飼育が規制されている特定外来種「テナガコガネ」などを飼っていたとして、警視庁は、京都府亀岡市の会社員今江忠夫容疑者(52)を特定外来生物法違反(飼養)の疑いで逮捕し、15日発表した。地域の夏祭りで子どもたちにカブトムシなどを分け、「カブトのおっちゃん」と親しまれていたといい、「夏祭りまでには釈放してほしい」と話しているという。 生活環境課によると、今江容疑者は5月16日、テナガコガネなど特定外来種27匹を飼育した疑いがある。「昔から昆虫が大好きで、外来種も育ててみたかった」と供述しているという。今江容疑者からネットオークションでテナガコガネの幼虫5匹を購入した会社員神鳥和久容疑者(56)=大津市=も同容疑で逮捕された。 同課の家宅捜索で、今江容疑者宅からはカブトムシなど400匹以上が見つかった。今江容疑者は4年ほど前から地元の夏祭りでカブトムシやクワガタを提供し、子どもたちが1匹ずつ持ち帰