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ブックマーク / blogs.itmedia.co.jp/akihito (43)

  • 【書評】『Think Simple―アップルを生みだす熱狂的哲学』:シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ

    NHK出版さまより、新刊の『Think Simple―アップルを生みだす熱狂的哲学』を頂戴しました。ありがとうございます。というわけで、いつものように簡単にご紹介と感想を。 副題に「アップルを生み出す熱狂的哲学」とあるように、書はアップルをお手にビジネスのヒントを学ぼうという一冊です。と書くと最近雨後の竹の子のように出版された「ジョブズ」「アップル」のn番煎じのように聞こえるかもしれませんが、著者のケン・シーガル氏は広告会社で長年にわたって故スティーブ・ジョブズ氏と共に働き、あの「Think Different」キャンペーンの企画にも携わった人物。またインテルやデルとも仕事をした経験があり、アップルのユニークさについて他の大企業との比較を交えながら説明してくれます。様々な商品やキャンペーンがどのように生まれてきたのか、当事者の視点からの解説を読めるというだけでも貴重な一冊でしょう。

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  • アルゴリズムの時代:シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ

    アルゴリズム――ICT業界に携わっている方であれば日頃から接している言葉だと思いますが、大多数の人々にとっては馴染みの薄い存在かもしれません。簡単に言えば「ある目的を達するための作業を手順化したもの」を意味する言葉ですが、特にコンピュータ内での処理を指して使われるので、自分には無関係だと感じられても無理はないでしょう。しかしアルゴリズムは既に、一般の人々にとっても直接的・間接的に関与しているものであり、その重要性は今後さらに増してゆく可能性が高いことを、最近出版された2冊のを紹介しながら考えてみたいと思います。 1冊目は『世界でもっとも強力な9のアルゴリズム』です。著者のジョン・マコーミック氏は英ディッキンソン大学でコンピュータ・サイエンスの教授を務められている方で、かつてはヒューレット・パッカードやマイクロソフトといった企業で研究者として働いた経歴も持つ人物。そんなマコーミック氏が、文

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  • 【お知らせ】メルマガはじめ〼:シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ

    流行ものに飛びつくなぁ、と囁く声が聞こえてきそうですが……最近メルマガがブームになっているということで、僕も始めさせていただくことになりました。タイトルは『シロクマノイズ』です: ■ 小林啓倫の『シロクマノイズ』 タイトルは気にするな!というお約束はさておき。上の写真からもお分かりの通り、配信プラットフォームはまぐまぐになります。先日オフィスにお邪魔して、ウチのクマ師と記念撮影をさせていただきました。なんて気楽なことをしているように見えますが、実は内心、これからどう運営してゆけば良いのだろう?という不安も感じています。 更新中の2つのブログとの兼ね合い。Yahoo!ニュースBUSINESSに寄稿させて頂いている記事との兼ね合い。そしてTAP-iで書かせて頂いているリレーコラムや、その他連載との兼ね合いなどなど。まさにノイズだらけのメルマガにならないよう、そして他の媒体でも記事を読んでいただ

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    Mamiccho
    Mamiccho 2012/09/15
  • 監視と信頼:シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ

    僕も小さな娘を持つ父親として、子供の行動をどう見守ってゆくか――あるいは「監視」してゆくか、という点には非常に関心があります。しかしどの程度が適切なのか、このアプリを見て悩んでしまいました: ■ MAMABEAR: HOW MUCH PARENT SUPERVISION IS TOO MUCH? (Tech Cocktail) 子供の行動を見守るアプリ、その名も「ママベア(母熊)」について。ちなみに公式サイトはこちら: ■ Mamabear - The Worry-Free Parental Control AppMamaBear | Woryy-Free Parenting フィルタリングソフトや「改札通過情報通知サービス」など、既に様々な見守り系サービスが登場していますが、ママベアはその総合版と言えるでしょうか。まずは「親アプリ」を両親の携帯電話に、「子アプリ」を子供の携帯電話にインス

