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  • 旧統一教会、日本会議、創価学会…自民党「宗教で票集め」の冷徹な実態

    1968年愛媛県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、伊藤忠商事勤務を経て、英国ウォーリック大学大学院政治・国際学研究科博士課程修了。Ph.D(政治学・国際学、ウォーリック大学)。主な業績は、『逆説の地政学』(晃洋書房)。 上久保誠人のクリティカル・アナリティクス 国際関係、国内政治で起きているさまざまな出来事を、通説に捉われず批判的思考を持ち、人間の合理的行動や、その背景の歴史文化、構造、慣習などさまざまな枠組を使い分析する。 バックナンバー一覧 安倍元首相の銃撃事件を機に、世間では「政治と宗教」に対する関心が高まっている。歴史をひもとくと、確かに自民党をはじめとする政党は宗教団体と密接に関係し、選挙時の「集票マシーン」として利用してきた。その一方で、宗教団体が望む政策が実現したことはほぼなく、「政教分離」の原則は守られてきたといえる。それでも筆者は、政党が宗教団体を集票組織として安易に

    旧統一教会、日本会議、創価学会…自民党「宗教で票集め」の冷徹な実態
    OSATO
    OSATO 2022/07/26
     「特定の宗教を過度にバッシングしたり、その活動を制限したりといった、事実上の「宗教弾圧」が始まることは避けるべきだ。」<その考えの甘さがオウム事件を防げなかった事を自覚すべし。
  • ミネラルウォーターと水道水、安全性が高いのはどちらか

    こうした状況を逆手にとり、科学的な根拠がないモノを、さもあるかのように売りつけている人々が後を絶たない。とくに、健康法や健康品は、ワラをもつかみたい人を餌にする悪質な商売だ。人間は、弱っているときこそだまされてしまう。たとえば、アップル社の創業者スティーブ・ジョブズがそうだったように。 科学的な根拠のない商品は、日常のいたるところに転がっている。しかし著者によれば、世の中にある健康品や健康飲料のほとんどは、その効能に科学的根拠がないという。もし当に治癒効果があるなら、医薬品として承認されるはずだからである。 書『暮らしのなかのニセ科学』は、現代社会に溢れている健康品や健康法を調査し、「科学的根拠がない!」と一刀両断する快著だ。無農薬野菜に潜むリスク、ミネラルウォーターを上回る水道水の安全性、マイナスイオンやプラズマクラスターの意味のなさなど、私たちの「常識」に反する指摘も数多い

    ミネラルウォーターと水道水、安全性が高いのはどちらか
    OSATO
    OSATO 2017/10/24
     つくづく思いますが、テレビの健康情報番組ではこういう内容を積極的にやってほしいものです。
  • 福島の被曝調査で分かった安全基準の過剰、除染の意義揺らぐ

    Close Up 激動する世界経済の流れに、日も無縁ではいられない。政治・経済、企業・産業、社会の注目テーマをクローズアップし、独自の視点、切り口で「詳説」する。 バックナンバー一覧 いまだ7万9000人が避難生活を送る福島県。住民が全町・全村避難を強いられる多くの自治体で、この春一斉に避難指示が解除される。そんな中発表されたある英語論文が福島の放射線問題の関係者に静かな衝撃を与えている。原発事故後に、政府が避難や除染の目安としてきた、住民の外部被ばく線量の推定値が、実測値より大幅に過大だったことが明らかになったのだ。(「週刊ダイヤモンド」編集部 鈴木洋子) JR福島駅から阿武隈山地の裾野に抱かれた桃の果樹園を眺めながら、ワンマン運転の阿武隈急行に揺られること30分で伊達市に到着する。福島市のベッドタウンであり、東京電力福島第1原子力発電所から約50キロメートル離れた農業が盛んな地域だ。

    福島の被曝調査で分かった安全基準の過剰、除染の意義揺らぐ
    OSATO
    OSATO 2017/03/22
     「机上の計算」<放射線への不安を訴える人の福島忌避の根拠もすべてはここから始まっている事を思うと、何とも罪作りな事であったかとつくづく思います。
  • 「人殺し」と言われたことがありますか?福島とデマ、6年目の訴え

