ブックマーク / ohnosakiko.hatenablog.com (21)

  • ミスコンは女装コン - ohnosakiko’s blog

    この間、仕事先の大学の学園祭のパンフを見た。この私立芸大はキャンパスが少し離れた二カ所に分かれていて、学園祭の実行委員会も別。私が見たのは音楽学部の方のパンフだが、「ステージ」のプログラムの中に「イケコン」とあり、その下に小さく「ミスコン・イケメンコンテスト・逆ミスコンあるよ♪」とあった。 やっぱりやってるんだなぁと思いつつ、「逆ミスコン」がわからなかったので学生に訊くと、「女装コンテストです」。 かなり前、美術学部のキャンパスの方で女装コンテストをやっているのは知っていたが、今年はこちらでもやるらしい。調べてみたら、東京藝大の「藝祭」でもミスコンと同時に女装コンテストが開催されている(藝大でミスコンが始まったのは、私の在学していた30年くらい前だった)。女装コンテストは最近、学園祭で人気の催し物のようだ。 ミスコンで女子だけを品評するのはアレだという判断から、男子対象のイケコン、女装コン

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    PAGZIN
    PAGZIN 2011/11/10
    とても面白かった。/男が女を選ぶという差別的な何かは実質的に無効化されているんだけど、形式的に残ってしまっているのもそれはそれで問題なのかな…。
  • なぜ韓国の男なのか - ohnosakiko’s blog

    体型を愛でる ここのところ、女性芸能週刊誌のグラビアに頻繁に登場しているのは、日人のタレントではなく韓国の俳優達である。 先日も喫茶店に行って新しい週刊女性を開いてみると(私の情報源はこれだけか)、ペ・ヨンジュンを始めとした6人の若手俳優の全身のショットが、見開きにでかでかと並んでいた。パク・ヨンハ、チャン・ドンゴン、ウォンビン、イ・ビョンホン‥‥。後一人は忘れたが、別にファンでもない私まで、いつのまにか名前をインプットされている有り様。 6人のうち5人は、イタリア製とおぼしき濃紺のピンストライプのスーツを着用。一番若手のウォンビン(木村一八似)は、白のくりの深いVネックのサマーセーターにサテンぽい光る生地のジャケットで首にはネックレス。全員、今にも跪いてくれそうな感じ。 6人の並びから立ち上る雰囲気は、どう見てもホストである。日のタレントのファッション感覚とはややズレているが、このベ

    なぜ韓国の男なのか - ohnosakiko’s blog
    PAGZIN
    PAGZIN 2011/08/07
    エスノセントリズム?/文中と反対に、セックスの拒否権を握ってるのが実質的に女性なので女性優位であると仮定すれば二重支配ということに。
  • 「ヘドがでるけどナ」と書いた学生 - ohnosakiko’s blog

    大学でもっているジェンダー入門の授業ではこの数年、学生からの要望もあって、セクシュアリティについての講義時間を増やしている。特にセクシュアルマイノリティについて。 学生の大半は、セクマイの人々についてTVに出てくる芸人くらいしか知らないし、「LGBT」という言葉の意味ももちろん知らない。最初のうちは、ゲイやレズビアンやトランスジェンダーについて嫌悪感や抵抗感をもっていることを、ミニレポート(講義で上映するドラマや映画の感想文など)の中で素直に表明する学生も少なくない。 講義も終わりに近づいた二週に渡って、映画(『メゾン・ド・ヒミコ』)を見せた。この映画では子どもから社会人、老人に至るまで、ゲイへの忌避感や差別心をカジュアルに露にする人々が登場する。最後に映画の感想と共に、「セクシュアルマイノリティへの偏見や差別をなくしていくには、具体的にどんなことをしたらいいと思うか」についても意見を書い

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    PAGZIN 2011/08/01
  • フェミニズムは学問か運動か、研究か宗教か - Ohnoblog 2

