水田一郎(分担研究者)・研究協力者(木下朋子),2006, 「摂食障害とひきこもりの関連についての研究」, 『厚生労働科学研究費補助金(こころの健康科学研究事業)分担研究報告書』. ひきこもり経験の有無として、「あなたはこれまでに、世間一般で言われているようなひきこもりの経験がありますか」という質問に対し、「ある」と答えた人は17名(44%)であった。 「世間一般で言われているような」という質問文は良いのか悪いのか。やはり基準を決めた方が良いような気はする。 また、「これまでにひきこもりの状態であった期間を合計するとどのくらいの期間ですか」という質問に対する回答は、平均1.3年(範囲:1カ月〜17年)と、期間には大きな幅がみられた。 ひきこもりと摂食障害の発現順序を把握することを目的とした「ひきこもりと摂食障害のどちらが早く始まりましたか」という質問に対しては摂食障害の方が早く始まったと回