    DOL特別レポート 内外の政治や経済、産業、社会問題に及ぶ幅広いテーマを斬新な視点で分析する、取材レポートおよび識者・専門家による特別寄稿。 バックナンバー一覧 はじめまして。福島県出身、在住の林智裕と申します。 唐突ですが、みなさんは誰かから「人殺し」と言われた経験がありますか? 私は、あります。しかし震災直後に福島で過ごした者にとってそれは特別な経験ではなく、特に品に関わる人は酷い言われようでした。私の祖父もその一人で、「フクシマの農家は人殺しの加害者だ」との中傷が飛び交うなか「もう早く死にたい」と言いながら衰弱し、ほどなく他界しました。 友人の一人は、震災後のデマを信じて首都圏へ自主避難した配偶者やその実家から「子供を避難させないお前は人殺しだ」と言われたと聞きます。彼はその後離婚し、当時生まれたばかりであった子供と離ればなれになりました。 こうした被害の報道や言語化は「被曝」の陰

    「人殺し」と言われたことがありますか?福島とデマ、6年目の訴え
    OSATO
    OSATO 2017/03/11
     「言論の自由とは、言論の責任を弱者に押しつけて力づくで搾取する自由なのでしょうか。」<何もとがめず何も伝えなかったマスコミの責任が一番大きいと確信しています。
  • マスコミが被災地で繰り返し暴走するのはなぜか | ニュース3面鏡 | ダイヤモンド・オンライン

    くぼた・まさき/テレビ情報番組制作、週刊誌記者、新聞記者、月刊誌編集者を経て現在はノンフィクションライターとして週刊誌や月刊誌へ寄稿する傍ら、報道対策アドバイザーとしても活動。これまで200件以上の広報コンサルティングやメディアトレーニング(取材対応トレーニング)を行う。 著書は日政治や企業の広報戦略をテーマにした『スピンドクター "モミ消しのプロ"が駆使する「情報操作」の技術』(講談社α文庫)など。『14階段――検証 新潟少女9年2カ月監禁事件』(小学館)で第12回小学館ノンフィクション大賞優秀賞を受賞。 新刊『潜入 旧統一教会 「解散命令請求」 取材NG最深部の全貌』が発売中。 ニュース3面鏡 インターネットの登場以来、以前にもまして巷にはニュースがあふれ返っています。そうしたニュースや出来事の中から、DOL編集部が気になる出来事を厳選し、正面のみならず右から左から、価値あるニュー

    マスコミが被災地で繰り返し暴走するのはなぜか | ニュース3面鏡 | ダイヤモンド・オンライン
    OSATO
    OSATO 2016/04/27
     中央メディアのこの体質は、そのままテレビの震災関連番組の製作基準にも当てはまる訳ですね。
  • 福島第1原発、廃炉現場の語られざる真実

    『週刊ダイヤモンド』特別レポート ダイヤモンド編集部による取材レポートと編集部厳選の特別寄稿を掲載。『週刊ダイヤモンド』と連動した様々なテーマで、経済・世相の「いま」を掘り下げていきます。 バックナンバー一覧 2016年3月で東日大震災と東京電力福島第一原子力発電所事故からちょうど5年経つ。この間福島は、それを取り巻く世論はどう変わったのか。廃炉作業 の日常を実際に作業員として働きつつルポマンガで描いたマンガ家と、福島生まれの気鋭の社会学者が語り合った。稿では『週刊ダイヤモンド』12月21日発売号の特集「2016年総予測」に収録しきれなかった対談内容を、3回にわたってお届けする。(聞き手・構成/週刊ダイヤモンド編集部 鈴木洋子) >>第1回、第2回から読む ――廃炉については今後どうなるのでしょうか。 たつた・かずと/大学卒業後職を転々としながらマンガ家としても活動。震災を機に被災地で

    福島第1原発、廃炉現場の語られざる真実
    OSATO
    OSATO 2015/12/28
     「ありもしない危険を煽る、感情的な、往々にして発言者の政治的思惑が濃厚に漂う無責任な言論に一喜一憂するのはもうやめにしたい。」<マスコミのみならず国民一人一人が自覚すべき事です。
  • 福島の2016年は「復興バブル後」が問われる

