ブックマーク / www.newsweekjapan.jp (22)

  • 寛容の国オランダもブルカ禁止へ王手

    包囲網 ブルカ禁止の動きはヨーロッパ全体に広がり、既にフランスやベルギーでは禁止法が施行されている Jean-Paul Pelissier-Reuters オランダの連立政権は先週、イスラム教徒の女性が顔や全身を覆う「ブルカ」や「ニカブ」の着用を禁止する法案を来年までに可決すると宣言した。今週にもブルカ禁止法案が議会に提出され、その後は上下院で審議される予定だ。 連立政権に参加する中道右派のキリスト教民主勢力(CDA)いわく、宗教的な理由でブルカの着用を禁じようとしているわけではないという。法案が適応される対象にはブルカやニカブだけでなく、バラクラバ帽(防寒用の目出し帽)やスキー用のマスク、ヘルメットなど不必要に顔を覆い隠すものも含まれる。 着用禁止の理由として、内務省は「誰かに会った際に互いの顔を確認できないと困るから」と説明している。 しかし、それだけが理由なのか。連立政権には、反イス

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    Mikagura 2012/01/30
    男女平等の理念を阻害する、という理由であれば、何故、着用それ自体を禁ずるのか。手段があって言い訳としての目的設定になってやしないか。
  • 戦没者を悼むポピーが意味するもの

    BBCニュースを見た日人の友達から質問されたことがある。テレビに映るイギリス人がみんな、小さな赤いバッジを着けているのはどうして? 11月だったから、僕はすぐにピンときた。イギリス人が英霊記念日の近辺で身に着ける「ポピー(ケシ)」のことを言っているのだ。退役軍人のために募金をすると、引き換えに造花のポピーをもらえる。これを着けていると、戦没者に感謝の意を表することになる。 このポピーはイギリス人にとってはあまりに当たり前だったから、日人の友達がそれに目をとめて、わざわざ質問してきたことに興味を引かれた。 僕達が生まれる前からずっと、11月11日の英霊記念日が近づくとイギリス人はポピーを胸に飾り、この日に最も近い日曜日には全国で慰霊式典が行われてきた。 ところが友達から指摘されたことで、僕はこのイベントがかなり肥大化していることに気付かされた。今ではテレビ出演者は全員必ず、とりわけ英霊記

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    Mikagura 2011/12/04
    日本でも終戦記念日や原爆投下の黙祷やら、先の震災以降不謹慎だ何だ言われたりしていたわけで、他人事ではないよなぁとも。
  • 民主主義のパラドックス

    民主化を進めると、過激な思想を持つ勢力が伸長する。これが民主主義のパラドックスと呼ばれるものです。 たとえば戦前のドイツ。民主的な選挙の結果、ナチス・ドイツが政権を掌握しました。 パレスチナでは、評議会議員の選挙を先延ばししていた自治政府に対して、アメリカが「民主的な選挙を実施すべきだ」と圧力をかけ、2004年12月、議員選挙が行われました。結果は、反イスラエルの立場をとるイスラム原理主義勢力ハマスが勢力を伸ばし、以後、中東和平は停滞したままです。 今回の「アラブの春」でも、この民主主義のパラドックスが再現されそうです。9月9日、エジプトの首都カイロで大規模な反イスラエルデモがあり、デモ隊の一部はイスラエル大使館を襲撃。館内に侵入して機密文書らしきものを窓からばら撒くという事件が発生しました。これを受けてイスラエル大使館員は国外に退去。エジプトとイスラエルの関係が悪化しています。 エジプト

    民主主義のパラドックス
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    Mikagura 2011/09/27
    ドイツの例はちょっと紋切り型だけどまぁ。民主制は万能薬ではないのであって、問題は何故民主制が必要なのか。自由と民主主義によって何を達成するのか。
  • ロンドン暴徒から社会保障を剥奪せよ

