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ブックマーク / blogs.itmedia.co.jp/akihito (43)

  • 【書評】『小さなチーム、大きな仕事』:シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ

    相変わらず業が忙しく(ありがたいことです)、なかなか頂いた書評が書けないでいるのですが、ご献いただいたものについては全て目を通しております。この場を借りて御礼申し上げます。で、今回は久々に書評を。ハヤカワ新書から出版され、僕の身の回りではかなり評判の良い一冊『小さなチーム、大きな仕事―37シグナルズ成功の法則』です。 書の著者はジェイソン・フリードとデイヴィッド・ハイネマイヤー・ハンソン。この名前にピンとこなくても、"37signals"の経営陣と言えば興味を引かれる方も多いでしょう。まさに「シンプル・イズ・ベスト」という言葉を具現化したようなアプリケーションを世に送り出し、世界から賞賛を浴びている37signals社。その中心となる哲学のエッセンスをまとめたのが書です。なにしろ、 多くのものは小さくすればするほどよくなる。映画監督は、すばらしい映画を作るためによいシーンを切る

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  • 【書評】ダンジョンズ&ドラゴンズよ永遠に――"Of Dice and Men":シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ

    そんな「RPGといったらTRPG(テーブルトークRPG)でしょ!?」な方、かつ「TRPGの最高峰はダンジョンズ&ドラゴンズ!」な方、そしてアラフォー世代であれば、書"Of Dice and Men: The Story of Dungeons & Dragons and The People Who Play It"を涙無くしては読めないでしょう。 著者はフォーブス等にも寄稿されているジャーナリスト、David M. Ewaltさん。子供のころにD&Dに熱中したものの、ハイティーンになると「あいつD&Dやってるなんてオタクじゃね?」という視線に耐えられずに遠ざかり、最近になってもう一度「剣と魔法の世界」を遊びたくなって戻ってきた……という経歴の持ち主です(それ自分も同じだよ!という方も多いのではないでしょうか)。そんなDavidさんが、D&Dの歴史を振り返りつつ、自分にとってD&Dをプレ

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  • 『沈みゆく帝国』か、ジョブズ王朝の終わりか:シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ

    かつて地中海一帯に、ローマ帝国と呼ばれた国家がありました。そんなこと改めて言われるまでもない、ですよね。それではこの国はいつ始まり、いつ滅んだのでしょうか?始まったのは「紀元前27年の共和制から帝政への移行」?それとも「紀元前8世紀頃の都市国家ローマの形成」?終わったのは「395年の東西分裂」?それとも「1453年の東ローマ帝国滅亡」?東ローマ帝国はビザンチン帝国であってローマ帝国ではない、と思われるかもしれませんが、彼ら自身は自らを「ローマ帝国」と名乗っていたそうです。また1467年にはモスクワ大公のイヴァン3世がコンスタンティノス11世(東ローマ帝国最後の皇帝)の姪と結婚し、ローマ帝国の継承者を自称しているそうですから、考えようによってはもっと最近まで「ローマ帝国」が続いていたと言えるでしょう。 残念ながら歴史はあまり詳しくないので(大好きなのですがどうも人名や地名が覚えられません……

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    Mamiccho
    Mamiccho 2014/08/17
  • 『世界で闘うプロダクトマネジャーになるための本』8月22日発売です。:シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ

    お知らせです。監訳という立場で参加させていただいた『世界で闘うプロダクトマネジャーになるための~トップIT企業のPMとして就職する方法~』が来週金曜日の8月22日に発売されますので、ちょっとご紹介を。 Kindle版も同時発売されますので、電子版をご希望の方はご確認下さい。 原著のタイトルは"Cracking the PM Interview: How to Land a Product Manager Job in Technology"といって、直訳すれば『プロダクトマネジャーの採用面接を突破する――テクノロジー業界でプロダクトマネジャー職に就くには』といったところでしょうか。文字通り、テクノロジー業界(中でもGoogleAppleといったIT系企業)でプロダクトマネジャー(PM)職に就くために必要な情報や心構え、テクニック等がまとめられた一冊です。 著者の一人であるゲイル・ラーク