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    Mamiccho
    Mamiccho 2012/09/01
  • 【書評】「待つ」のも大切な戦略――'Wait: The Art and Science of Delay':シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ

    1分でも速く、1秒でも速く。とにかくスピードが求められる現代では、証券市場のHFT(High Frequency Trading、高頻度取引)のように、1秒以下の行動が勝敗を分けることすらあります。しかし反射的に行動することが、当に正しい結果をもたらすのか――書'Wait: The Art and Science of Delay'は、その名の通り「待つ」ことの大切さを考えるです。 このスピード時代に「待つ」だって?と思われるかもしれませんが、一見すると素早い判断をしているように感じられても、実は「判断を遅らせる」という行為を効果的に行っている場合があることを書は指摘します。例えばテニスプレーヤー。瞬間的判断の最たるもののように思えますが、トッププレーヤーの行動を分析したところ、素早いのは体を動かす身体的能力だったとのこと。彼らはその素早さを利用し、可能な限り「待つ」、つまりより多

    【書評】「待つ」のも大切な戦略――'Wait: The Art and Science of Delay':シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ
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    Mamiccho 2012/09/01
  • モバイル社会の終わり:シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ

    映画館でも、DVDでもなく、ネット上で先行上映を行う。そんな映画が登場し、成功を収めているとのこと: ■ Internet Releases Join Cineplexes (Wall Street Journal) その映画は"Bachelorette"(バチェロレッテ、未婚女性の意味)というコメディ作品で、主演はキルスティン・ダンスト(『スパイダーマン』の……ではなく『ヴァージン・スーサイズ』の!と個人的には書いておきたいところ)。制作したのはRadius-TWCという組織なのですが、これは『愛を読むひと』などの作品がある映画制作会社ワインスタイン・カンパニーの一部門で、新しい映画配給のあり方を模索するのがミッションなのだとか。 『バチェロレッテ』はiTunes上で8月10日に公開され(レンタル形式で価格は10ドル)、映画館での公開は9月に、DVDの発売はクリスマス後に予定されているそ

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  • 議員銃撃事件をツイートした女性、Twitter上で取材攻勢の対象に:シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ

    同じ話での投稿が続いてしまいますが、米連邦下院議員のガブリエル・ギフォーズ氏が銃撃された事件について、もう1回だけ触れておきたいと思います。 この事件については、Twitterが誤報の拡散に関与してしまうという状況が発生していました: ■ 「誤報ツイート」は削除すべきか? (シロクマ日報) ■ 「銃乱射で女性下院議員が死亡」の誤報、マスメディアのツイッター利用で一気に伝播 (メディア・パブ) そしてもう1つ。Twitterと報道との関係において、別の問題が取り上げられています: ■ Seeking Out Sources, Made Transparent On Twitter (Nieman Journalism Lab) 事件の発生時、Caitie Parkerという女性(容疑者の高校時代のクラスメートとのこと)がこんなツイートを投稿していました(ツイートへのリンク): この事件、私の

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  • 中国の高速鉄道事故とミニブログ:シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ

    中国のネットと言えば厳しい検閲が有名ですが、先日発生した高速鉄道の事故に際しては、意外なほど関連情報の共有が行われていたようです。この件に関する中国国内のミニブログの動向を、以下の2つの記事が詳しく伝えています: ■ 感動!温州高速鉄道追突事件に見るミニブログの力 (中国網日語版) ■ Micro blogs play key role in rail disaster (China Daily) いったいどのような状況が見られたのか、時系列に沿って箇条書きにしてみましょう: 7/23 (事故発生の7分前): 現場近くに住んでいた"Smm_miao"というユーザーが、車両が不意に停車するのを目撃、乗客の安否を気遣うメッセージを投稿。 7/23 8:30 pm頃: 事故発生(北京南駅発福州駅行きのD301便と杭州駅発福州南駅行きのD3115便の高速列車が浙江省温州で追突)。 7/23 8:

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  • 【書評】進化するロボットが進化の謎を解く――'Darwin’s Devices':シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ

    これはまたユニークなです。バッサー大学のジョン・ロング教授が書かれた、「進化するロボット」についての'Darwin's Devices: What Evolving Robots Can Teach Us About the History of Life and the Future of Technology'をご紹介しましょう。 ロング教授の専門は生物学。生物学の教授がなぜロボットを――という疑問がまっさきに浮かびますが、進化を模して形質を変化・次世代に引き継ぐことが可能なロボットを作成し、それを通じて進化の謎を探っているとのこと。また進化はしないものの、古代生物の特徴を模したロボットを作成し、その動きを観察して生態を推測するという研究も行っています。テレビ番組に協力して、1億5000万年前に生息していた巨大な肉海獣「プレデターX」の狩りの様子を考察する、なんてこともされていま

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  • 【書評】仮面はバットマンか、それともブルース・ウェインか――'Batman and Psychology':シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ

    書評】仮面はバットマンか、それともブルース・ウェインか――'Batman and Psychology' 最新作『ダークナイト ライジング』がいよいよ公開されるバットマン。もはや単なるエンターテイメント作品の枠を超えて、哲学的な議論を提供する存在にもなっているバットマン・シリーズですが、今回ご紹介する'Batman and Psychology: A Dark and Stormy Knight'はバットマン/ブルース・ウェインの心理分析をしてしまおうという一冊です。 フィクションを基に「人間とは何か」を考える、というのはある意味で使い古された手法です。そもそも物語という存在自体が、娯楽であると同時に教育的な側面を持つものと言えるでしょう。しかも前述の通り、バットマンという作品はシリアスなテーマを扱うようになってきており(両親の死がきっかけで犯罪と戦うことを決意する、というプロットの時点

    【書評】仮面はバットマンか、それともブルース・ウェインか――'Batman and Psychology':シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ
    Mamiccho
    Mamiccho 2012/08/03
  • ビッグデータに最も必要で、最も欠けているもの:シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ

    カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が展開する日最大級のポイントサービス「Tポイント」。最近、佐賀県武雄市で図書館への導入が検討されて議論を呼びましたが、また問題になりそうな事態が報じられています: ■ Tポイント、医薬品の購入履歴を取得 販促活動に利用 (朝日新聞) 4千万人以上が利用する日最大の共通ポイントサービス「Tポイント」が、ドラッグストアで会員が買った医薬品の商品名をデータとして取得し、会員に十分な説明をしないまま販促活動などに使っていることがわかった。医薬品の購買履歴には、人が他人に明らかにしたくない情報が含まれることが多い。日薬剤師会などは「育毛剤を買った人にかつらの広告を送ったり、関節の痛みを和らげる薬を買った人に健康品を勧めたりしないか」と懸念。厚生労働省も問題視している。 武雄市のケースでも「図書館の貸し出し履歴」というセンシティブな情報(言うまでも

    ビッグデータに最も必要で、最も欠けているもの:シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ
  • 【お知らせ】「Yahoo!ニュースBUSINESS」への記事配信を始めました。:シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ

    遅ればせながらお知らせです。Yahoo!Japanが開設したビジネスパーソン向けサイト「Yahoo!ニュースBUSINESS」に、記事を配信させていただくことになりました。 ■ ヤフー、ビジネスパーソン向け「Yahoo!ニュースBUSINESS」を提供 (ITmedia +Dモバイル) 有名媒体の記事や、経済ジャーナリスト・コラムニスト・ブロガーの記事などを掲載するヤフーのサービスがスタート。意見の書き込みや記事の共有機能もある。 従来のYahoo!トップ画面とは対照的に、黒をアクセントにした落ち着いたデザイン。オフィス版よりもさらに情報配信にテーマを絞り、シンプルな画面となっています。ここに僕が書いたものを載せちゃっていいのだろうかと、投稿ボタンを押すのになかなか勇気が要るのですが……。 ともあれ、少しずつどんな反応が来るのかを見ながら、より良い「Yahoo!ニュースBUSINESS」向