    後先を考えず ロンドンのピムリコ地区で起きた暴動後、警察に連行される男性(8月12日 Peter Nicholls-Pool-Reuters イギリス全土で1900人以上の逮捕者を出したロンドンの大暴動。主に低所得者層の若者が暴徒と化したといわれるが、デービッド・キャメロン首相は、こうした暴徒から社会保障を剥奪せよという市民の訴えに同調する姿勢を見せている。既に、身柄を拘束された暴徒の家族に対し、公営住宅からの立ち退き処分を決めた自治体もある。 キャメロンは先週、「自分たちのコミュニティーで略奪行為を行う者」が公営住宅に住み続けることを認めるべきではないと語った。「公営住宅を出れば、家賃の高いところに移らざるを得なくなるだろうが、彼らは先のことを考えた上で行動すべきだった」 暴動に加担したとされる容疑者に対する社会保障費の支給をやめるかどうかについては、来月国会で審議される予定だ。その際に

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    Mikagura 2011/08/15
    ストレートに不寛容へ傾きつつあると。
  • 米軍撤収は勝利ではなく破産の証し

    戦争は無駄遣い? 外国での戦争より教育や雇用など国内問題への関心が高まっている Jose Luis Magaua-Reuters 激しい党派対立に明け暮れているアメリカ政界で、奇跡的に1つのコンセンサスが形成されている。それは「駐留米軍を撤収させるべきだ」という主張だ。 バラク・オバマ米大統領は最近、アフガニスタン駐留米軍の撤収計画を発表した。今年中に1万人、来年夏までに2万3000人が帰国。09年12月にオバマが増派を命じた兵力がすべて撤収することになる。 これは勝利の証しではない。破産の証しだ。「財政面からみて、アメリカはイラクとアフガニスタンに金を使い過ぎている」と、ある政府高官はニューヨーク・タイムズ紙に語った。 以前は民主党の一部の勢力や共和党が撤収に反対した。だがオバマの撤収計画発表の数日前に行われた共和党大統領候補の討論会では、全員がオバマ以上にハト派的な発言を競い合った。

  • 収容所国家中国の深い闇

    アーティストの艾未未は釈放されたが、中国共産党は「アラブの春」の飛び火を恐れて天安門事件以来最も過酷な弾圧を続けている アーティスト人生で最も注目を集めたパフォーマンスは、柄になく控えめだった。中国で最も著名な芸術家で反体制活動家の艾未未(アイ・ウェイウェイ)が6月22日、11週間ぶりに釈放されたが、見るからに精気がなかった。 「短いほうが元気が出る」ので自分で髪を切ったと、北京のアトリエで報道陣に冗談を言ってみせたが、拘禁生活の過酷さは隠せない。以前より痩せ、目には恐怖の色が見て取れた。 1年間発言を禁じられているとの理由で、拘禁生活についてはコメントを拒否。当に自由になったのかは分からないと、誌記者に話した。「裁判は行われないはずだが、先のことは分からない」 拘禁中に拷問されたのかという問いを投げ掛けると、一瞬沈黙してこう答えた。「何も言えない。申し訳ないが」 温家宝(ウエン・チア

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    Mikagura 2011/08/03
    現実問題この国の状況を変えられるもんなんだろうか。あれだけ強固で巨大な独裁国家て。
  • こんなに政治家がダメでも日本が機能している理由 | TOKYO EYE | コラム&ブログ | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

    今週のコラムニスト:レジス・アルノー 〔7月27日号掲載〕 アメリカの作家ポール・セローはかつて、東京があまりに効率的なのに感服して「これは都会じゃない、機械だ」と評したことがある。 確かに東京は最高に効率的な都会の1つだ。しかも人間に頼らず、自力で機能しているらしい。13時24分に到着予定の電車は13時24分ぴったりに到着するし、荷物は指定した時間にきちんと届く。忘れ物をしても、たいていは戻ってくる。この街に「想定外」はない。 東日大震災が発生した3月11日も、東京で印象的だったのは混乱ではなく秩序だった。あれがパリなら略奪が起きていただろう。アメリカ人も、大型ハリケーン「カトリーナ」がルイジアナ州を襲ったときは大混乱に陥った。 だが日は違った。外資系の銀行に勤める友人は、3月11日の午後4時に金融庁に電話して、いつもどおりに営業終了後の報告が必要かと聞いたそうだ。すると金融庁の職員