    『週刊ダイヤモンド』特別レポート ダイヤモンド編集部による取材レポートと編集部厳選の特別寄稿を掲載。『週刊ダイヤモンド』と連動した様々なテーマで、経済・世相の「いま」を掘り下げていきます。 バックナンバー一覧 2016年3月で東日大震災と東京電力福島第一原子力発電所事故からちょうど5年経つ。この間福島は、それを取り巻く世論はどう変わったのか。廃炉作業 の日常を実際に作業員として働きつつルポマンガで描いたマンガ家と、福島生まれの気鋭の社会学者が語り合った。稿では『週刊ダイヤモンド』12月21日発売号の特集「2016年総予測」に収録しきれなかった対談内容を、3回にわたってお届けする。(聞き手・構成/週刊ダイヤモンド編集部 鈴木洋子) >>第1回から読む ――福島を取り巻く世論や言論の状況は、今後どうなっていくのでしょうか。 たつた・かずと/大学卒業後職を転々としながらマンガ家としても活動。

    福島の2016年は「復興バブル後」が問われる
  • いまだ危険なイメージが消えない福島への誤解

    『週刊ダイヤモンド』特別レポート ダイヤモンド編集部による取材レポートと編集部厳選の特別寄稿を掲載。『週刊ダイヤモンド』と連動した様々なテーマで、経済・世相の「いま」を掘り下げていきます。 バックナンバー一覧 2016年3月で東日大震災と東京電力福島第一原子力発電所事故からちょうど5年経つ。この間福島は、それを取り巻く世論はどう変わったのか。廃炉作業の日常を実際に作業員として働きつつルポマンガで描いたマンガ家と、福島生まれの気鋭の社会学者が語り合った。稿では『週刊ダイヤモンド』12月21日発売号の特集「2016年総予測」に収録しきれなかった対談内容を、3回にわたってお届けする。(聞き手・構成/週刊ダイヤモンド編集部 鈴木洋子) ――開沼さんは福島県いわき市出身で、06年から浜通りの原発立地自治体の状況について研究をされ、震災発災後も継続的に浜通りでフィールドワークを行っていらっしゃいま

    いまだ危険なイメージが消えない福島への誤解
    OSATO
    OSATO 2015/12/26
     「視聴者や読者もわかりやすいセンセーショナルな非日常を求めるんでしょうね。」<そしてそれに迎合するマスコミが輪をかけるという構造が、未だ一部で続いている。
  • 国道6号・常磐道を走るクルマが、東京に“死の灰”を運んでいる!?――木内みどり×広瀬隆対談【中篇】

    1943年生まれ。早稲田大学理工学部卒。公刊された数々の資料、図書館データをもとに、世界中の地下人脈を紡ぎ、系図で衝撃的な事実を提供し続ける。メーカーの技術者、医学書の翻訳者を経てノンフィクション作家に。『東京に原発を!』『ジョン・ウェインはなぜ死んだか』『クラウゼヴィッツの暗号文』『億万長者はハリウッドを殺す』『危険な話』『赤い楯―ロスチャイルドの謎』『私物国家』『アメリカの経済支配者たち』『アメリカの巨大軍需産業』『世界石油戦争』『世界金融戦争』『アメリカの保守流』『資主義崩壊の首謀者たち』『二酸化炭素温暖化説の崩壊』『原子炉時限爆弾』『福島原発メルトダウン』『原発ゼロ社会へ! 新エネルギー論』など著書多数。 東京が壊滅する日 ― フクシマと日の運命 公刊された数々の資料、図書館データをもとに、世界中の地下人脈を紡ぎ、系図で衝撃的な事実を提供し続けるノンフィクション作家の広瀬隆。

    国道6号・常磐道を走るクルマが、東京に“死の灰”を運んでいる!?――木内みどり×広瀬隆対談【中篇】
    OSATO
    OSATO 2015/10/29
     タイトルだけで中身読む価値無しと判断。
  • 「吉田調書」を正しく読み解くための3つの前提 「朝日 vs. 産経」では事故の本質は見えてこない——社会学者・開沼 博

