2015年のユネスコ(国連教育科学文化機関)の「世界記憶遺産」登録に向けて、国内候補2件を選考していたユネスコ国内委員会は12日、「舞鶴への生還―1945~1956シベリア抑留等日本人の本国への引き揚げの記録―」(申請・京都府舞鶴市)と「東寺百合文書(とうじひゃくごうもんじょ)」(同・政府)に決めたと発表した。15年に記憶遺産国際諮問委員会の審議などを経て、登録の可否が決まる。 選考から漏れたのは、「知覧からの手紙 知覧特攻遺書」(申請・鹿児島県南九州市)と「全国水平社創立宣言と関係資料」(奈良人権文化財団など)。 ユネスコには日本から計4件が登録申請をしたが、1国の審査上限が2件のため、国内委が絞り込み作業を進めていた。5月に歴史や文書保存の専門家らによる選考委員会を開催し、審査対象とする2件を選定。ただ、選考委のメンバーが東寺百合文書を政府申請案件とする作業にかかわっていたため、「選定
![記憶遺産候補に「東寺百合文書」「舞鶴引き揚げ記録」:朝日新聞デジタル](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/b462de2e2c252e3af9c8e9d0e73084c2d6a68d13/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fwww.asahicom.jp%2Farticles%2Fimages%2FAS20140612004878_commL.jpg)