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    Mikagura 2011/08/02
    誰も政治に興味なんてないからね。あるのは今日の晩ご飯のことだけ。そうした小さく独立した意思が歯車となってお互いを動かし続けてる。良いも悪いも無く。|それはそうとアフリカdisってんのかメーンw
  • 加藤嘉一くんはなぜ「中国で一番有名な日本人」なのか

    Newsweek Japan誌に掲載された李小牧さんのコラム「中国で一番有名な日人、加藤嘉一君への手紙」を読んで感じたところを先日、ブログを書いたところ、ツイッター上で大論争が巻き起こった。わたしは、中国人として日語と中国語で発言する李小牧さんが、日人として中国語で、また最近は日語でも発信し始めた加藤くんに「先輩」として向けた言葉は非常に意味があると思っている。しかし、日人読者がその李さんの言葉をタテに加藤くんの若さや経験不足をあげつらうのはどうかと感じている。 その時の討論内容についてはインターネットで読めるので、ここでは特に取り上げない。しかし、一人の中国在住の日人としてわたしは、加藤嘉一くんという27歳の若者が「なぜ中国で一番有名な日人になったのか」を、もっと日人は知るべきだと思う。ここで言いたいのは彼の生い立ちではなく、彼が「一番有名な日人」になった背景である。

    加藤嘉一くんはなぜ「中国で一番有名な日本人」なのか
  • フランスのブルカ禁止には大賛成

    顔が見えない イスラム女性のベール「ニカブ」を着用して車を運転していたとして罰金を課されたフランスの31歳女性(ナント、6月28日) Stephane Mahe-Reuters 友好的な民主主義国家が下した法律上の決定を、外国政府が非難するなど極めてまれなことだ。 7月13日、イスラム教徒の女性が顔や全身を覆うベール「ブルカ」など――「携帯する女性の監獄」と表現した人もいた――を公共の場で着用することを全面的に禁止する法案をフランス下院が可決した。これについて米国務省は14日、正式に非難のコメントを出した。 「宗教的信念に基づき人々が何を着ていいか、何を着てはいけないかを法律で定めるべきではないと思う」と、国務省報道官のフィリップ・クラウリーは声明を発表した。 おまけにロサンゼルス・タイムズ紙やナショナル・パブリック・ラジオ、さらには普段はフランスのやり方を賞賛してばかりの右派のコメンテー

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    Mikagura 2011/05/28
    フランス人の記事。本気で言ってるならちょっとどうかしてる。
  • 大統領とは殺人を命じる職でもある

    ウサマ・ビンラディン殺害に沸くアメリカ。パキスタンの隠れ家にいるビンラディンを確認した米海軍特殊部隊は、丸腰のビンラディンに対して躊躇なく銃弾を見舞いました。オバマ大統領の命令を実行したのです。身柄を拘束するつもりは最初からなく、殺害するのが目的だったようです。 パキスタンという他国の領土に勝手に入り込んで、ビンラディンを殺害するなど、まさに暗殺作戦。そんなことが認められるのか。こう問われた米政府首脳は、「太平洋戦争中、日軍の山五十六司令長官を暗殺したのと同じで、戦争中の司令官殺害は正当な戦争行為だ」と答えたとか。まさか、ここに山五十六が出てくるとは思いませんでしたが、米政府は、ビンラディンが率いたアルカイダと戦争をしているという認識であることがわかります。そういえば、2001年9月11日の同時多発テロを受けて、当時のブッシュ大統領は、「これは戦争だ」と叫びました。それが、いまも続い

