将棋道場とはどんな場所なのか 将棋道場は誰でも将棋を指すことができる。まずは1日の料金を支払い、道場が選んだ同じぐらいの強さの相手と対戦する。何局指しても、勝っても負けても、料金は変わらない。勝敗は記録をつけられ、規定の成績を収めれば段級が上がっていく仕組みだ。 将棋の段級はプロとアマチュアで分かれており、アマチュアの段級の基準や認定方法は道場によってそれぞれで統一されていない。筆者のイメージでは、1手詰めの簡単な詰将棋がわかれば初心者、棒銀などの基本戦法を身に着ければ中級者、得意戦法や基本的な手筋が使えるようになれば初段。プロの養成機関である奨励会に入るには、最低でもアマチュア四、五段の棋力が必要だろう。奨励会は6級からスタートし、棋士になるには四段まで昇りつめないといけない。 将棋道場の雰囲気は、初心者や子どもが多くて和気あいあいのところもあれば、常連が集まって小規模で行っているところ