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  • 「3Dプリンター銃」は規制できるか:シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ

    海外では既に事例があったのですが、日でもついに「3Dプリンターで殺傷能力のある銃を製造、所持していたとして逮捕される」という事件が起きました: ■ 3Dプリンターで銃自作か 大学職員を所持容疑で逮捕(朝日新聞) 3D(3次元)プリンターで自作した銃2丁を所持していたとして、神奈川、兵庫の両県警は8日、湘南工科大職員の居村(いむら)佳知容疑者(27)=川崎市高津区=を銃刀法違反の疑いで逮捕し、発表した。居村容疑者は「警察が銃と認めたのであれば仕方がない」などと話し、容疑を認めているという。 神奈川県警の説明では、3Dプリンター製の銃の摘発は全国で初めて。 報道されている銃の形状から、例のDefense Distributedが開発した「リベレーター(Liberator)」かなと考えていたのですが、やはりそうだったようです: ■ 容疑者、米ネット情報を利用 3Dプリンターで銃自作(朝日新聞)

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  • 【書評】脳が求める物語とは――'Wired for Story':シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ

    テクノロジーの進歩によって、映像による娯楽を手に入れるのはごく簡単なことになりました。タブレット端末を通じて、好きな時間に米国の最新ドラマを観ることだって可能です。しかしそんな時代になっても、寝る間も惜しんで小説を読みふけってしまった、という体験は過去のものになっていません。目の前にあるのはただの活字なのに、なぜここまで惹きつけられるのか――'Wired for Story: The Writer's Guide to Using Brain Science to Hook Readers from the Very First Sentence'は、脳科学という観点からこの謎を考え、それを教訓として「読者を惹きつける物語」を創作するにはどうすべきかを論じた一冊です。 と言われても、「別に小説家になる気はないからいいよ」と感じる方も多いかもしれません。しかし「物語」というものがいかに人間に

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  • 【書評】『ジェフ・ベゾス 果てなき野望』:シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ

    今月初め、アマゾンから「ドローンを使った超即日配送サービス(プライム・エアー)を2015年に開始する」という計画が発表されました(参考記事)。アマゾンを文字通りのオンラインショップとだけ捉えている人にとっては、このニュースは「ただのネット書店がなぜ?」という驚き以外の何物でもなかったでしょう。アマゾンがAWS(アマゾンウェブサービス)のようなサービスも提供していることを知っていて、「アマゾンならあり得るかも」と感じた人でも、流石に2015年開始というのは盛り過ぎじゃない?と思ったのではないでしょうか。しかし書『ジェフ・ベゾス 果てなき野望―アマゾンを創った無敵の奇才経営者』を読んだ後であれば、アマゾンがドローンを飛ばすという未来に、何の疑問も感じなくなるのではないかと思います。どんなに非現実的で、実現不可能と思えるようなアイデアであっても、必要とあれば全力を傾けることができる存在――それ

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  • 【書評】『「エコノミック・アニマル」は褒め言葉だった―誤解と誤訳の近現代史』:シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ

    中世ヴェネチアの商人であったマルコ・ポーロは、13世紀頃に編纂された『東方見聞録』の中で、東洋に「ジパング」と呼ばれる黄金郷があると述べています。もちろんこれは誤った情報で、一節によれば、世界遺産にもなった中尊寺金色堂がモデルになっている可能性もあるのだとか。実はマルコ・ポーロ自身がジパングを旅したわけではなく、訪れた中国でジパングの話を耳にして、それをヨーロッパに伝えたわけです。 東方見聞録にはジパングだけでなく、ヨーロッパの東に位置する風変わりな国々の情報が収められており、マルコ・ポーロを嘘つきよわばりする声も少なくなかったそうです。しかし「世界の果てに黄金の国がある」という情景が人々の心に響いたのか、東方見聞録は写という形で広く普及し、後の大航海時代にまで影響を与えたと言われています。伝聞の中で情報が姿を変え、人々を動かすまでの力を得ることとなったわけですね。 現代に生きる私たちも