    大統領とは殺人を命じる職でもある
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    Mikagura 2011/05/12
    一応ブクマ。
  • 中国FB会員25万人が一夜で消えた

    今週初め、フェースブックが中国の検索大手「百度(バイドゥ)」と提携し、中国向けのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を作るという報道があった(当に提携が成立したのかどうかは、まだ確認できていない)。これに関連し、人気ブログ「シャンハイスト」の初代編集長ジェシカ・コルウェルは、中国のフェースブック・コミュニティで実に奇妙な現象が起こっていることを発見した。 昨年12月にフェースブック創業者のマーク・ザッカーバーグが訪中したのを受けて、中国のフェースブック・ユーザー数は今年2月には倍以上に増えた。だが今月はその数が激減している。少しずつ減ったのではない。4月5日にフタを明けてみたら、ユーザーの約4割が消えていたのだ。 4月5日といえば、現代アーティスト艾未未(アイ・ウェイウェイ)が拘束された2日後だ。ひょっとすると偶然かもしれないが(そうは思えない)、ともかく25万人のフェースブ

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    Mikagura 2011/04/14
    (;゚Д゚)シャレにならん。
  • 福島の事故で原発産業は終わったか

    を襲った巨大地震と津波の破壊の凄まじさには胸が痛む。できるだけ多くの義援金を寄付するべきだ。地震と津波の直接の爪あとは見るからに明らかだが、ニューヨーク・タイムズ紙はもっと重大な長期的影響の可能性を指摘している。全発電量に占める原子力発電のシェアを上げることで地球温暖化を防ぐ計画が頓挫することだ。 基的な構図は単純だ。温暖化を防ぐには唯一、温室効果ガスの排出を減らすしかない。それは同時に化石燃料への依存を減らすことだ。省エネや燃費向上、風力発電のような自然エネルギー利用も役には立つが、それだけで温暖化を防ごうと思えば生活水準を大幅に切り下げなければならなくなる。 だからこそ、エネルギー需要の将来予測には、アメリカも含む多くの国がもっと原発依存を高めることを前提としたものが多くなっている。そのほうが現実的だからだ。もちろん原発だけで温暖化問題を解決できるわけではない。だがもし原子力発電

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    Mikagura 2011/03/24
    "だから、高速道路での事故や入浴中に転ぶことよりテロ攻撃を恐れる。どちらの被害に遭う可能性が実際高いかといえば前者のほうなのに。"
  • 震災と英メディアに翻弄された友人

    イギリス時間3月11日の朝、僕は長い付き合いの友人、マークから携帯メールを受け取った。日で地震があったという。 その後の数日は、僕にとっては奇妙な日々が続いた。かつて僕がさまざまに報道してきた日という国が、突如として世界中のメディアの注目を一身に集めている。マークにとっても奇妙な感覚だったろう。自身がそのニュースに巻き込まれているのだから。 マークは僕よりも後に日にやって来て、東京で数年教師として働き、宮城県出身の女性と結婚した。そして今、震災によって彼の義母と義兄弟が行方不明になっている。現在はイギリスで暮らすマーク夫は、彼らの消息を必至になって探していた。 マークはイギリス外務省に連絡したが、彼の義母らはイギリス人ではないということで、在英日大使館に問い合わせるようにと言われた。日大使館は、イギリス外務省に尋ねるようにと言ってきた。 マークのは家族を行方不明者リストに載せ

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    Mikagura 2011/03/24
    ひとはひと、うちはうち。それぞれ都合があるからね。
  • フランス文化の一部、タバコを守れ!

