Microsoftは米国時間3月30日、「Internet Explorer(IE)」の脆弱性10件を修正する緊急セキュリティアップデートをリリースした。これには、攻撃で悪用されていた、深刻度が「緊急」の脆弱性も含まれている。 Microsoftが3月29日に予告したこの累積的なアップデートは、非公開で報告された脆弱性9件と一般に公開された脆弱性1件に対処する。最も深刻な脆弱性は、ユーザーがIEを使って悪意あるウェブサイトを表示すると、リモートでコードが実行され、コンピュータが完全に制御されるおそれがある、とMicrosoftはセキュリティ情報の概説で述べている。 「IE 8」と「Windows 7」を使用しているユーザーは、この攻撃で悪用される脆弱性の影響を受けないという。だが、IEのすべての脆弱性に対処する今回の累積的なアップデートの影響を受けるソフトウェアには、「Windows 20