研究ていう名前だけど、帯には体験ルポってなってて、実際はエッセイ。 「消えたマンガ家」の人が軽いタッチで書いてるオタク入門書、みたいな。昨年の12月に出てるんですね。気づかなかった。 個人的に名著。てゆか、ええと、他人とは思えなかった。 本文中なんの脈絡もなく2chのスレから「おまえは俺か?」の書き込みを引用してるけど、まさに自分が書いてるんじゃないかと思った。 まず1章でライトノベルにアタック、講談社だからってことかいきなり「空の境界」を編集者に手渡されて文章の下手さに文句をつける。 脳が体に「この本を放り出せ」と命令しようとする。抗いがたい衝撃が体を走る。 それを仕事だからと我慢してるうちに順応していき、いつの間にやら「これも作家と絵師の才能であろう」とか「天才・奈須きのこ」とかいう言葉が出てくる。「月姫」を探して秋葉原で人に尋ねまくり、プレミアのついた「月姫」を取材費で買う。で、きっ
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