    歴史的著名人のポスターからもタバコを消し去る厳しい規制に国民の怒りが爆発。文化的アイデンティティーに深く根ざす喫煙カルチャーを見直す動きが高まり始めた どうやらフランスは、長年築いた喫煙カルチャーを消し去ることはできないと悟ったらしい。同国政府は今週に入って、喫煙をめぐる規制に例外措置を認める方向へと一歩を踏み出した。 とはいえ、禁煙国への道を諦めたわけではない。今回の動きは、公共の場からタバコの映像や画像を一掃するという検閲まがいの取締りを改めようというものだ。 タバコの直接的・間接的な広告が禁じられているフランスではここ数年、公共の場に掲げられた著名なフランス人の写真やポスターに写っているタバコまで「消去」されるようになっていた。 しかし、哲学者ジャン=ポール・サルトルやコメディー映画の巨匠ジャック・タチなど、タバコがトレードマークだった著名人のポスターからもタバコが消されていくのを見

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    Mikagura 2011/02/02
    『「歴史の歪曲、精神的な営みに対する検閲、現実の否定といった行為は凶悪な全体主義国家で行われるものだ」と、同法案には記されている』 煙草やってない私から見たって、最近の嫌煙ファシズムはマジキチ。
  • エジプトの次は中国、にはならない理由

    よくできた構造 中国でも抗議デモは起きるが、怒りの矛先は政府に向かない (2010年10月、湖北省武漢市で起きた反日デモ)Reuters チュニジア、エジプトと中東諸国では反政府デモと騒乱の嵐が吹き荒れているが、同じような事態が中国に飛び火する可能性はあるか? 端的に言って、可能性はほとんどなさそうだ。理由は2つある。 1つ目は、中国は一党独裁体制ではあるが、国民1人当たりの所得や商品・サービスの購買力、教育の機会など、暮らしの豊かさを示すデータは総じてよくなっている。腐敗した役人やばかげた法律、不公平な政策に対する皮肉や(個人的な)不満を口にしつつも、中国の人々は前進しようと必死だ。そして実際に多くの人が成果を上げている。 先行きが不透明な不動産市場や欠陥だらけの医療システムに対するストレスはあるが、胡錦濤(フー・チンタオ)国家主席を非難したりはしない(むしろ怒りは地方政府に向けられる)

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    Mikagura 2011/02/02
    経済成長は独裁制の安定性を増す要員にはなるし、伝統的な独裁体制があるのは確かだけど、それだけでは説明つかんと思う。
  • 日本に暴動がないのは安定の証拠か

    違いは何? 緊縮財政のイギリスでは激しいデモが多発している(11月10日) Toby Melville-Reuters 11月16日付けのインターナショナル・ヘラルド・トリビューン紙に、ユーラシアグループ代表のイアン・ブレマーが寄稿している。ブレマーは、日人の間に国の先行きへの悲観論が広がっているが、実際には日の未来はそう暗いものではなさそうだ、と論じている。 民主党は財界の大物や官僚と折り合いをつける方法を身につけつつあるし、この1年、危機にさらされてきた日米関係も改善に向かいそうだ。しかも、日では激しい反政府デモが起きていない──。 ブレマーの主張に完全に賛同はできない。 民主党と日米関係のくだりに関しては、程度の差こそあれ基的に賛成だ。ただし、日外交は「中国と距離を置き、アメリカに近づこうとしている」という指摘には疑問を感じる。米中のどちらか一方だけを選ぶべきではないという

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    Mikagura 2010/11/20
    言われてみればそれに対する視点というのは不足している感があるね。>欧米での近年の反政府暴動は政治を変えたの?
  • 崩壊寸前のソマリアに経験ゼロの新首相

    内戦が続く「破綻国家」ソマリアに新首相が誕生した。10月中旬、憲法改正をめぐってアハメド大統領と対立して辞任したシェルマルケ前首相の後任に、無名のモハメド・アブドゥライ・モハメド(48)が指名された。 だがモハメドには外交や政治の経験がほとんどない。外務省で公文書管理官などを務め、86年から3年間だけワシントンのソマリア大使館で1等書記官を経験。その後アメリカの市民権を得て大学を卒業し、最近までニューヨーク州バッファロー郡住宅管理局に勤めていた。 こんな人物が選ばれたのは出身部族ごとに主要ポストを割り振る暫定政府の取り決めのせい。「モハメドが過去25年でソマリアを訪れたのは1度だけ。軍部の支持も政治基盤もまったくない」と、民間団体「米外交に関する全国委員会」の上級副委員長でソマリア情勢に詳しいJ・ピーター・ファムは語る。 現在ソマリアは北西部と北東部が一方的に自治を宣言し、南部と中部はイス

