時々ぼくの木には誰もいないんじゃないかと思うことがある。それはブログを書く前もそうだったし、ブログを書いてからもそうだ。例えばぼくは時々「その人が何を考えていたかなんて、本人じゃなければ分かるはずないじゃないか」という言葉にぶつかる。これはいつでもどこでも突き当たる。こう考えている人は本当に多い。しかしぼくの考えでは、それは全く逆なのである。 人の「考え」というのは、ぼくはその人の「目」のようなものだと思っている。目は、他の人からは見ることができるけれども、本人には一生見ることができない。わずかに鏡越しに見ることができるくらいである。考えもそうだ。その人の考えていることは、他人からは見ることができるけれども、自分では見ることができない。自分を一番知らないのは自分自身である。自分以外は、みんなその人のことをよく知っているのだ。その人が何を考えているかなんていうことは、本人以上に周囲がよく分か