    1984年、福島県いわき市生まれ。東京大学文学部卒。同大学院学際情報学府修士課程修了。現在、同博士課程在籍。福島大学うつくしまふくしま未来支援センター特任研究員。専攻は社会学。学術誌のほか、「文藝春秋」「AERA」などの媒体にルポ・評論・書評などを執筆。 著書に『漂白される社会』(ダイヤモンド社)、『はじめての福島学』(イースト・プレス)、『「フクシマ」論 原子力ムラはなぜ生まれたのか』(青土社)、『地方の論理 フクシマから考える日の未来』(同、佐藤栄佐久との共著)、『フクシマの正義 「日の変わらなさ」との闘い』(幻冬舎)『「原発避難」論 避難の実像からセカンドタウン、故郷再生まで』(明石書店、編著)など。 第65回毎日出版文化賞人文・社会部門、第32回エネルギーフォーラム賞特別賞。 DOL特別レポート 内外の政治や経済、産業、社会問題に及ぶ幅広いテーマを斬新な視点で分析する、取材レポ

  • データジャーナリズムで検証するフクシマの風評被害の虚実

    ジャーナリストキャンプ報告「震災後の福島に生きる」 原発事故報道に埋もれた「フクシマ」のリアルに、百戦錬磨のジャーナリストたちが迫る。新聞協会賞受賞、朝日新聞「プロメテウスの罠」の依光隆明。「フクシマ論」で一気に注目を浴びた気鋭の社会学者・開沼博。地元東北を代表する地方紙、河北新報で気を吐く編集委員・寺島英弥。ネットの視点を持つ前ニコニコニュース編集長・亀松太郎。そしてデータジャーナリズムの第一人者・赤倉優蔵。5月、一斉に福島県いわき市に入り、グループを率いて競い合うように取材した彼らが、震災から二年を過ぎた被災地で見たものは。 バックナンバー一覧 原発事故から2年以上経った今も、メディアをにぎわす風評被害。だが、実は福島県産農作物の消費は震災前とあまり変わっていない。風評被害の実態は?異業種混合チームが「データジャーナリズム」で挑んだ。(取材・文/データジャーナリズムチーム) 東京電力福

    OSATO
    OSATO 2014/07/03
     「「原発事故による差別で苦しみ続けるフクシマ」というイメージが固定化すれば~」<そのイメージを作ったのも否定しなかったのもマスコミであるという反省から、まずは始めるべきでしょう。
  • 福島県内の子どもの内部被ばく検出人数はゼロ 国内から初、食事による内部被ばく影響論文

    inside 産業界・企業を取り巻くニュースの深層を掘り下げて独自取材。『週刊ダイヤモンド』の機動力を活かした的確でホットな情報が満載。 バックナンバー一覧 福島県内在住者の内部被ばくが、チェルノブイリなどの世界的な事例と比べても遙かに低いことを裏付ける論文が発表された。東京大学大学院理学系研究科の早野龍五教授が県内で住民の内部被ばく検査の支援をしている医師らとまとめ、日学士院の英文論文誌、Proceedings of Japan Academy Series B89でオンライン発表した。福島第一原発事故後に、福島県内で生活している住民が、毎日の事からどの程度内部被ばくしているかの実情をまとめた英文査読論文としては、世界でも初めてのものとなる。 明らかになったのは、「福島県内の土壌の汚染から危惧されていた内部被ばくのレベルよりも、住民の実際の内部被ばくの水準はかけ離れて低く、健康に影響

    福島県内の子どもの内部被ばく検出人数はゼロ 国内から初、食事による内部被ばく影響論文
    OSATO
    OSATO 2013/04/16
     「福島の実態に基づいた新たな常識として国際的に認知されることが期待される。」
  • 「100ミリ・シーベルトまで安全」は本当か?「帰還基準緩和」で注視すべきポイント

    1954年生まれ。78年早稲田大学政治経済学部卒業後、ダイヤモンド社入社。「週刊ダイヤモンド」編集長などを経て現職。著書に『複雑系の選択』『めちゃくちゃわかるよ!経済学』(ダイヤモンド社)『浦安図書館を支える人びと』(日図書館協会)など。 大震災から2年目の「今」を見つめて この3月で東日大震災から丸2年が経つ。被災地の報道も極端に少なくなり、当時、固く誓ったはずの「絆」「被災地に寄り添う」と言った言葉も、なぜがむなしく響く。復興はどこまで進んだのか、明日に向かうための課題は何か、そして忘れされれつつある事実はないのか。震災後2年目の「今」を見つめ直す。 バックナンバー一覧 環境省の基準では、年間1mSv(ミリ・シーベルト)を公衆被曝の上限とし、時間当たりに換算した0.23μSv/h(マイクロ・シーベルト) 以上の市町村を除染対象地域としている。比較的高い濃度の0.4μSv/h(毎時マ

