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ブックマーク / www.newsweekjapan.jp (58)

  • 豪中炎上のフェイク画像を作成した過激アーティストが中国の「国民的英雄」に

    血塗られたカンバスの前に立つ「烏合麒麟」と思われる画家と遺体を覆い隠すモリソン豪首相を描き、微博で100万のいいね!を集めた画像 WUHE QILIN/WEIBO <新たな作品は「人殺し」を隠蔽するモリソン豪首相に、戦争犯罪を「謝罪せよ!」と迫るもの> オーストラリア軍の兵士がアフガニスタンの子供にナイフを突きつけている偽画像がツイートされて豪中間の外交問題に発展する一方、中国ではこの画像を作成したアーティストが国民的英雄として称賛を集めている。 Shocked by murder of Afghan civilians & prisoners by Australian soldiers. We strongly condemn such acts, &call for holding them accountable. pic.twitter.com/GYOaucoL5D — Liji

    豪中炎上のフェイク画像を作成した過激アーティストが中国の「国民的英雄」に
    Murakami
    Murakami 2020/12/10
    独裁政権やフェイクニュースの創作者が悪いのであって、中国系日本人などがこの記事によって迫害されないことを祈ります。
  • ウィズコロナの教育は「オンラインでやればいい」では解決しない

    <コロナが終息するまで、日教育機関は海外との交流を止めるしかないのか。ハーバード大学、ミネルバ大学など国内外の大学で「グローバル教育のあり方」についての模索が続くが、事はそう単純ではない> "ウィズコロナ"という言葉が定着しつつある。そう簡単にウイルスは根絶しないので、不特定多数の人との接触を適宜コントロールしながら、なるべく平常な日常生活、経済活動を営もうという政府の言う「新しい生活様式」である。 リモートワークやリモート学習を組み入れて、通勤通学での混雑を緩和すること。デリバリーやテイクアウトを続け、混み合う飲店での事の回数を減らす生活などもそうであろう。 一通りの経験を積んで、集団生活や社会生活の基が身についている"大人"は、多少時間がかかってもポストコロナ時代にはそれらを懐かしみつつ取り戻すことだろう。しかし、それらの基を学んでいる最中の児童・生徒・学生は長引くステイ

    ウィズコロナの教育は「オンラインでやればいい」では解決しない
    Murakami
    Murakami 2020/07/16
    何のエビデンスも示されていません。オンラインの教育に関してはかなり経験が浅いように見受けられます。ここに書いてある課題はほとんど解決されています。
  • 『鬼滅の刃』のイスラム教「音声使用」が完全アウトの理由

    <サウンドトラックにイスラム教礼拝を呼び掛ける「アザーン」の音声を使用した日のアニメ制作会社が出荷停止・回収の事態に> テレビアニメ『鬼滅の刃』のブルーレイおよびDVD第4巻の出荷停止・回収を、制作会社アニプレックスが発表した。特典CDに「イスラム教に関わる音声の不適切な使用があったことが判明」したためだという。 問題となったサウンドトラックを聞いてみた。完全にアウトである。 理由を説明しよう。第1に、「イスラム教に関わる音声」とされているものは、実際にはアザーンというイスラム教の礼拝を呼び掛ける「声」である。 イスラム教の古典教義は楽器演奏や歌を禁じている。預言者ムハンマドがかつて信者に対し、タンバリンをたたいたり歌ったりする少女の元から去るよう命じた、など音楽を禁じる主旨の伝承(ハディース)が多く残されているためだ。ハディースはイスラム教において、啓典『コーラン』に次ぐ第2の法源とさ

    『鬼滅の刃』のイスラム教「音声使用」が完全アウトの理由
    Murakami
    Murakami 2019/12/06
    あいちトリエンナーレで天皇の写真が燃やされる動画に逆上した日本人なら、すぐ分かるんじゃありませんか? 合法であればいいというわけではありません。
  • 香港長官「条例撤回」は事実上のクーデター

