“毅然とした態度”とやらは外交では全く役に立たず、領土問題は厳然とそこに存在しているわけですが。 「中国軍機13時間に及ぶ執拗さ 一触即発、配慮裏目に」産経新聞 1月9日(水)7時55分配信 まるで中国軍機が13時間にわたって領空侵犯でもしたかのようなタイトルですが、中国軍機は東シナ海の日本が主張する日中中間線付近を飛行しただけで、13時間なのは、尖閣諸島周辺の日本領海を中国の海洋監視船が滞在した時間です。 中国側は尖閣周辺の領海・領空侵犯にあたっては、国家海洋局所属の船舶・航空機で行っており軍用機や軍用船舶を使っていません*1。石原都知事の暴走に端を発した野田政権下での尖閣国有化という日本側からの挑発行為に対して、中国側は無制限に挑発行為をエスカレートさせているわけではなく非軍事組織での圧力に留めています。 とは言え、対立している国家間の緊張状態の下では、双方が「このくらいならば、それほ