「ネットワーク管理者」というと,企業のシステム部門の管理者や,インテグレータや通信事業者の担当者といった,いわゆる「本職の管理者」の姿を思い浮かべるかもしれない。しかし,筆者の所属する日経NETWORKでユーザー取材をしていると,企業ネットワークを支えているのは,こうした管理者だけではなく,むしろ「管理者という肩書きを持たない管理者」であると感じる。 肩書きを持たない管理者とは,例えば,本来の仕事を持っていながら部署のLAN管理を任されている「部門管理者」,社内に専任のネットワーク管理者がいないので自ら管理者の役割をかって出ている「にわか管理者」,パソコンに詳しいなどという理由から周りから頼られる存在の「ちょっと詳しい一般ユーザー」などである。こうした人たちの存在があってこそ,社内ネットワークが安心して使えているという企業は多いのではないだろうか。 このような肩書きを持たない管理者に話をう
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