    <突然の林鄭行政長官の「逃亡犯条例」完全撤回に不気味な沈黙を続ける中国政府。条例撤回はデモで追い詰められた林鄭が、習近平にすべてを責任転嫁する計算づくの「反逆」だった?> 香港政府トップの林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は9月4日のテレビ演説で、刑事事件の容疑者を中国土へ引き渡すことを可能にする「逃亡犯条例」改正案を完全に撤回すると表明した。 6月から香港で続いている大規模な抗議運動とそれに伴う香港社会の大混乱は、まさにこの「逃亡犯条例」改正案の提出から始まった。行政長官による完全撤回の表明は、香港だけでなく世界から注目される大事件であり、香港情勢の大逆転でもあった。 ここで浮上した問題の1つは、この決定は中国政府の指示によるものなのか、それとも香港政府あるいは行政長官の独断によるものか、ということである。撤回表明翌日の5日に林鄭は記者会見を行ったが、その中では中国政府の支持を得て香港

    香港長官「条例撤回」は事実上のクーデター
    Murakami
    Murakami 2019/09/10
    これが事実なら、キャリー・ラムは命をかけていることになりますね。武力鎮圧があれば彼女はまず殺される対象になりますから。
  • 英国でビーガンが急増、しかし関係者からも衝撃的な発言が相次いでいる

    「ビーガンでは脳が必要とする栄養素を十分補えない」?  Raluca Ioana Cohn-iStock <英国では今、ビーガン(完全菜主義者)になる人が急増しているが、関係者からも「健康のためには勧めない」などの発言が相次いでいる......> ビーガン人口が急増している 肉をべない人を「菜主義者」(ベジタリアン)というが、卵やチーズ、魚などを含む動物由来のものを一切口にしない人は「ビーガン」と呼ばれ、日語では「絶対菜主義者」または「完全菜主義者」などと表現されている。 英国では今、ビーガンになる人が急増している。英ビーガン協会によると、ビーガン人口は2018年、英国の総人口の1.16%に相当する60万人に上った。うち42%は2018年に完全菜主義に切り替えた人だ。いかに急増しているかがうかがえる。ビーガン協会によると、英国では2018年、世界中のどこよりも多くのビーガン

    英国でビーガンが急増、しかし関係者からも衝撃的な発言が相次いでいる
    Murakami
    Murakami 2019/09/10
    加工食の問題をヴィーガン食の問題のようにすり替えたり、すでに否定されている言説を蒸し返したり、誠意のない記事。松丸さとみ氏は自閉症の原因が特定の食品であるという記事も書いている要注意ライター。
  • 外国人材への日本語による日本語教育の限界

    外国人労働者の受け入れに伴って、日政府は日教育も強化するというが bungoume/iStock. <教師も生徒も消耗するだけの現在の手法は、そろそろ限界なのでは> 入管法改正案の可決成立により、政府の説明によれば5年間で34万人という多数の外国人材が来日することになります。こうした人々に対応するために、日教育に関しても強化されるというのですが、これを機会に抜的な見直しが必要と思います。 それは、「日語で押し通す方法(直接法)」を止めるということです。 直接法とは、外国語教育にあたって、指導の現場では学習対象言語だけで押し通すメソッドであり、例えば営利企業の運営する外国語学校などでは、人気があります。つまり最初から最後まで英語漬けになるので、上達が早いだろうというのです。幼児や小学生などの英会話の早期教育でも、文法や翻訳を排除して、徹底して英語で押し通す方式が人気を博していま

    外国人材への日本語による日本語教育の限界
    Murakami
    Murakami 2018/12/18
    直接法とイマージョンを混同していますね。イマージョンは言語以外のコンテンツを目標言語で学ぶことで、この記事で書かれているのは直接法です。直接法にしても誤解が見られますが。
  • 孔子学院が遂にFBI捜査の対象に

    2015年、訪英して孔子学院会議に出席した時の習近平国家主席 Peter Nicholls-REUTERS 米連邦捜査局FBIが孔子学院をスパイ活動容疑で捜査する。ワシントンから来たメールは同時に、孔子学院の化けの皮をはがす「孔子の名において」というドキュメンタリー映画にも触れている。日はまだ無頓着だ。 FBIが孔子学院をスパイ容疑で捜査 2月14日、ワシントンの華人華僑による民主化運動団体からメールが届いた。メールの頭には"FBI investigating Confucius Institutes"(FBIが孔子学院を捜査している)という情報のURLが示されていた。FBI(米連邦捜査局)が孔子学院をスパイ活動やプロパガンダ活動などの容疑で捜査するとのことだ。 メールの説明によれば、2月13日、米連邦議会上院の情報委員会の公聴会で、クリストファー・ライ(Christopher A. W

