三菱自動車工業は26日、2013年3月期の業績予想を発表。今期の世界販売は北米を除く各地域での増加を織り込んで前期比9%増の108万8000台を計画、営業利益は9.9%増の700億円の予想とした。 今期の国内販売は、エコカー補助金効果や夏に予定する『ミラージュ』の投入効果を見込んで10%増の16万7000台を計画。同車などの新モデル投入により、主力の「アジア・その他」地域では15%増の60万7000台と高い伸びを見込んだ。 売上高は9.6%増の1兆9800億円、純利益は4.5%増の250億円を見込んでいる。 益子修社長は「前期はタイでのミラージュ立ち上げや欧州での生産終了決定など『選択と集中』を強化できた。中期計画2年目の今期は先行投資を増やし、収益拡大へ種まきの年としたい」と述べた。 一方、2012年3月期の決算は、円高による105億円の減益要因を車種構成の改善やコスト低減などでカバーし