  • 混乱残る内部被ばく検査体制求められる検査装置の規格作り

    inside 産業界・企業を取り巻くニュースの深層を掘り下げて独自取材。『週刊ダイヤモンド』の機動力を活かした的確でホットな情報が満載。 バックナンバー一覧 東京電力福島第一原子力発電所事故後、福島県内の自治体、病院などで住民の内部被ばく状況の検査体制が整備されつつある。 自治体などで内部被ばく検査用の装置の購入や運用が行われているほか、地域の病院やNPOなどでも、自主的に検査機器を購入し、検査を求める住民の要求に応える動きが出てきている。 通常、人体の内部被ばくの測定にはホールボディカウンター(WBC)という装置が使われる。これは、更衣をした上で周囲を鉛の板で遮蔽した機械の中に一定時間立つなどして測定するものだ。 原発事故前は、放射線を取り扱う施設や原発作業者の健康管理のために少ない台数があるのみだったが、事故を契機に福島を中心に大量に導入された。 そうした中、憂慮すべき事態が発生してい

    混乱残る内部被ばく検査体制求められる検査装置の規格作り
  • 福島・小名浜港に水揚げされた初ガツオ築地市場で値段がつかない風評被害の深刻

    inside 産業界・企業を取り巻くニュースの深層を掘り下げて独自取材。『週刊ダイヤモンド』の機動力を活かした的確でホットな情報が満載。 バックナンバー一覧 震災前には国内有数のカツオの水揚げ港であった福島・小名浜漁港で、5月21日、今年初めてのカツオの水揚げが行われた。水揚げされたカツオは翌日、一部が東京の築地市場に卸された。 ものによっては最高値でカツオ1キログラム当たり2100円の値が付いたこの日、小名浜で水揚げされたものは同105円という“捨て値”しかつかなかった。 このカツオは、汚染が心配される福島沖で漁獲されたものではない。福島県から500キロ以上離れた八丈島沖で取れたものだ。静岡や千葉など他の漁港で水揚げされた、同じ水域で漁獲された同じカツオは、通常の価格で取引されている。まったくいわれのない、まさに風評による被害だ。 そもそも、小名浜機船底曳網漁業協同組合では、これらの遠く

    福島・小名浜港に水揚げされた初ガツオ築地市場で値段がつかない風評被害の深刻
  • 政府は、福島の人々の「心理的被害」を直視せよ――「被曝された方々は、生涯、重荷を背負うのです」――田坂広志・元内閣官房参与/多摩大学大学院教授インタビュー(上)

    東日大震災の後、菅政権の内閣官房参与として、政権中枢で原発事故対策、原子力行政改革、原子力政策転換に取り組んだ田坂広志・多摩大学大学院教授。近年は社会起業家論や新資主義論などを論じてきた識者であるが、出自は、「核燃料サイクルの環境安全研究」で工学博士を取得した原子力環境工学の専門家だ。その田坂氏は、震災から一年を経て、現在の復興の状況をどのように見ているのか。政府の原発事故対策や除染対策については「被災者の方々の心が見えていない」と指摘する。 (聞き手/週刊ダイヤモンド編集部 後藤直義) 行政は福島の人々の 心の苦しみを直視せよ たさか・ひろし/1951年生まれ。81年東京大学大学院修了。工学博士(原子力工学)。民間企業の原子力事業部主任技師、米国のパシフィックノースウェスト国立研究所客員研究員、日総合研究所取締役等を経て、2000年に多摩大学大学院教授に就任。同年、シンクタンク・ソ

    OSATO
    OSATO 2012/04/04
     重い提言。政府のみならず、無神経に不安を煽る者ほど真摯に受け止めるべき。
  • 高まる放射能不安に付け込む 便乗商法の跳梁跋扈|Close-Up Enterprise|ダイヤモンド・オンライン