    孔子学院が遂にFBI捜査の対象に
    Murakami
    Murakami 2018/09/01
     事態がここまで来ているとは知りませんでした。
  • フランスの学生が大学を占拠してまで「成績による選別」に反対する理由

    <各地で大学占拠が頻発したのは、大学入学者の「成績による選別」に反対するためだという。いったいどういうこと?> デモは民主主義の重要な一部だといって日常茶飯事のパリだが、ここ数年、全身黒づくめで顔も隠した一団があらわれて、機動隊と市街戦をして、手当たり次第に店などぶち壊し、ついでにデモもぶち壊すようになってしまった。 今年のメーデーでも、労働者のデモがあっという間に乗っ取られた。 黒づくめの集団は、アメリカドイツでも登場した「Black Blocs」を名乗る正体不明の極左過激集団である。 さて、この3月からフランス各地で学生らによる大学占拠が頻発したが、それとこの「壊し屋」は関係ない。 大学占拠の争点は、マクロン政権の教育改革で新たに作られた「学生の進路と成功法」による、入学時の選別の導入である。フランスでは「バカロレア」(大学入学資格)があればどの大学、学部にも入れるのが原則だった。だ

    フランスの学生が大学を占拠してまで「成績による選別」に反対する理由
  • 独立直後のイスラエルが行ったパレスチナ人の「民族浄化」を告発する

    2018年2月6日、ガザの病院に病気の子を運び込むパレスチナ人女性 Mohammed Salem-REUTERS <70年前、イスラエル建国後に起こった第1次中東戦争では何があったのか。ユダヤ人歴史研究者による『パレスチナの民族浄化』が実証的に検証する自国の戦争犯罪と、中東和平への希望> 今年は1948年の第1次中東戦争でイスラエルが建国され、パレスチナ難民が国際問題化して70年の節目である。最近では2017年12月にトランプ米大統領がエルサレムをイスラエルの首都と認定したことで国際的に強い反発が起きた。 20世紀最大の負の遺産と言われるパレスチナ問題だが、過去の歴史ではなく、なお中東と世界の平和を脅かす国際問題であることを印象づけた。 25年前の1993年にイスラエルとパレスチナ解放機構(PLO)が合意したパレスチナ暫定自治合意(オスロ合意)が崩れ、ブッシュ大統領、オバマ大統領の和平プロ

    独立直後のイスラエルが行ったパレスチナ人の「民族浄化」を告発する
    Murakami
    Murakami 2018/02/20
  • 岐阜県の盗撮疑惑事件で垣間見えた、外国人技能実習制度の闇

    <寮の浴室から発見された不審な物体。若い中国人女性技能実習生たちは、会社からも仲介機関からも日社会からも助けを得られず、困り果てていた> こんにちは、新宿案内人の李小牧です。今回は私が激怒したある出来事についてお伝えしたい。 2月8日、SNSに不思議なメッセージが届いた。 「小牧先生、こんにちは。日にいる女の子のためにお知恵を拝借できませんか。彼女たちは浴室で監視カメラを見つけたのですが、警察も会社も助けてくれずに困っています」 ある中国人ネットユーザーから発信されたものだ。後で聞いた話も含めて整理すると、次のような次第だという。 岐阜県大垣市のある会社で働く6人の中国人女性技能実習生たち。7日夜、寮の浴室の脱衣場で不審な物体に気が付いたという。USB ACアダプターの形をしているが、よく見ると小さな穴が空いている。 これを見た1人の女性実習生はぴんと来た。これは監視カメラに違いない、

    岐阜県の盗撮疑惑事件で垣間見えた、外国人技能実習制度の闇
    Murakami
    Murakami 2018/02/16
    経済的に搾取されるだけではなく、性的にも搾取される技能実習生。闇が深すぎますね。 [これはひどい][労働][人権][外国人技能実習制度]
  • 「日本に移民は不要、人口減少を恐れるな」水野和夫教授