    数日前、コメント欄でフェミニズムの話になった。なかなか議論喚起的な内容だと思うので再掲したい。ただかなり長いので、申し訳ないが脂さんの発言はかなり刈り込ませてもらった(同じことの言い換えになっている部分や後半の若干ヒートアップしている部分)。フェミニズムについてのコメント欄の流れを追いたい人は、遡ってこのあたりからどうぞ)。 ohnosakiko 2011/01/05 17:59 脂さん、大学でフェミ学んだの?上野千鶴子んとこで?(東大だったよね) 精神分析はいつからなの? 私は美術系だったんで、フェミっぽいものってアートを通してだった。あとはリブの言説。70年代末〜80年代はまだそういうのに普通にアクセスしやすかった。その後、上野千鶴子や小倉千加子は何冊か読んで面白いとは思ったけど、フェミニズムそのもので救われたということは実は20代ではなかったなぁ。だからすぐに読まなくなった。むしろそ

    フェミニズムは学問か運動か、研究か宗教か - Ohnoblog 2
    PAGZIN
    PAGZIN 2011/01/10
    女性を対象として研究するとして、そういう学問に付く名称は「フェミニズム」ではなく「女性学」が相応しいと思う。現在女性学と呼ばれているものとはずれるような気はするけど。
  • 内心、振る舞い、表現、暴力 - ohnosakiko’s blog

    おばさんのフェティシズム フェティシズム、セクハラ、ロリコン(前記事への反応に応えて) 先日のコメント欄で「「セクハラってのはおかしくないか、それを言うなら性的虐待と言うべきでは?」という問いに、「セクハラだ」と言ってた人々が全然反応してくれなくて寂しいです」と書いたら反応があった。 mimipann セクハラと虐待の区別はどうでもいいと思います。セクハラは悪くて虐待は良いとかではないはず。 http://b.hatena.ne.jp/mimipann/20101216#bookmark-27335997 (ブコメ後半はフェティシズムについてであり、件とはずれるので省かせて頂きました) ええと‥‥性的虐待が「良い」わけないでしょう。誰がそう言っているんですか? もしかして、私がセクハラと言われるのが厭なばかりに、「いや私のしたのは性的虐待ですから。そっちなら良いんでしょ。私は別に悪くない

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    PAGZIN
    PAGZIN 2010/12/22
    文章自体がセクハラというのはありえるし実際に不快感を感じたけど、今回の場合は 筆者の表現の自由>読者の性的自己決定権 で構わないと思う。
  • フェティシズム、セクハラ、ロリコン(前記事への反応に応えて) - ohnosakiko’s blog

    ※追記あり おばさんのフェティシズム - Ohnoblog2 ブックマーク メタブクマの階数がすごいことになっているが、とりあえず最初のブクマコメントで多く出された「フェティシズムって男のもの?」という疑問や「セクハラだ」という批判について答えてみる。 フェティシズムについて 「フェティシズム」とは精神医学用語で、女性の装身具など特定の物に偏愛を示す、男性に見られる性倒錯を指す。以下、手元の資料他から抜粋。 フェティシズムは倒錯のなかで理論的に非常に重要な位置を占めており、性的器官の代理といってよいものに対する多大なリビードの局在化を伴っている(以下で論じる事例研究で見るように)が、このことは少年に比べて少女の場合にはきわめてまれにしか起こらない。 (『ラカン派精神分析入門』(ブルース・フィンク/誠信書房)p.385) 確かに、フェティシズムはとりわけ男性のリビドーを特徴づけているというこ

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    PAGZIN
    PAGZIN 2010/12/14
    セクハラ認定はされる側の認定する意思が必要だし、強制わいせつと呼ぶのにも無理があるとは思う。法律問題から離れて性的虐待という言葉を使うほうがよさそう。
  • おばさんのフェティシズム - ohnosakiko’s blog

