ハイブリット車は主力製品にならない! 車文化を食い潰した日本には真似できない 欧州自動車メーカーの腹のくくり方 トヨタ・ベルギーの関係者が、あっけらかんと言う。 「ウチもそうですし、他のEU各国でも、例のリコール問題の影響はほとんど出ていませんよ」。 トヨタは、カローラファミリーの欧州主力製品「オーリス」に1.8リッターハイブリッド投入を発表。さらに同ユニットは、レクサスのエントリーモデル「CT200h」にも搭載される。 三菱自動車関係者が、筆者の問いに少し困った顔で言う。 「え~、まぁ~そうですよね、フランス企業との関係構築は難しいですし・・・」。 その会話の直後に行われた、新型コンパクトSUV「ASX(日本ではRVR)」の記者会見。壇上の益子修・三菱自動車社長の表情に疲れが見えたのは、筆者の気のせいではなかった。それもそのはず、同氏はPSA(プジョーシトロエン)のフィリップ・バラン会長