    トランプ当選もブレグジットも歴史の必然だ、と説く『閉じてゆく帝国と逆説の21世紀経済』著者の水野和夫・法政大学教授。「閉じた帝国」が複数並び立つ時代を、日はどう生き抜くべきか。インタビュー後編> 常に「フロンティア」を求める資主義とグローバリズムは終焉の時を迎え、これから世界は100年を掛けて「閉じた帝国」が複数並び立つシステムに移行する――。 超低金利政策の出口が見えず、中国という「帝国」の圧力を常に受ける日は今後どう国際社会を生き抜くべきなのか。新著『閉じてゆく帝国と逆説の21世紀経済 』(集英社新書)が話題の水野和夫・法政大学教授インタビュー後編。 ※インタビュー前編:「グローバル化は終焉、日はEUに加盟せよ」水野和夫教授 ――アベノミクスをどう評価しますか? 著書の中では「日銀無策」と痛烈に批判していますが。 小泉純一郎氏は首相になり、「骨太の方針」で毎年のように名目3%

    「日本に移民は不要、人口減少を恐れるな」水野和夫教授
    Murakami
    Murakami 2017/07/26
    問題は数が減ることではなく、世代間のバランスが崩れることです。わずかな現役世代は多くの引退世代を支えきれなくなります。水野氏はこの問題に何の解決策も提示していません。
  • トランプに熱狂する白人労働階級「ヒルビリー」の真実

    <知識層からときに「白いゴミ」とまで蔑まれる白人の労働者階級。貧困と無教養を世代を越えて引き継ぐ彼らに、今回の選挙で「声とプライド」を与えたのがトランプだった>(写真:筆者が取材したニューハンプシャー州のトランプの選挙集会) 無名の作家が書いたメモワール『Hillbilly Elegy』が、静かにアメリカのベストセラーになっている。 著者のJ.D.ヴァンスは、由緒あるイェール大学ロースクールを修了し、サンフランシスコのITベンチャー企業の社長として働いている。よく見るタイプのエリートの半生記がなぜこれだけ注目されるのかというと、ヴァンスの生い立ちが普通ではないからだ。 ヴァンスの故郷ミドルタウンは、AKスチールという鉄鋼メーカーの拠地として知られるオハイオ州南部の地方都市だ。かつて有力鉄鋼メーカーだったアームコ社の苦難を、川崎製鉄が資提携という形で救ったのがAKスチールだが、グローバル

    トランプに熱狂する白人労働階級「ヒルビリー」の真実
    Murakami
    Murakami 2017/01/30
    これだけが大事。「自分も同じような対応をしてきたヴァンスが根こそぎ変わったのは、海兵隊に入隊してからだった。そこで、ハードワークと最後までやり抜くことを学び、それを達成することで自尊心を培った。」
  • 文革の真実を求める中国国民を黙殺する「日中友好」の呪縛

    文化大革命の最新研究が明かすモンゴル人大虐殺や「革命的人」。真相解明を嫌がるのは習政権か日の「進歩的知識人」か>(写真:毛沢東の肖像と天安門事件の学生の写真が組み合わせられた香港の展示) 「アメリカで南北戦争のシンポジウムができないことがあるだろうか。アメリカ人がわざわざ北京に避難して開催するようなことはあり得ない」 このように発言したのは、ある著名なアメリカ人の中国研究者。6月末に米西海岸で行われた「毛沢東の遺産と現代中国」という文化大革命(文革)国際シンポジウムでの発言だ。アメリカに大きな傷痕を残した歴史的内戦を例に挙げて、文革に関する研究会が開けない中国の現状を批判した。 今年は文革が発動されて50周年に当たる節目の年。アメリカではこのシンポジウムを皮切りに、文革関係の研究会がめじろ押しだ。一方、国の中国では文革は禁句なだけでない。文革記念館のような数少ない民間施設もすべて閉

    文革の真実を求める中国国民を黙殺する「日中友好」の呪縛
    Murakami
    Murakami 2016/10/19
  • 改めて今、福原愛が中国人に愛されている理由を分析する