    「最近の若い男の子ってきれいねぇ」 と、母が言った。母、73歳。 買い物に行くのにバスに乗ったら、たまたま近くの高校の下校時だったらしく、高校生がたくさん乗っていたという。全員男子。降りる停留所の近い母は、昇降口近くのポールにつかまっていた。母の手の少し上に、やはりポールをつかんでいる男子高校生の手があった。 「思わず自分の手、引っ込めたの」 「なんで?」 「だって私の手、シワシワのおばあちゃんの手でしょ。向こうはシミも皺もないきれいな手よ。あんまり違うもんで恥ずかしくてね」 吹き出した。 「誰もお母さんの手なんか見てないよ。見たとしても何とも思ってないって」 「でも恥ずかしいわよ。そんで男の子見上げたらさ、まあ肌のきれいなこと。あんまり陽に灼けてなくてツルンとしてて皺一つなくてねー。いいわねえ若いってことは」 「よしなさいよ、ジロジロ見るの。変なおばあさんだと思われるよ」 「そんでバスが

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    PAGZIN 2010/12/13
    触ってんじゃん…。
  • 知りたい気持ちとムラムラと大人の役割 - ohnosakiko’s blog

    子供にとっての性的世界 - 文藝春秋編 日の論点:山崎マキコの時事音痴 一昔前の少年少女がセックスについての知識を得るのは、大抵の場合ポルノ小説(官能小説)からだ。「具体的に何がどうなって‥‥」は大人向けのメディアからこっそり盗んでくる。 でも今なら、知りたい情報は大体ネットで手に入れられる。若者向けのセックスハウツーも堂々と書店に並んでいる。定期的にセックス特集を組むan・anなど、相手をムラムラさせる方法からフェラチオの技術、コンドームの付け方まで事細かに教えてくれている。DVDまでおまけについてる。AVには手が出しにくい女子向けに。 少なくともヘテロのセックスに関しては、実体験がなくても全部シミュレーションできてしまう勢いだ。10代女子の受けたレイプや近親姦の体験談も、ネットを漁れば見つけることができる。 かつて記事の筆者やその周囲の女子高生たちを不安にさせた情報不足。今やそれは

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    PAGZIN 2010/12/06
  • 自分の身体を中心化した支配欲の現れ、「セクハラサイコロ」 - ohnosakiko’s blog

    仰天!小学校「セクハラサイコロ」事件の真相 作成、行使の教諭「金八以上」と児童・保護者・卒業生が擁護 - MSN産経ニュースという記事につけた自分のブコメ 生徒にとって良い先生てのとは別に、「罰」の内容が全部この教師の身体や行為(する真似だったにせよ)を通したものである点が、生徒への直接的な支配欲を感じさせて気持ちが悪い。罰として掃除をやるとかないし の補足として。 多くの生徒や父兄にはかなり慕われ信頼されていたという報道のように、この教師は別に「変態エロ教師」ではなかったのだろうが、やっていることはセクハラであり、しかもそれを「セクハラサイコロ」と堂々と名付けて生徒たちに受け入れさせている点で、二重の過失を犯している。 その点だけは思慮が足りなかったが、それを除けば良い先生だった、ちょっと不注意だった‥‥という見方もあるかもしれない。しかし、この教師の「良い先生」ぶりと、「セクハラサイコ

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    PAGZIN 2010/11/08
    体罰が支持される理由と体罰をしようとする教師の心理の考察。/なぜか「殴らぬヲタより殴るDQN」という言葉を思い出してしまった。
  • 曾野綾子とミニスカート - ohnosakiko’s blog