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  • 不信の時代:シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ

    Truth is not what is, but what others can be brought to believe. -- Michel de Montaigne 真実とは事実のことではない。皆が信じられるものが真実なのだ。―― ミシェル・ド・モンテーニュ たまたま読んでいたで引用されている格言です。16世紀フランスの哲学者ミシェル・ド・モンテーニュの言葉とされていますが、出典が書かれていなかったので、誤りが含まれているかもしれません。ただ真実と事実の関係を捉えたこの言葉は、いま非常に重要な意味を持っているのではないでしょうか。 地球は丸い。地球は太陽の周りをまわっている。人間はサルから進化した、等々――これらは「事実」として多くの人々に受け入れられていますが、当にこの分野を研究している専門家でもない限り、実際にはモンテーニュが言うところの「真実」でしかありません。つまり私

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    Mamiccho 2012/07/12
  • トルストイの時代に電子書籍があったら、『戦争と平和』は短くなっていたのだろうか:シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ

    でもアマゾンの電子書籍リーダー「Kindle」が発売間近ということで、いよいよ電子書籍の普及が加速すると予想されていますが、電子書籍時代にはどんな変化が起きるのでしょうか。それを垣間見ることのできる話として、WSJに面白い記事がアップされています: ■ Your E-Book Is Reading You (Wall Street Journal) あらゆる電子メディアでは、利用者の行動履歴を簡単に把握することができます。ウェブの世界ではもはや口に出すまでもない話ですが、電子書籍が普及すれば、それと同じことが出版の世界でも起きるわけですね。これは以前から予想されていたことですが、もはや仮定の話ではなく、現実の取り組みとして進みつつあることがいくつかの事例を通して解説されています。 It takes the average reader just seven hours to read

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  • 「ロボット法」が制定される日:シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ

    雑誌'WIRED'2012年7月号の特集はロボット。ということで紙面/サイト上で様々な角度から最近のロボット関連の話題が解説されているのですが、個人的に興味を惹かれたのは「いまの法律でどこまでロボットを社会環境で使うことが許されるのか?」という話です: ■ No, You Can’t Use a Drone to Spy on Your Sexy Neighbor (Wired) 当然ながら解説は米国内の法制度が前提となっており、さらにロボットといってもヘリコプター型ドローン(何らかの目的を達成するために人間が操作、もしくは半自動で機能する飛行ロボット)を想定しているのですが、「ロボットを使ってお隣をのぞき見することは許されるか?」など、なかなか興味深い(笑)例が挙げられています。例えば: ロボットで盗撮してもOK?>そもそも盗撮という行為自体が犯罪なのでNG(当然です) ロボットを配達ビ

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    Mamiccho 2012/06/23
  • 「ソーシャルメディアで信用調査を」の是非:シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ

    仕事で初対面の相手がFacebookアカウントを持っていたので、会う前にプロフィールや近況アップデートを読んでどんな人かを確認した――最近ではこんな行動、珍しくないのではないでしょうか。また就職/転職活動において、企業側が応募者のソーシャルメディア情報をチェックしていた、などという話もたびたび登場するようになっています。このようにソーシャルメディアは「相手が信用できる人物かどうか」を確認するツールになりつつあるわけですが、それを企業が組織的に行うことが許されるのか?というテーマをめぐって、ドイツで騒動が起きています。 発端となったのは、ドイツの公共放送NDR(北ドイツ放送)の報道です。ドイツ最大手の信用調査機関シューファ(Schufa)がポツダム大学のHPI(Hasso Plattner Institute、SAP創業者の一人であるハッソ・プラットナー氏の寄付により設置されたIT技術教育

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  • 【書評】『2033年 地図で読む未来世界』:シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ

    早川書房さまより『2033年 地図で読む未来世界』を頂戴しました。ありがとうございます。ということで、いつものように簡単にご紹介と感想を。 まず何よりも印象に残ったのが、書の存在感。フルカラーの大型(しかも200ページ弱)ということもあるのですが、「地図で読む」というタイトルの通り様々な地図が使われているだけでなく、最近流行のインフォグラフも多用され、物理的な意味で「情報が押し寄せてくる」ような感覚を抱きました。ちょうど子供のころに、大きな百科事典を引っ張り出してきて、ワクワクしながらページを開いたような感想に近いでしょうか。 しかし書が扱っているテーマは、残念ながらワクワクするようなものではありません。人口爆発、環境破壊、糧難、エネルギー消費といった地球規模の問題について、様々なデータを基に2033年の世界の姿を描きながら、いま私たちがすべきことを問いかけるという内容。その視点は

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    Mamiccho 2012/06/06
  • 【書評】『リアルタイム・マーケティング』:シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ

    2011年8月にイギリス各地で発生した暴動。暴徒たちは携帯電話とネットを駆使することで、烏合の衆であるにも関わらず迅速に行動することを可能にし、警察組織を圧倒しました。首都ロンドンで8月6日に投入された警官の数は3500人。しかし暴徒を抑え込むことがはできず、対処療法的にずるずると追加の警官が投入され、5日目の8月10日までにその数は1万6000人(当初の4倍以上!)に達しています。 仮に警察側も迅速に行動して、初日からある程度大量の警官を対応に当たらせていたらどうなっていたか。ロンドン大学の先端空間分析センターが、そんな仮定の下に分析を行ったそうです: ■ Model suggests earlier response could have shortened London riots (Wired.co.uk) 結論から言えば、やはり迅速な行動があればより早期に収束できただろうとのこと

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    Mamiccho 2012/04/27
  • Twitterから信頼性の高い災害情報を抽出するTwitcident:シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ

    東日大震災後の日に代表されるように、世界各地で災害時におけるソーシャルメディア活用に注目が集まっている。災害の発生をいち早く伝える、被災者の安否を確認する、復旧・復興に関する情報を共有するなどその可能性は幅広く、米連邦緊急事態管理庁(FEMA)や米赤十字社などソーシャルメディア活用に乗り出している公的機関も多い。しかしデマや勘違いの拡散、風評被害の悪化など、信頼性の面では弱みを抱えているのが現状だ。 こうした弱点を克服するための様々なアイデアが登場しているが、オランダで開発されたTwitcidentは、機械的な分析によってTwitterの信頼性を高めようという試みだ。災害の発生を確認すると、TwitcidentはTwitterの検索を開始し、その災害に関連するツイートを収集する。そして独自のアルゴリズムで各ツイートの信頼性と情報的価値を評価、ランク付けを行うことで、有益な情報だけをユー

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    Mamiccho 2012/04/19
  • Facebookがオンラインデートの主戦場に?:シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ

    不況下でも衰えを知らない業界にはいくつかあるが、オンラインデート業界もその1つだろう。リサーチ会社のMarketdata Enterpriseは、米国における同業界が年平均7.2%で成長を続け、2015年までに17.6億ドルに達するだろうと予測している。またスタンフォード大学の研究によれば、米国でネットを通じて知り合ったカップルの割合は2009年時点で2割を超えており、同性のカップルに限定すれば6割を超えているそうだ。オンラインの出会いは既に、1つの市場を築いているのである。 しかしこの市場は参入障壁が低く、参加企業は過酷な競争を強いられており、それだけに新たなアイデアが生まれる場所となっている。大手企業の1つMatch.comを例に挙げると、同社はサービスを通じて蓄積された膨大な行動データを基に、「シナプス」という独自のアルゴリズムを開発。ユーザー自身ですら意識していない恋人選びの条件を

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    Mamiccho 2012/04/18