    <リオ五輪は日人にとって、福原愛がどれだけ中国人に愛されているかを認識する機会になったのではないだろうか。台湾人選手との恋愛も報じられているが、そもそもなぜ愛ちゃんはこれほど人気があるのか。2008年の「大魔王との戦い」など、いくつかのエピソードを振り返りながら人気の理由に迫りたい> リオデジャネイロ五輪が閉幕した。日選手団は予想を上回るメダルラッシュとなり、次々とニュースターが誕生した。しかし、その中でも特に国民の注目を集めたのが福原愛ではないだろうか。個人では3位決定戦で惜しくも敗れて4位に終わったが、団体では初めてキャプテンとしてチームを率いて銅メダルを獲得している。 泣き虫愛ちゃん、若きホープではなく、チームの大黒柱として重圧を担いつつも闘う姿はたくましかった。愛ちゃんはSNSに次のような書き込みを残している。 私の五輪が終わった。 五輪は4回目だけど、今回が一番辛い大会となっ

    改めて今、福原愛が中国人に愛されている理由を分析する
    Murakami
    Murakami 2016/09/05
    「最後まで賢明に抵抗を続けた。」 なるほど、賢いのですね。
  • 「貧困たたき」と『「貧困たたき」たたき』には、どちらも具体策がない

    <NHKの報道番組をきっかけに巻き起こった「貧困たたき」と『「貧困たたき」たたき』の応酬は、どちらの側にも具体的な政策提案がないため議論が前進しない> NHKの報道番組の取材を受けて貧困の窮状を語った、シングルペアレントの家庭の高校生が、個人情報を特定されてインターネット上で中傷された事件は「貧困たたき」と名付けられています。 なかでも、参議院比例区選出の片山さつき議員が、その取材を受けた高校生について、「ご人がツイッターで掲示なさったランチは一1000円以上。かなり大人的なオシャレなお店で普通の高校生のお弁当的な昼とは全く違うので、これだけの注目となったのでしょうね」などというツイートをしたのが典型的な「貧困たたき」だとして批判を浴びているようです。 この問題ですが、仮に超富裕層を10として、貧困で苦しんでいる層を1とした10段階で考えてみると分かりやすいと思います。片山議員のツイ

    「貧困たたき」と『「貧困たたき」たたき』には、どちらも具体策がない
    Murakami
    Murakami 2016/09/05
    “先進国から脱落するということで、子どもの貧困どころか、国全体が貧しくなるということです。その意味で、「もう成長はいらない」などという言説こそ、貧困問題の最大の敵だという考え方も必要だと思います。”
  • 連続テロから5年 復讐という選択肢を拒むノルウェー 遺族や生存者が当時の悲惨なSMSを公開

    <2011年にノルウェーで一人の男が77人の命を奪った連続テロ事件から間もなく丸5年。禁錮21年と短く感じられる判決に豪華な独房などの寛容さは何を意味するのか。テロ被害に遭った他の国からも視察が訪れるというノルウェー流テロとの付き合い方> (銃乱射事件が起きた島には犠牲者の名前が綴られたモニュメントがある) 「あの日」から、5年が経った。 ノルウェーの人々の心をざわつかせる「7月22日」が、またやってくる。2011年7月22日、アンネシュ・ブレイビク受刑者(以下ブレイビク)は、オスロ中心地にある政府庁舎を爆破し8人の命を奪った後、オスロから離れたウトヤ島で労働党の青年部の関係者69人を銃で殺害した。単独犯行によって殺害された合計77人のうち、ウトヤ島では政治活動に積極的な20歳以下の若者が多くを占めた。 犯行の動機は、ノルウェーの多文化主義やイスラム系移民から国を守るためだったとし、「残酷

    連続テロから5年 復讐という選択肢を拒むノルウェー 遺族や生存者が当時の悲惨なSMSを公開
    Murakami
    Murakami 2016/07/22
    “過激思想を学ぶ建物を立ち上げる”というのはちょっと違う表現が必要なのではないでしょうか。鎧さんが本当にこんな表現をするのですか?
  • 人工知能が加速させるボイス革命

    テクノロジー界の次の覇権争いが始まった。狙うのは音声技術の市場。キーボードやスマートホンより速くて容易な入力技術として期待を集める。音声の認識率も、AIのおかげで数年前の70%から現在の90%に向上。これが99%に達すれば、世界が一変すると言われている> 米シリコンバレー関係者が大注目するMeekerリポートが今年も発表された。Meekerリポートとは、シリコンバレーの著名ベンチャーキャピタルKleiner Perkins Caufield Byersに所属するベンチャーキャピタリストMary Meeker氏が毎年発表している「インターネット・トレンド」と呼ばれる調査報告書のこと。詳細なデータをベースに行う未来予測として、最近では米国の産業界全体で注目されるほど評価が高くなってきている報告書だ。 今年の報告書の中で同氏は、特に機械と人間の接点部分である「インターフェース」領域で2つの技術

