狙い。偽善にしか見えない」と酷評されるケースもあるなど、その明暗が分かれた。 有名人はその知名度や資産から、チャリティー活動を期待される存在だ。しかし、活動に少しでも落ち度があれば、すぐさまネット上で容赦のない批判に晒(さら)されてしまう。 一体、有名人にとって、どんなチャリティー活動が“正解”なのか? ボランティアやチャリティーなど慈善活動の歴史に詳しい東京大学准教授の仁平典宏(にへい・のりひろ)氏に「どうすれば有名人は叩かれずにチャリティー