「かいけつゾロリ」に登場するキャラクターになった今年の折田先生像(2021年2月25日午前、京都市左京区・京都大) 一般選抜(一般入試)の2次試験が始まった京都大の吉田南キャンパス(京都市左京区)に25日、恒例の「折田先生像」がお目見えした。今年は児童書やアニメで知られる「かいけつゾロリ」に登場するイノシシのキャラクター。大学周辺では看板を手に持ち、受験生にエールを送る学生の姿も見られた。 張りぼての像は同キャンパスにあった旧制第三高等学校の初代校長・折田彦市の銅像にちなみ、毎年現れる。2次試験が終わると姿を消し、制作者は謎に包まれている。 大きな目が愛くるしくオレンジ色の服を着た姿で、近くには「折田彦市せんせは、ゾロリせんせの子分としていたずらに尽力し、京大にまじめにふまじめな学風を築くために多大な功績を残した」と記した看板が置かれていた。ほかにも、顔出し看板の折田先生像など数体が見られ
亀岡市内の光秀ゆかりのスポット12カ所を紹介するパネル。どこかはドラマで取り上げられるだろうか(亀岡市追分町・麒麟がくる 京都亀岡大河ドラマ館) 戦国武将、明智光秀を描く大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」が放送終了の2月7日まで残り3回となる中、地域振興につなげようとドラマに期待を寄せる京都府の亀岡市が、作中であまり触れられていない。特に、ドラマ本編後にゆかりの地を紹介する番組「麒麟がくる紀行」では未登場だ。市は長年ドラマを誘致し大河ドラマ館開設や関連イベント開催に多額の税金も投じており、関係者はやきもきしながら次の放送を待っている。 1月14日、亀岡市安町の市役所で開かれた大河ドラマ市実行委員会。委員や事務局から懸念の声が上がった。「ドラマ館がある岐阜市は(ドラマ本編の後に放映される)『麒麟がくる紀行』で5回取り上げられている。亀岡は取り上げられるのか」。出席したNHKエンタープライズ社
京都のコロナ感染者、なぜ少ない? 混み合う観光地、府民は避けた?考えられる理由は… 2020年12月4日 10:30 全国的に新型コロナウイルスの感染拡大が加速している中、「なぜ京都の感染者数は少ないのか」との声が、京都新聞社の双方型報道「読者に応える」に複数寄せられている。大勢の観光客が全国から訪れているにも関わらず、近隣の大阪府や兵庫県と比べても現時点で京都府は急激な感染増加に至っていない。対策に当たる自治体や医療関係者らに考えられる理由を聞いてみた。 ■「繁華街の規模小さい」 2日までの1週間合計で大阪府は2560人、兵庫県は845人の感染が確認されている。京都府は162人だった。人口千人当たりに換算すると大阪0・290人、兵庫0・155人、京都0・063人となり、現状では京都の感染は一定のところで抑えられているとも言える。 京都府の幹部は理由の一つに繁華街の違いを挙げる。「感染リス
京都市下京区四条通河原町にある京都高島屋に隣接するビルで営業する「池善化粧品店」が12月末で閉店する。京都の「一等地」で街の発展を見守り、京都の多くの人に親しまれた店舗だが、社長の高齢化などで90年の歴史に幕を閉じる。 井上清次社長(88)によると、店は1930(昭和5)年創業。店が入る「池善ビル」もほぼ同時期に建てられたという。 3階建てのビルは京都高島屋のくぼ地に立ち、四条河原町の交差点に面する。閉店後のスペースはテナントとして活用し、今後、外観の改修なども検討するという。
滋賀県近江八幡市ゆかりの戦国武将織田信長をモチーフにした自動販売機が14日、安土城があった同市安土地区の4カ所に登場した。甲冑(かっちゅう)姿の信長が描かれた自販機にお金を入れて飲料を購入すると、信長の勇ましい「せりふ」が聞ける。 安土城築城450年に向けて遊び心で地域を盛り上げる狙いで、市が飲料メーカー「ダイドードリンコ」(大阪市)と共同で企画した。 自販機は戦国をイメージしたデザイン。お金を入れると、ほら貝の音や「お主はどれを所望であるか、選ぶがよい」といった信長の声がし、購入ボタンを押せば「いざ出陣」、飲料が商品取り出し口から出れば「こたびの活躍、誠に見事であった。大儀である」とせりふが流れる。 音声は近江八幡観光物産協会副会長の加納学さん(57)が担当。信長の「自身への裏切りは許さないが期待には100%応える」というイメージで演じたという。 安土城郭資料館の自販機前で開かれたセレモ
