Skypeの創業者Niklas Zennstrom氏がCEO職を辞任した。同社は2年前、約26億ドルという巨額で米eBayに買収されて世界を驚かせたが、その評価に見合う業績をあげられなかったためだという。IP電話で世界トップのSkypeだが、それでも十分ではないという。テクノロジー企業の評価がいかに難しいかを思い知らされる“事件”だ。 「eBayのSkype買収金額は高すぎた」。10月9日、ハンガリーのブダペストで開催された技術・ビジネスイベント「ETRE07」で、辞任後初めて公の場に姿を現したZennstromはこう述懐した。どんなに急成長しても、買収時の評価額の前提となった期待に応えられないことがわかった、という。 同1日のeBayの発表によると、Znnstrom氏は代表権を持たない会長職に退き、後任がみつかるまで、eBayの最高戦略責任者であるMichael van Swaaij氏が