    産経新聞に掲載された曾野綾子の「用心するということ」というエッセイが、この数日、ネット上でえらい顰蹙を買っている。産経新聞に謝罪を求める抗議運動まで起こっているようだ。批判記事には多くの反応が集まっている(その一つ、強姦するのが男の性なら去勢するのが自己責任でしょ - フランチェス子の日記にエッセイ全文が掲載されているので、未読の方はどうぞ)。 去年の2月、沖縄駐留米軍海兵隊員による女子中学生暴行事件の際、産経新聞客員論説委員の花岡信昭が被害者について「基的な「しつけ」が徹底していなかった」とネットで発言し、散々叩かれたことがあった。「またかよ」感が拭えない人も多いと思う。 曾野綾子と言えば、最近では作家としての話題や評価より、石原慎太郎や中曽根康弘と仲良しで、靖国に参拝し日の丸・君が代を賞賛し、かつて日船舶振興会の会長を務めたり日郵政取締役に就任していたりする、ガチガチのタカ派とし

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    PAGZIN 2010/08/01
    曽野綾子の意識の根底には「私たちの若い頃は~」があったのかもしれない、という話。
  • 高橋氏とのブコメ議論まとめ - ohnosakiko’s blog

    例の首都大の学生のやった件で、この数日、id:NaokiTakahashi氏(以下、高橋氏と表記)とのブコメ議論があちこちで長引いた。 個人的には、被害者の受けた苦痛と屈辱の前には、こんなアート論議などどうでもいいものだと思っているし、この事件についてアートや芸術方面から語ること自体が(アートや芸術に対してではなく)被害者の女性達に対して失礼なものになりかねないと思っている。このことはブコメに書けなかったのでここではっきり言っておきたい。 私の基的態度は「これをアートとして語る意味はない」。高橋氏の態度は「アートの俎上に上げてその質を論じよ」。バカ長いばかりで読む人も少ないだろうが、なにがしかあぶり出されている面もあると思うのでここにまとめておく。 それぞれの元記事。私が最初のブコメを書き込んだ順。議論の日時はかなり重なっていて同時進行的にやっていた。 Togetter - まとめ「ドブ

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    PAGZIN 2010/06/24
  • 女をモノ扱いするのは男の仕様、あるいは男の性の脆弱性と所有欲について - ohnosakiko’s blog

    今週は、女をモノ扱いし女の人格を尊重しない男が世の中には多いので、女性にとって性的に欲望されることは単純に歓迎できないという話のブクマタワーがどんどん高くなっていくのを、あっけにとられて見ていた。 おそらくここでも、内容の是非というよりは話法を巡って(もちろん話法は立ち位置に深く関係する)対立や齟齬が生じていると思われるが、それに深入り言及するのは避ける。 一つだけ、ブコメやハイクでid:simplemindさんが、何の得にもならないのに焼け石に水的な介入と議論整理の努力をされているのに少し感動した。特に感心したのは(別の記事のメタブだが)これ。 自分の事を「殴るどころか怒った事もない優しい性格」だと長年思ってたけど単に人と距離を置いてただけだと結構最近気が付いた/自分の暴力衝動とどう付き合うかは強さとか優しさだけじゃなく経験とか技術も要るよね http://b.hatena.ne.jp/

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    PAGZIN 2010/05/23
  • 赤名リカとAV女優、ヘアヌードが「破壊」したもの、「破壊」できなかったもの - その2 - ohnosakiko’s blog

    赤名リカとAV、ヘアヌードが「破壊」したもの、「破壊」できなかったもの - その1 の続きです。 1991年 ラブストーリーを見て女子が勝手に恋愛レートを上げた 1991年 そのぶん男子のためのヘアヌードが安くなった 実に分かりやすい。「恋愛」は結婚と同義に捉えてよい。「ヘアヌード」は広く売春を指す。何らかの形で性を売り物にして一過性の対価を得る行為すべてだ。対価を男に支払わせるための方策として結婚と売春は並立している。片方の市場が高騰したので、弾き出された参加者が大量に移動した結果、他方が暴落したのである。暴落と言っても直接に支払う金額が下落したのではない。来は登録されなかった筈の銘柄が購入できるようになったという形で暴落したのだ。それが「ある日とつぜん、綺麗な女の子たちが、アダルトビデオに出るようになってくれた」理由である。 結局、結婚を諦めた女は身を売るしかないという悲しい現実が端