31日に閉店する西武大津店。地域経済の中核施設がなくなり、地元経済への影響が懸念される(大津市におの浜2丁目) 開業から44年にわたって地域のランドマークでもあった西武大津店(大津市におの浜2丁目)が31日で閉店する。滋賀県は全国でも数少ない「県庁所在地に百貨店がない県」となり、閉店は地域経済やまちづくりの在り方にも影響を与えそうだ。 お盆休みが過ぎた18日。店内には「サンクスセール」と書かれた垂れ幕やポスターがあちこちに張りだされ、猛暑の中、平日にもかかわらず多くの人がセール品を目当てに訪れていた。夫と来店した女性(66)は「子どもが小さい頃によく来ていた。新型コロナウイルスの感染が心配で京都へ買い物に行くのを控えているので、3月以降またよく足を運んでいただけに、閉店は残念」と惜しんだ。 西武大津店は琵琶湖岸を埋め立てて1968年に開かれた「びわこ大博覧会」の会場跡に、76年にオープンし
政府支給の布マスクが、医療物資の寄付を受け付ける京都市に9千枚以上、届けられている。企業団体が各家庭から回収して寄付するケースが多く、市は「マスク不足に備えたい」と感謝する一方、医療機関では使えないため、配布の希望がどれだけ出るかは不透明。京都市は学校への提供を探るが、活用方法に課題が残りそうだ。 マスクは政府が1セット2枚で配布し、市内には5月中旬以降に届いた。京都市は「家庭で使うという配布趣旨を踏まえ、積極的に寄付は呼び掛けていない」としつつ、「善意は拒否できない」として、受け付けている。 5月下旬から届き始め、今月21日現在、9389枚が寄付された。京都、大阪、兵庫の3府県でスーパー銭湯を展開する「メゾネット」(中京区)は6月30日までマスク持参者に入浴料を無料にする企画を行い、市に約6800枚を寄付した。広報担当者は「予想以上の多さに驚いている。お客様の善意を役立ててほしい」と願う
京の風物詩「大文字」を勝手に点灯、大規模ないたずら? 騒然、憤る大文字保存会 京都府警にも相談 2020年8月9日 13:48
京都府大山崎町下植野の野鳥愛好家新留雅也さん(77)が今夏、府レッドデータブックで準絶滅危惧種に位置付けられるサンコウチョウの撮影に成功した。得意の口笛の鳴きまねでサンコウチョウを呼び寄せ、2度のシャッターチャンスを捉えた。 サンコウチョウはカササギヒタキ科で、本州以南に夏鳥として飛来し繁殖する。目の周囲に鮮やかなコバルトブルーの縁取りと、オスは約30センチの尾羽を持つのが特徴で、鳴き声と飛ぶ姿が美しく、愛好家に人気が高い。 新留さんは高校生の時から野鳥の観察を続けている。退職後には機材をそろえて撮影にも力を入れてきた。サンコウチョウはなじみの鳥で、撮影に成功したのは3年ぶり3度目。今回は6月20、29日に西山でオスをレンズに収めた。両日とも尾羽が入りきらなかったが、全体像をうかがうことはできる。 新留さんによると、今夏の渡りは5月の観察で確認できなかったことから、例年に比べ1カ月ほど遅い
椿井文書を模写したとされる「笠置山之城元弘戦全図」。椿井文書が山城地域に波紋を広げている(京田辺市田辺・中央公民館) 京都府山城地域の自治体史に数多く引用されてきた史料「椿井文書(つばいもんじょ)」を偽文書と指摘する新書が先頃出版され、地元の歴史関係者らに波紋を広げている。たった1人の男が質の高い偽文書を大量に作り出した手法などを明らかにしており、特に関わりの深い山城地域では定説が覆りかねないためだ。郷土史が再検証を迫られるだけでなく、「日本最大級の偽文書」の作者かもしれない男の人物像にも注目が集まる可能性がある。 椿井文書は、山城国相楽郡椿井村(現木津川市)の有力農民、椿井政隆(1770~1837年)が制作した文書の総称。椿井は山城や近江、河内、大和などで、武家につながる家系だと示したい豪農や山の支配権争いなどに関わり、歴史的な正当性を与えるために多くの文書を創作したとされる。 以前から
