◇「大連立」もう古い 支持率低迷にあえぐ菅政権。外国人からの献金問題で前原誠司外相が辞任したが、依然予算関連法案の通過のめども立たない。混乱の中、「救国内閣」を訴え、注目されている与党・国民新党の亀井静香代表に真意を聞いた。【江畑佳明】 ◇自、公は人材派遣会社になればいい/官民挙げて社会政策を --今の民主党をどう見ていますか。 亀井さん 民主党は党じゃなくなっているよ。党として不可欠な同志愛がなく、一緒に政治をやろうという共通の決意がなくなっている。それが日本の政権を担当しているというのは、悲劇だな。政権を奪取して、社民党を含めて3党連立を組んだ時の気概がなくなった。政策以前の問題だ。 --なぜこんな状況に? 亀井さん 「日本をどうするか」という責任感が欠如しているから。中国と米国の間にあって、ロシアとの関係も注意が必要。この状況の中で、経済だけではなく外交・防衛を含めて「自分たちが日本