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  • 音楽検索アプリとネオナチ対策:シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ

    "Shazam"というスマートフォンアプリがあります。街角で流れている曲を聴いて「この曲なんだろうな」と思ったとき、その曲をマイクで拾うだけで、音から検索をして曲名を教えてくれるというもの。似たような音楽検索/音声認識アプリは他にもあり、同じ技術を使って、テレビの音声を拾うだけで見ている番組を識別してくれるアプリなども登場しています。 で、その音楽検索アプリと同じ技術を使い、ネオナチ対策に役立てるという取り組みをドイツ警察が検討中なのだとか: ■ 'Nazi Shazam': Police Devise App to Curb Far-Right Music (Spiegel Online) なぜShazamとネオナチ対策が結びつくのか。実はネオナチのような極右グループの思想を歌い上げるロックがあり(昨年だけで79曲がネオナチ思想を含んでいるとして有害指定されたとのこと)、彼らの集会でよく

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  • 【書評】クチコミを引き起こす要因を考える一冊"Contagious":シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ

    ソーシャルメディア全盛の時代となり、クチコミを起こすのはずいぶん簡単になった、と思われる方も多いのではないでしょうか。確かに毎日のように「ネットで話題のビデオ!」「話題の記事!」「ブログ炎上!」のようなニュースを目にしていると、面白いものさえあれば放っておいても拡散してゆくような印象を受けるかもしれません。しかしクチコミを専門的に研究しているケラー・フェイ・グループの調査によれば、クチコミ全体の中でネット経由のものはわずか7%であり、大部分(91%)は対面や電話越しに伝わってゆくのだとか。これが正しいとすれば、何がクチコミを起こすのかを考えるためには、ネットだけでなく現実世界での人間の行動を理解する必要があります。書"Contagious: Why Things Catch On"は、分かったようでよく分かっていない「なぜクチコミが起きるのか」をテーマにした一冊です。 Contagiou

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  • マシンが同僚になる時代に備えるために――『機械との競争』:シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ

    ちょうど半年前に"Race Against the Machine"というを紹介したことがありましたが、その邦訳書『機械との競争』がついに出版されました。良書なので改めてご紹介を。 機械との競争 エリク・ブリニョルフソンMITスローンスクール経済学教授) アンドリュー・マカフィー(MITスローンスクール) 村井章子 日経BP社 2013-02-07 売り上げランキング : 1075 Amazonで詳しく見る by G-Tools 書はもともと、エリク・ブリニョルフソン氏とアンドリュー・マカフィー氏が研究成果を電子書籍としてまとめたもので、紙版は存在していませんでした。しかし2011年に原著が発表されると大きな反響を呼び(FTやEconomistといった大手メディアでも取り上げられています)、昨年には紙版も(書を発行するためだけのDigital Frontier Pressという組織か

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    Mamiccho
    Mamiccho 2013/02/18
  • 「働きたい会社ベスト100」の従業員たちは、自社をどう語っている?:シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ

    最近ハードな話題が多かったので、ちょっと息抜き的に。 米Fortune誌が毎年発表している「最も働きたい会社ベスト100(100 Best Companies to Work for)」。2011年度版が既に発表されているのですが、アンケートを通じて得られた従業員のコメントを分析・整理し、簡単に確認できるようにされたインタラクティブ・チャートが公開されています: ■ Best Companies to Work For data visualization: What employees say (Fortune on CNNMoney.com) こちらがそのスクリーンショット。チャートは2種類に分かれていて、右側(赤)が全アンケート中の頻出単語を分析できるパート、左側(青)が同じ分析を企業単位(ベスト25以内に入ったもののみ)で行えるパートとなります。 まず右側ですが、言うなれば現在企業

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  • Kindleで3Dプリンタの本を出してみた。:シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ

    いよいよ日でも出荷の始まるAmazon電子書籍端末「Kindle」。iPhone/iPad等のアプリを通じて「電子書籍フォーマットとしてのKindle」自体は既に読まれている方も多いと思いますが、ついに端末も上陸するということで、日でどこまで普及するか興味深いところです。 そして電子書籍プラットフォームとしてのKindleが普及した場合、どうしても気になるのが関連サービスである「Kindle Direct Publishing(KDP)」。その名の通り、個人でも(出版社等を通じずに)Kindleフォーマットの電子書籍が出版でき、さらにAmazon上で販売もできる!というサービスです。これは乗るしかない、このビッグウェーブにということで、僕も一通りKDPを体験してみました。以下、簡単ですがまとめです。 1. ネタを選ぶ ここは一番楽しいところですね。何しろ「こんなテーマで書きたいんです

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  • 【書評】嵐の前の期待と不安――『MAKERS―21世紀の産業革命が始まる』:シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ

    『ロングテール』『フリー』のヒット作で有名な『ワイアード』誌編集長のクリス・アンダーソン。注目の最新作『MAKERS―21世紀の産業革命が始まる』が発売されました。今回のテーマは「メイカームーブメント(Maker Movement)」。かつて技術の進歩により、出版業が「デスクトップ・パブリッシング」という形で個人の手の届くものになったように、製造業にも「デスクトップ・マニファクチャリング」あるいは「デスクトップ・ファブリケーション」が起きつつあり、個人や起業家がものづくりに参加するようになってきている状況を解説した一冊です。 書の内容を知った時、一冊のを思い出しました。2006年(原著は2005年)に出版された『ものづくり革命 パーソナル・ファブリケーションの夜明け』です。MITビット・アンド・アトムズセンターの所長を務めるニール・ガーシェンフェルド氏が書かれたで、副題が示している通

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    Mamiccho
    Mamiccho 2012/10/29
  • 【書評】ジェフ・ベゾスとは何者なのか――『ワンクリック』:シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ

    スティーブ・ジョブズ亡き後、彼のカリスマを継ぐ経営者として期待されている人物が何人かいますが、ジェフ・ベゾスもその一人と言えるでしょう。言わずと知れたアマゾンの創業者で、最近は電子書籍プラットフォーム「キンドル」を巡って動向が注目されています。これまではジョブズのような研究は出版されていませんでしたが(ジョブズの扱いの方が例外なのでしょうが)、ついに格的な「ベゾス」が登場しました。それが『ワンクリック―ジェフ・ベゾス率いるAmazonの隆盛』です。 書はベゾスの生い立ちからアマゾンの立ち上げ、その躍進と低迷、そしてキンドルやクラウドサービスといった近年の成功までを時系列で解説しながら、彼の性格や経営スタイル、アマゾンという企業がビジネス界にもたらした影響などについて考察が行われています。正直、生い立ちからアマゾンを立ち上げる前までの経歴について詳しい解説を読むのは初めてで、意外な話

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  • 存在感の些細な源泉:シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ

    科学未来館で開催中の「デジタルコンテンツEXPO2012」を見に来ています。透明プリウスに拡張満腹感、さらには触手ロボットに至るまで、様々な展示が満載。土曜日まで開催されていますので、コンテンツ系の最先端の取り組みを体験したいという方はぜひチェックしてみて下さい。 さて、そのDCEXPO2012で展示されていた技術の1つがこちら。NTTコミュニケーション科学基礎研究所が開発したもので、「MM-Space: 次世代ビデオ会議のための会話場再構成システム」と名付けられています: 一見すると何の変哲もないフラットスクリーン(性格にはプロジェクタを使用した透過型スクリーン)に、女性の表情が映し出されているもののように感じられます。「ビデオ会議のシステム」と言うだけあって、参加者1人に1台のスクリーンが割り当てられているのでしょう。とそこまでは普通なのですが、実はこのスクリーンにはもう1つ仕掛け

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  • 若者は旅行の何から離れているのか?:シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ

    今週の『週刊 東洋経済』の特集は「日人の旅」。そして『週刊 ダイヤモンド』の特集は「ホテル&旅館大淘汰」と、ちょうど近いテーマが扱われていました。オルタナブログで岩永さんも言及されていますが、品川のホテルパシフィック東京が休館を発表するなど、不況の波をもろに被っている旅行・ホテル業界。その状況を打開するため、大胆な発想転換が生まれつつあることが紹介されており、どちらも面白い特集でした。 中でも興味を惹かれたのが、『東洋経済』の特集にあった「若者の『旅行離れ』は当か」というパート。確かにこのところ「若者の○○離れ」という言葉があちこちで囁かれ、その中に「旅行(特に海外旅行)」も含まれていますよね。しかしその実情(当に旅行離れしているの?)や原因(ネットが普及したから?)をめぐって様々な意見が出ていることはご存知の通り。東洋経済でも、アンケートで旅行を「好き」と回答する若者が少なくないこ

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    Mamiccho 2012/10/16
  • 資産としての「デジタル足あと」:シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ

    毎朝元気に散歩していた人が、急に家にこもりがちになった。あるいは毎晩スーパーに材を買いに来ていた人が、急にデリバリーで済ませるようになった――こういった行動パターンの変化は、当然ながら何らかの体調不良を意味することがあります。今までは周囲にいる家族や友人が変化に気づき、「病院に行けば?」などとアドバイスしてくれたわけですが、今後はその役目をスマートフォンが果たすことになりそうです: ■ Apps Alert the Doctor When Trouble Looms (New York Times) スマートフォン上に残された行動記録(位置情報の履歴や通話・メールなどのコミュニケーション履歴)を分析して、病気の兆候と考えられる行動パターンの変化を把握し、適切な措置(医療関係者への通知など)を行おうという取り組みについて。最近はビッグデータが話題ということで、このような取り組みにがあると聞

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  • #炎上TV と「参加」の限界:シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ

    昨日の深夜、つまり今日の未明に放映されたTBSの番組「大炎上テレビ」。生放送でスタジオの芸能人が議論するのを見ながら、視聴者もツイート、公式サイト上でのアンケートへの回答、ならびにLINEを彷彿とさせる「スタンプ」を通じて参加ができるというものでした。いまでこそ「視聴者の皆様もツイッターでご意見をお寄せください」的な番組は珍しくありませんが、大炎上テレビではスタンプをリアルタイムで表示する(スタンプの内容は番組側で設定するので放送禁止用語が流れる心配はなく、視覚的効果も得られる)という捻りを加えることで、視聴者参加の性格を色濃くしているのが売りだったと思います。 発想は面白く、またバスキュールが手掛けたシステムも視覚的で楽しいものでした。ただ、こういった「ネットと連動して視聴者の参加をつのる」という番組を観ると、いつも思い出す文章があります。ニューヨーク大学のクレイ・シャーキー教授が『

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  • 忍び寄るロボット記者:シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ

    はてなブックマークで「10年後に『える仕事』『えない仕事』~グローバル化で職の72%は消える」という記事が注目を集めています。同名書の書評として書かれたものですが、1つ付け加えるとすれば、グローバル化以外の要素が「職を奪う」ことも考慮する必要があるでしょう。そう、以前も触れたこんな要素ですね: ■ 【書評】機械は敵か味方か――'Race Against the Machine' テクノロジーの進歩により、自動化に関係する技術が高度化+低価格化。「人間にしかできない仕事」や「人間に任せた方が早い仕事」の領域が急速に縮みつつあり、機械が職を奪うという状況が現実のものになっていると指摘する一冊でした。中国のフォックスコン社ですらロボットの大量導入を計画中であるとすれば、この状況がいかに差し迫ったものであるか実感できるのではないでしょうか。 とはいえいわゆる「クリエイティブ」な仕事であれば、機

    忍び寄るロボット記者:シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ
    Mamiccho
    Mamiccho 2012/09/22