わが家のペットであるダックスフントの「ウィル」にはもっと感謝しなければいけないと思っている。たくさんの新しいアイデアは、ウィルとの散歩中に浮かんできた。散歩中にはポケットに小さなペンと紙を入れていて、何かを思いついた時や家に戻った時にすぐ書き留めることにしている。 同じことが言えるのは電車の中だ。電話もかかってこないし、誰も話しかけてこない。 私はほとんどの場合、カバンを持たない。少しまとまった仕事を自宅でする時は、必要なデータをUSBメモリーに入れて運べばいい。 散歩する時も、電車に乗る時も、手ブラで、つまり手足も自由にし、ストレスも消して、身も心も自由にセットしておくのだ。そうして頭の中の“CPU(中央演算処理装置)”を起動すると、いろいろなアイデアがアウトプットされてくる。 この効果は大きい。書籍の販売予測法もこうしてひらめいたし、このコラムの原稿の半数以上は、週日に温めておいたアイ