    福島第1原子力発電所の放射能漏れ事故からまもなく1年。正確な情報が乏しいことに加え、除染が進まないこともあって、放射能汚染の恐怖にさいなまれている人びとは少なくない。だが、そんな不安に付け込んだ詐欺事件も発生するなど、“わるいやつら”が跳梁跋扈している。 いまや携帯電話などでも測定できる放射線量。正確な情報がないため不信感が募り、自ら測定する市民グループも増えている。だが、その陰で不安に付け込む新たなビジネスも発生している。 Photo:AP/AFLO 2011年秋。千葉県北西部に位置するベッドタウンに、放射線量測定器がずらりと並べられたレンタルスペースが現れた。 ここでは、家庭や店舗などから材を持ち込み、自ら放射線量を測定することができる。料金は、測定器の精度によって1件当たり980円と3980円だ。 じつは、この地域周辺では放射線量が周囲よりも高い、いわゆるホットスポットが発見され

  • ごめんなさい。原子力安全神話は僕たちが形成した

    1956年生まれ。テレビディレクター、映画監督、作家。ドキュメンタリー映画『A』『A2』で大きな評価を受ける。著書に『東京番外地』など多数。 森達也 リアル共同幻想論 テレビディレクター、映画監督、作家として活躍中の森達也氏による社会派コラム。社会問題から時事テーマまで、独自の視点で鋭く斬る! バックナンバー一覧 今の学生は素直すぎる。 とても危機的なほどに 授業が終わると同時に、耳にイヤフォンを差し込んだまま、学生の一人が近づいてきた。 「質問だけどいいでしょうか」 「もちろん質問はいいけれど……」 僕は言った。 「どうして授業中に質問しないのかな」 「だって誰も質問しなかったので」 「誰かが質問するまではできないということ?」 「場の空気がありますから」 あっさりと言われて、僕はため息をつく。 「でもその『場の空気』は、あなたたちが作っているんだよ」 「それはそうですが、最初の一人はま

    ごめんなさい。原子力安全神話は僕たちが形成した
  • 広瀬隆 特別インタビュー「浜岡原発全面停止」以降の課題

    1954年生まれ。78年早稲田大学政治経済学部卒業後、ダイヤモンド社入社。「週刊ダイヤモンド」編集長などを経て現職。著書に『複雑系の選択』『めちゃくちゃわかるよ!経済学』(ダイヤモンド社)『浦安図書館を支える人びと』(日図書館協会)など。 DOL特別レポート 内外の政治や経済、産業、社会問題に及ぶ幅広いテーマを斬新な視点で分析する、取材レポートおよび識者・専門家による特別寄稿。 バックナンバー一覧 菅直人首相が浜岡原発の全原子炉停止を中部電力に要請し、日のエネルギー政策が大きく軋み始めた。これから脱原発の流れは加速するのか、夏季に向けて電力供給に支障は生じないのか。原発とエネルギー問題に詳しい作家・広瀬隆氏に語ってもらった。(聞き手/ダイヤモンド社論説委員 坪井賢一) ――これまで広瀬さんは原発の危険性、とりわけ浜岡原発の危険性について警告してこられましたが、今回の運転停止をどう受け止

  • 牛乳を毎日飲むと、骨がゆがむ?|知ってますか? 骨の歪み(ゆがみ)はストレスから|ダイヤモンド・オンライン

    あまりに内臓に負担をかけない生活を送っていると、内臓の機能やバランスが崩れてしまい、骨のゆがみにつながることがあります。もちろん、暴飲暴や、事のバランスがかたよる、といったことにも注意が必要です。 ですが、意外に見逃しがちなのが、「からだによいとされる品」です。摂取のしかたをまちがえていると、内臓の不調につながってしまうことがあります。 たとえば、牛乳。牛乳を毎日飲み続けると、腰椎(5個)の上から1番目の骨が、少しゆがんできます。その影響により、首のこり、太ももの後ろのハリや痛み、股関節の痛みといった症状があらわれる場合もあります。 牛乳は噛めない子牛のための「母乳」 では、なぜ牛乳を毎日飲むことで骨がゆがむのでしょうか? もちろん、牛乳にはなんの毒性もありません。それどころか、良質のカルシウム、たんぱく質、ミネラルといった、体がとても欲しがっている栄養素が豊富にふくまれています。