他人の体型や年齢をネタにするのは下品です。デブとか中年とかも同然だし、チビとかメガネとかハゲとかもぜんぶダメ。そんなあたりまえのことを、批評や思想の読者がわかっていないことに驚愕する。
![東浩紀 Hiroki Azuma on Twitter: "他人の体型や年齢をネタにするのは下品です。デブとか中年とかも同然だし、チビとかメガネとかハゲとかもぜんぶダメ。そんなあたりまえのことを、批評や思想の読者がわかっていないことに驚愕する。"](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/2222a4663efb69c6b9f56e4a6b93737cb142691d/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fpbs.twimg.com%2Fprofile_images%2F1322114245467598850%2Fpz_yTcye.jpg)
社会は存在しない 作者: 限界小説研究会編,笠井潔,小森健太朗,飯田一史,岡和田晃,小林宏彰,佐藤心,蔓葉信博,長谷川壌,藤田直哉出版社/メーカー: (株)南雲堂発売日: 2009/07/03メディア: 単行本購入: 18人 クリック: 363回この商品を含むブログ (44件) を見る先日のSF乱学講座で会ったとき、Amazonで在庫がなく、手配まで数週間かかる表示になっていたという話をしたら、岡和田晃さん本人にではこれを、と頂いてしまった「社会は存在しない」を読み終えた。 全体的な感想にこちらがあるのだけれど、 『社会は存在しない』限界小説研究会編 - logical cypher scape これにレスポンスしている東浩紀の以下の文章を読んで唖然としてしまった。 批判について - 東浩紀の渦状言論 はてな避難版 「ある執筆者のあまりに論争的なスタイルには首を傾げました」と、東氏自身をも
東浩紀です。一週間ほど休暇を取り、日本とネットから離れていました。ブログのほう、ご無沙汰してすみません。 さて、帰国後すぐに「ヱヴァンゲリヲン劇場版:破」を観てきました。この作品についてはおそらくあちこちで語ることになると思うので、短い感想だけ。 結論から言えば、ぼくの予想よりもはるかによかったです。まずは新しい使徒のデザインがすばらしい。このために劇場に足を運んでも後悔しません。批評家的には、たとえば新キャラ眼鏡っ子に注目でしょうか。彼女はゼロ年代的というか決断主義的というか、要は西尾維新キャラとして導入されており、90年代ひきこもり組(シンジ&レイ)と対照的な存在です。そこに、2009年にこの作品を問うことの意味は十分含まれていると言えなくもない。 ほか鑑賞中も、批評的な物語*1がいくつも思いつきました。おそらくぼくは、批評家としては、この作品を評価するべきでしょう。少なくとも「序」よ
うちの娘の汐音は、最近「まったり」という言葉をどこかで覚えてきました。 「今日、休みだけど、しおちゃんどうする?」「家でまったりする」などという会話が交わされています。「まったりってどういう意味?」と尋ねると「休むこと」という答えが返ってきました*1。「どこでまったりという言葉を覚えたの?」と尋ねると、「魔法使いが教えてくれた」とのことです。彼女のいう「魔法使い」は、うちの近くの公園の雑木林内に住んでいるらしいのですが、そいつは宮台信者なのでしょうか。意外なところに宮台読者がいたものです。 とにもかくにも、娘は3歳半にして、すでにまったりを覚えたようです。 *1:親としてはこの会話はこれはこれで衝撃で、つまりうちの娘は、いつのまにか「意味」という言葉の意味を理解していたわけです。
永遠の精神的幼児 東浩紀『ゲーム的リアリズムの誕生』講談社現代新書 著者のデビュー作『存在論的・郵便的』は名著とよぶに値するが、その後、彼の出したおびただしい「オタク本」は、若い評論家が自分の世界を確立する前に売れっ子になって、メディアに「ほめ殺し」されるパターンの典型だ。彼の師匠である浅田彰氏がその典型で、経済学者としては何も業績を残していない。私も、著者に「へたにメディアに消費されるとつぶされるから、雑文を書き散らさないでちゃんと勉強したほうがいい」と助言したのだが、案の定ただのオタク評論家になってしまった。本書も『動物化するポストモダン』の延長上で、自分の身の回りのオタク文化を論評しただけで、とても読むに耐えない。 GLOCOMの騒動では、中山素平氏も含めて運営委員会で承認された副所長の人事を「所員が納得していないから話し合え」と東がしつこく電話してくるので、私が「管理職の人事に
「文化庁のメディア芸術100選」のアニメーション部門・自由記入欄得票数第1位に選ばれたという同作品。話題にしている人も多い作品なので観てみた。 ライトノベルの谷川流原作「涼宮ハルヒシリーズ」のアニメ化なので、あらすじを知りたい人はwikipediaの「涼宮ハルヒシリーズ」を見てもらえばいいと思う。さて僕がこの作品を見て想起したのは「マンガ・嫌韓流」に関して東浩紀が語ったことだった。 手元に「論座」が見つからなかったのでとりあえずネット上から該当部分を拾って抜粋してみる。 …『マンガ嫌韓流』を一読して印象に残ったのは、表面の熱気とは裏腹の、冷笑的な空気である。…公平を期すために言えば、そこには説得力のある議論もある。しかし、それらの議論は、日韓関係の改善に繋がる積極的な提案に結びつくわけではない。結局残るのは、「歴史問題にしても竹島にしても、韓国人はどうしてこう話がわからないんだ、まあバカだ
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