    人工知能が加速させるボイス革命
    Murakami
    Murakami 2016/06/09
    おもしろかった。
  • 日本の生徒は「儀礼的」に教師に従っているだけ

    <日の学校で授業中の秩序が保たれていることに、外国の教育関係者は驚く。その反面、教師との良好な関係を築いている生徒は他国と比較して突出して少なく、日の学校の統制は、生徒の「儀礼的」な戦略で維持されていることがわかる> 外国の教育研究者が日の学校を訪れて驚くのは、教室の秩序がきちんと保たれていることだ。授業中は、全員が教科書とノートを出し、静粛にして教師の方を向いている。日人にとってはごく当たり前のことだが、外国人から見ると必ずしもそうではない。 データから見ても、日の学校の「荒れ」は少ない。OECD(経済協力開発機構)の国際学力調査「PISA 2009」では、15歳の生徒に普段の授業の様子を尋ねている。「生徒は、教師の言うことを聞いていない」「生徒は騒ぎ、授業の妨害をする」状態がどれほどあるかを質問する形式だ。<図1>は、「いつも(大抵)そうだ」(つまり授業が荒れている)という回

    日本の生徒は「儀礼的」に教師に従っているだけ
    Murakami
    Murakami 2016/06/09
    そりゃ自律性の進んだ国では子供は先生の言うことをきくばかりじゃないでしょ。でもそれと「荒れ」は違う。あと、図2は縦軸が70から始まっている点にご留意を。
  • ネイティブの英語はなぜ世界でいちばん通じないのか

    ビジネスでも損 我を通すばかりのネイティブは海外の同僚たちに距離を置かれてしまいがち Rawpixel Ltd-iStock. 言語はよく、社会統合の基礎だと囃される。人は言葉ができて初めて、地域社会に溶け込むことができるのだ、と。 デービッド・キャメロン英首相が今年1月、英語学習に2000万ポンド(約32.6億円)の補助金を出すと発表したのも、言葉ができずに疎外された移民が過激思想に走らないようにするためだ。米共和党の大統領候補を目指すドナルド・トランプも、移民はアメリカ社会に同化し英語を話せと要求している。 だが、人やモノが容易に国境を超えるようになった今、問われているのはむしろ、アメリカやイギリスで生まれ育った「ネイティブ」たちの英語力だ。世界中の多様な人々からなる国際的なコミュニティで、ネイティブたちは「英語」を適切に話せているだろうか? 英語を母国語とする人は、多くが外国語を話せ

    ネイティブの英語はなぜ世界でいちばん通じないのか
    Murakami
    Murakami 2016/03/15
  • 日本が伝えない「バカ大統領」自殺の真実

    今週のコラムニスト:コン・ヨンソク 韓国の盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領が自殺して1カ月。日ではすでに過去の話だが、韓国では今もその余波が収まらない。そこには日で伝えられない、国民のなかに流れる特別な感情がある。 たしかに日で盧武鉉のイメージは悪かった。しかし隣国の前大統領が非業の死を遂げたのだ。もう少しニュースになってもいいと思うのだが、自殺直後の日のメディアは淡々と事実関係を述べるに過ぎなかった。 そして案の定、韓国の歴代大統領の不正疑惑と同一線上で報じられた。だが、いくら不正疑惑とはいえ、彼が命を賭けて闘った軍事独裁者の全斗煥(チョン・ドゥファン)や、その右腕の盧泰愚(ノ・テウ)と同じように扱うなんて......。もう少し深い洞察がほしかった。専門家の言う「左右の対立」というお決まりの説明を鵜呑みにするのではなくて。 韓国社会の真実がこうも歪められては、日韓新時代も夢のまた夢

    日本が伝えない「バカ大統領」自殺の真実
    Murakami
    Murakami 2016/02/10
    タイトルは刺激的だが、実は故人を悼む文章としては名文。