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    PAGZIN 2010/05/03
    女性の主体性の確立と客体性の破壊。
  • 「内心」は不自由だし、ポルノを楽しむのは「悪」だ - ohnosakiko’s blog

    アンドロイドの人権と神さまとセカンド・レイプ - はてこはだいたい家にいる 「内心の自由」を巡ってのコメント欄の混乱が、ブコメにも波及している。 「内心の自由」とはもともと、憲法19条の「思想及び良心の自由」を下支えする概念だ。戦前の国家の思想統制に対して出てきたもので、他者の人権に抵触しない限りにおいて最大限保障されるべきことになっている。 従って「内心の自由は保障されている」と言わねばならない局面とは主として、思想及び良心の自由が国家あるいはそれに準じる権力装置によって侵害されそうになった時だろうと思う。 冒頭で引いた記事及び一連の記事の内容は、ポルノの人権侵害と「良心」を巡る議論の一つである。レイプものなど被害者が見たら傷つくであろう性的ファンタジーを、語るだけでなく、楽しんでいることへの疑義が示されている。 一連の議論を追いかけている人ならわかるはずだが、最後の一文はAntiSep

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  • レイプ・ファンタジー、レイプ、レイプ神話と性差別 - ohnosakiko’s blog

    サイドバーのohnosakikoブックマークのところが、ポルノレイプレイプレイプエロゲバカレイプレイプエロゲバカポルノ‥‥となっていて正直気が滅入っている大野です。自分でつけてるブクマだから仕方ないけど、授業に来る新一年生に自分のブログアドレスを教えるのにはちと勇気が必要、という意味で。つっても初日の掴みで、去年の「レイプレイ」騒動や「東京都青少年保護条例改正」騒動の話をして、散々「レイプ」という言葉を使ってしまいました‥‥。 さて、AntiSepticさんの例の記事のブクマ数がやたら伸びているのですが、こうなっている大元の火元は私です。一連の流れは以下の通り。 3/27の当ブログ記事 レイプ・ファンタジーについてのメモ ○ この時点でのコメントは、雑誌に掲載されたテキストを記事で引用させて頂いたfont-daさんのみ。 ↓ 4/8のはてこさんの記事 そよ風のレイプ願望と強姦の違い 前編

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    PAGZIN 2010/04/16
    「レイプという忌むべき犯罪がなぜか「愛」によって肯定されているからこそ、ファンタジーとなり得るのだ。」
  • 「観」ではなく「論」を交わすこと - ohnosakiko’s blog

    simplemindさんのところで、ここ最近の記事に書いた「セックスにはある種の暴力性が含まれる」とか「あらゆる性関係はSMである」など、一部で???を喚起しているらしいテーマについてやりとりさせて頂いた中で、「あー‥‥」と思ったことがあった。 私の最初のコメントで「simplemindのセックス観については特に異論を挟むつもりはないのですが」(「さん」つけ忘れ)と書いたことに対し、レスの中で「共通認識をベースにして(セックス観ではなくて)「セックス論」を交わしたかったのですが」と言われた。*1 ‥‥‥まったくもってその通りです。 「セックス論」を交わしていたのは十分認識していたにも関わらず、私は相手の意見を「セックス観」という個人的なレベルに押し込めるような書き方をしていた。 記事を通読した時点の、何が共有できていて何が違うのかはっきりわからなかったというモヤモヤによって、「観」に安易に

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    PAGZIN 2010/03/28
  • セックスは暴力的なものを含んでいるか - ohnosakiko’s blog