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、京都府の西脇隆俊知事と京都市の門川大作市長は2日午前、緊急の共同記者会見を上京区の府庁で開き、当面の間、患者が急増している首都圏、阪神圏への不要不急の往来や人混みが予想される場所への外出などを自粛するように強く呼び掛けた。 西脇知事は京都産業大の学生に端を発した感染拡大に加えて感染ルート不明の患者が急増していることに危機感を示し、「身近なところに感染リスクが潜んでいることを認識してほしい」と訴えた。新年度で人の往来が増える時期であることを踏まえ、特に無症状で感染を広げる事例が確認される若年層に対して慎重な行動を促した。大学には授業開始時期の思い切った延期やオンライン授業の導入なども求めた。 府内では2日正午現在で感染者は計76人に上る。重症者は3人で、18人がすでに退院している。
制作費1億6千万円のオペラ、無観客で上演 ユーチューブで無料配信「期待に報いたい」 2020年3月4日 21:52 滋賀県立びわ湖ホール(大津市)は4日、新型コロナウイルスの感染防止のため公演中止を決定した自主制作オペラ「神々の黄昏(たそがれ)」を、当初予定していた7、8日に無観客で上演すると発表した。動画投稿サイト「ユーチューブ」を通じて無料で同時配信する。 「神々の黄昏」は、同ホールが2017年から毎年1作ずつ手掛けてきたワーグナーの大作「ニーベルングの指環」の4部作の完結編。オペラ界の巨匠ミヒャエル・ハンペさんが演出し、管弦楽は京都市交響楽団が担う。制作費1億6千万円をかけて約1年がかりで準備を進めてきた。 2月28日に中止を決めたが、昨年11月のチケット販売で即日完売するなど人気は高く、中止の撤回を望む声も強いことから異例の無観客上演を決めたという。 担当者は「4部作を楽しみにして
新型肺炎防止へ中国居住者に京都マラソン、東京マラソンの参加自粛を要請 2020年2月7日 17:46 新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、京都市などは7日、16日開催の京都マラソンに出場予定の中国居住者386人に対し、出場を控えるようメールで呼び掛けた。強制ではないとしている。 市によると、感染拡大を懸念する中国居住者から「不出場の場合、すでに払った料金はどうなるのか」「来年に出場させてほしい」などの声が多く寄せられているという。 メールでは、来年の次回大会に無料で出場できる条件を提示した上で、「今回は参加を控えていただき、次回大会に万全の環境の下でご参加いただくことを心より望む」などとしている。 また、大会当日の会場や14、15日に出場受付会場となるみやこめっせ(左京区)などでは、診療体制や感染予防対策を強化する。京都マラソンには約1万6千人が参加する予定。 新型コロナウイルスの
JEUGIAはこのほど、西村昌史社長が全額出資して設立した特定目的会社「cross road(クロスロード)」による自社買収(MBO)を実施すると発表した。東証第2部からの上場廃止に向け、JEUGIAの自社保有分を除く全株式の取得を目指す。少子化などによる市場の縮小に、株式を非公開として経営の自由度を高める狙い。 同社は、楽器やCD販売と「ヤマハ音楽教室」などカルチャー教室の運営を2本柱に事業展開している。だが近年は音楽のネット配信が増え、少子化で子ども向け教室の会員数が減少するなど事業環境が変化していた。 クロス社は2月3日から3月17日まで株式公開買い付け(TOB)を行う。買い付け価格は1株につき1720円で、31日の終値(1274円)に対するプレミアム(上乗せ幅)は35%。 MBO成立後は、不採算店舗の統合や大人向け「ヤマハ大人の音楽レッスン」の講座増設などを通じて顧客の年齢層拡大を
明治時代に製造され国の重要文化財に指定されている「123号蒸気機関車」を展示する京都府与謝野町滝の「加悦SL広場」について、運営する宮津海…
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く