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    Mikagura 2010/10/28
    絶望した! 本当にタイトルどおりの意味で絶望した!
  • トルコのクルド人問題に解決の兆し

    歩み寄り オジャランはクルド人の英雄的指導者だが、クルド人の考え方もより現実的になってきている Umit Bektas-Reuters トルコでは、分離独立を求めるクルド人の武装組織と政府軍の抗争で36年間に4万人以上の命が失われた。この長い熾烈な戦いに、ようやく終結の兆しが見えてきた。エルドアン首相が先週、クルド労働者党(PKK)のアブドラ・オジャラン党首(服役中)と交渉に入ったことを暗に認めたのだ。 つい最近まで、PKKとの交渉は軍の猛反発を招き、政権の命取りになりかねないものだった。だが9月の国民投票で、軍権限の制限を盛り込んだ憲法改正案が過半数の支持を獲得。政府は軍に遠慮せず、交渉できるようになった。 一方で、PKKの弱体化も目立つ。ここ3年余り、米軍の支援を受けたトルコ軍がイラク北部の山岳地帯にあるPKKの拠点を猛攻。トルコ国内のクルド人の間でも、PKK離れが進みつつある。 問題

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    Mikagura 2010/10/15
    おおお! これは明るいニュース。後は双方の条件が合意に達すれば良いけど。
  • 映画にタバコはいらない

    Fighting Against Smoking in the Movies うまそうな「一服」シーンはスクリーンから駆逐すべきか、映画は「現実」を反映するべきか 最近の映画の喫煙シーンはハンフリー・ボガートが活躍した時代ほど多くない。それでも09年公開のPG13指定(13歳未満の観賞には保護者の注意が必要)映画の54%に喫煙シーンがあった。 今年1月、『アバター』のジェームズ・キャメロン監督は、カリフォルニア大学サンフランシスコ医学校教授スタントン・グランツに公開の場でけんかをふっかけられた。グランツが『アバター』で植物学者がたばこをふかすシーンは「上水道にプルトニウムをぶち込むようなもの」と、ニューヨーク・タイムズ紙に語ったのだ。 キャメロンは同紙上で、シガニー・ウィーバー演じるこの科学者を青少年のお手にしようとしたつもりはない、と反論した。だが「喫煙シーンは許されないというのは独善

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    Mikagura 2010/10/12
    その他の違法行為が創作に登場する事は許されて煙草だけが許されない理由は無い。ていうか、子供には「清く正しい」作品しか見せてはいけませんってか? 死ねよ。
  • アフガンへ「日本国民からの贈り物」

    最近はアフガニスタンでの戦いがドツボにはまっているというニュースが溢れ、そろそろ耳タコ状態になりつつある。日にいると、アフガニスタンは一見「遠い存在」だ。途方もない距離を感じながら読んでいると、正直「またか」という感想で終わってしまいそうになる。 でも実際には、アフガニスタンの情勢は日にとってひとごとではない。7月20日にアフガニスタンで開かれた支援国会議では、岡田外相が2010年末までに約11億ドル(約955億円)相当の支援を約束した。日によるアフガニスタン支援は、09年から5年間で最大50億ドル(約4350億円)規模となる予定。下世話な言い方をすれば、日とアフガニスタンは少なくとも「4350億円分の関係」はあるだろう。 4350億円といえば、大問題になった八ッ場ダム(群馬県)の事業費4600億円とそう変わらない。これだけの税金が使われながら、日にいるとアフガニスタンがやっぱり

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    Mikagura 2010/08/04
    自分の税金がこういうことに使われるのは、単純に言って嬉しい。