全国で40度に迫る気温が連日のように観測され続けている。猛烈な暑さとともに発生しているのが激しい雨だ。年々激しさを増す大雨、深刻な被害に発展する恐れもある。 前半記事『専門家が警告、東京都心の浸水被害が《異常事態》と断言できるワケ…連日38度越えの酷暑がもたらすヤバい事情』に引き続き、その最悪なシナリオについて報じる。 猛暑日が続けばゲリラ豪雨も増える 7月31日、滝のような雨が首都圏を襲った。東京都では実に6年ぶりとなる「記録的短時間大雨情報」が発表され、1時間に100ミリ以上の猛烈な雨が降ったエリアもあった。 これは局地的に発生した積乱雲によって引き起こされた「ゲリラ豪雨」。 こうした「記録的な大雨」の発生はこれからの季節、各地で起こり得る。発生のカギを握るのは日本列島を連日のように襲う「猛暑」だ。 「暑ければ暑いほど、空気中に含むことができる水分量が増えます。さらに海水温も上昇すると