    「男をわかってない」と言われまくる件 - 「あなたは悪くない」別館 「セックスとはそもそも野獣のようなものだ」とか「セックスはある程度乱暴な行為」というような言い方で、自分の振る舞いを正当化し女性を批判する男が時々いて、大変に疲れるという話。そういう人々に丁寧に「性犯罪についての出前講座」をしてあげるid:manysidedさんには、正直頭が下がります。 manysidedさんが槇村さとるの言葉を引用して書いている「セックスはとろとろに溶け合うもの」という表現に近いことは、自他の境が融解するような感覚として、セックスを語る時にしばしば言われているように思う。比較的多くの人(の中でも特に女性?)に共通する感覚ということかもしれない。 で、題とはちょっと外れるかなと思いつつ、以下のようなブコメをつけた。 セックスは「乱暴なもの」は変だが、そこにある種の暴力性がつきまとうという話ならわかるけど

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    PAGZIN 2010/03/22
  • 働くということ、あるいは盗んで食っちゃ寝 - ohnosakiko’s blog

    ※トラバ先の方のタイトルは「働くということ」だけになっています。なんか今いちものたりないなと思い、後で後半を加えたので(ごめんなさい)。 小飼弾「働かざるもの、飢えるべからず。」を読んで - phaニート日記 少し前に「ニート代表」としてテレビ出演もされたphaさんの記事。コメント欄がすごく賑わっており、ブクマのコメ率も非常に高く、さまざまな意見があって興味深い。トラバ記事も多数あり、すべては読んでいないので重複するかもしれないが、つらつら書いてみる。 「働かざるもの、うべからず」という言葉は調べてみると、レーニンが新約聖書のパウロの言葉を取って言ったものらしい。つまり当初は、労働者階級の立場から、のうのうと暮らしている特権階級を糾弾するフレーズだったのだ。それが、最近では逆に「弱者」に向けて、自己責任論などと結びつけて発せられる狭量な言葉となっている。皮肉な話ですね。 このフレーズに

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  • これが男の生きる道 ? - 上野千鶴子vs澁谷知美、‥‥‥そして橋本治 - ohnosakiko’s blog

    新春爆笑トーク 上野千鶴子vs澁谷知美「男(の子)に生きる道はあるか?」(対談のウェブ中継) このイベントの告知、内容紹介はこちら 中継を見て、ブックマークコメントに、 「爆笑」できない/澁谷は男子のための癒し(ガス抜き)?という印象。上野先生、恋愛強者ぶりの強調(「切れたことがないです」)、「経験則」を連発。世代の違いは感じたがどちらにもモヤモヤ。 この対談を批判している笑おう、憤りと皮肉と拒絶とをこめて - FemTumYumのブコメには、 >「オトコは自分のペニス一しかしらないけれどもオンナは何も知っている」←上野発言。うへぇ。/両人の「男の子もラクになればいいのよ」的余裕のうちに見られる変な母親臭さは気になる。売文のためと言えども と書いた。 正直なところ、「東大の先生と生徒」の馴れ合いみたいな雰囲気にちょっと引き、上野千鶴子の(たぶんいつもの)マッチョな発言にドン引きし、

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  • ナツ氏と高橋氏のブコメ議論を追ってみた - ohnosakiko’s blog

    お答え - シートン俗物記についたブクマタワーが、id:NATSU2007氏とid:NaokiTakahashi氏のやりとりによってどんどん高くなっていくのを見ていたが、収束したようなので改めて最初から順に追い直してみたいと思った。 既に一方の論者であるナツ氏がこの長いやりとりについて、「「男は女を欲望する」という抑圧」という詳細な解説記事を、それに対して高橋氏も「なるほどね。」という記事を上げていて、比較するとすれ違いっぷりが更によくわかるので、傍観者が今更追うのはなんだか間が抜けているんだけどまあいいや。私の感想は最後に。 以下、二人の発言+その内容に絡んだ第三者のコメントをピックアップし(17日am1:00現在のもの)、時系列順に並べ直した。こういう場合、元記事を1階、ブクマページを2階と数えるのだろうか? よく知らないがここではそういうことにしとく。 2階 (34users) NA

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    PAGZIN
    PAGZIN 2009/12/17
    感想がまとまらないという気持ちは嫌というほどよく分かる。