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ブックマーク / science.srad.jp (60)

  • 貯水池に放尿されたことを理由に貯水池内の水を放水することは科学的では無いという批判 | スラド サイエンス

    米ポートランドにて、上水道向けの貯水池に若者が放尿したと見られるためにそこに貯められていた水をすべて放水するという事件が起きた(CNN.co.jp、ロイター、ポートランド水道局の発表)。ポートランドでは同様の事件がたびたび起こっているそうで、スラッシュドットでも2011年にこの話題が取り上げられている。 これに対し、Ars Technicaが「放尿事件後の放水処理は、科学的理解の不足を表している」として批判記事を出している。水道局側は、「人間の尿を飲みたいか? 我々の顧客は水が汚染されずに届けられることを期待しているんだ」として放水を正当化しているが、貯水池に入れられた尿が0.5リットル、貯水池内の水が1億4300万リットルだとすると、水の中の尿の割合は約0.00000035%とごく僅かだ。さらに、放尿をした容疑をかけられた男性(この男性は容疑を否認)は「貯水池内には鳥の死体があったのを見

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    YAA 2014/04/25
  • ロシア版GPSであるGLONASSでトラブル、衛星24機が一斉に信号を停止 | スラド サイエンス

    ロシアが運用している衛星測位システムGLONASSで4月1日、全24機の測位衛星からの信号が一斉に停止するというトラブルが発生していたという(GPS Daily、InsideGNSS)。 トラブルは10時間以上にわたり続き、GLONASSを利用していた衛星測位システムは正常に動作しない状況になっていたそうだ。ただし、現在ではGLONASSに対応する多くの機器がGPSにも対応している状況であるため、一般ユーザーへの影響は少なかったという。

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    YAA 2014/04/10
  • 環境省、ミドリガメを「特定外来生物」に指定の方針 | スラド サイエンス

    一般に「ミドリガメ」と呼ばれているミシシッピアカミミガメについて、外来生物法に基づく「特定外来生物」に指定する方針を環境省が固めたとのこと(YOMIURI ONLINEの記事)。 ミドリガメは1950年代に輸入が始まってかつては縁日などでもよく売られていたが、成長すると甲羅の長さが30センチほどになり飼うことが難しくなる。そのため、河川などに放流されたものが繁殖して生息域が拡大したとみられる。繁殖力の高さもあって日の在来種であるニホンイシガメを駆逐して準絶滅危惧種に追いやるなど問題化していた。 ただ、推計される飼育数が少なくとも数十万匹とみられ、この全てが登録(特定外来生物を飼育する場合、届け出る必要がある)された場合に事務処理が混乱するのが予想されることに加えて、寿命が40年と言われるミドリガメの野性化が始まって既に半世紀近くが経過していることなどから、実効性のある手段はなかなか難しい

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    YAA 2014/01/14
  • Kinectを使ったリアルタイム手話翻訳システム | スラド サイエンス

    Microsoft ResearchでKinectを利用したリアルタイム手話通訳システムが開発されているそうだ(The Next Web、家/.) 。 Kinectが手話をキャプチャし、パターン認識と機械学習によって通訳するというこのシステムは会話の双方向通訳が可能であり、例えば聾者の手話と健常者の発話による会話をリアルタイムで通訳することが可能とのこと。この場合手話は文字およびレンダリングされた音声に、また健常者の発話は手話へと翻訳される。 現在中国語手話で構築されているというこのシステムは画期的かつ非常に有用であるが、4000あるといわれる中国語の手話単語のうち300語しかまだ登録されていないとのこと。一つの単語のパターン認識を確立するのに5人の手話者が必要であることから時間がかかっているようで、完成にはまだ程遠いという。 開発にあたっては「データグローブ」やWebカメラが試されたが

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    YAA 2013/11/06
  • 「コルク臭のついた不味いワイン」は原因物質が嗅覚を妨げるため | スラド サイエンス

    「コルク臭がついた不味いワイン」の原因となる物質の働きを大阪大が区と大和製缶の共同研究チームが明らかにした(日経済新聞、家/.)。 コルク臭がついたワインの異状は「ブショネ」と呼ばれ、酸化などとともにワインが不味くなる原因の一つである。「ブショネ」はコルクを殺菌する際に使われた塩素系の薬剤や防腐剤が真菌などによって「TCA(2,4,6-トリクロロアニソール)」という物質に変わることによって引き起こされることは分かっていたが、この度の研究でTCAが直接「臭う」のではなくTCAが嗅覚に異状を引き起こすことによって不味く感じる仕組みであることが解明された。 TCAはワインだけでなく、鮮度や風味の落ちた肉や野菜、果物など様々な品に含まれているとのこと。この物質が鼻に入ると嗅細胞の細胞膜のにおい分子の受け渡しが働かなくなることが実験で分かったという。イモリの嗅細胞を使った実験でTCAによってこ

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    YAA 2013/09/19
  • トウモロコシの粒の数は必ず偶数 | スラド サイエンス

    日経新聞の記者が、「トウモロコシの粒は必ず偶数である」というのを実際に数えて確かめている。その結果、636粒で当に偶数だったという(日経新聞)。 トウモロコシの専門家曰く、トウモロコシの粒はもともと雌花で、花は2つ1組で咲くため、必ずその数は偶数になるという。記事によれば、トウモロコシの雄花と雌花には法則があり、茎の途中の節1つに、2つの花が1組となって付くという。トウモロコシを輪切りにしてよく見てみると、1つの軸に2つの粒が付いていることが分かる。トウモロコシの粒が必ず偶数になるのは、粒の元になる雌花が2つ1組で軸に付くからなのだとしている。

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    YAA 2013/08/09
  • 壁の遮音効果を小さな穴で台無しにする方法 | スラド サイエンス

    来、壁は音を遮断するはずなのだが、壁にごく小さな穴を空け、その穴をプラスチックのラップで作った膜で覆うだけで、音を筒抜けにすることができることが発見された。北海道大学のOliver Wright氏が韓国の大学の研究者らと共同で研究を行い、Physical Review Lettersにレポートを発表している(家/.、Inside Science記事)。 同レポートによれば、ドリルで壁面に小さな穴をあけて片側をプラスチックラップで作った膜で覆ったところ、まるで壁が存在しないがごとく音を伝達することができたとのこと。一方で、壁に穴を空けただけで剥き出しにしておいた場合、音の大部分は壁に遮断されてしまう。伝達された音のボリュームは、穴の大きさに応じて、元音源の75%から100%近くにも及んだそうだ。

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    YAA 2013/06/26
  • 中央アメリカで「コーヒーさび病」が蔓延、高品質豆が入手困難となる模様 | スラド サイエンス

    中央アメリカで「コーヒーさび病」の感染が広がっており、コーヒー産業が大きな痛手を負うことになるだろうとのこと。中央アメリカコーヒー豆収穫量が15%減となってしまった昨年、およそ40万人が仕事を失ったが、今年は50%まで収穫量が減ってしまう恐れもあるのだという(家/.、Wired記事)。 中央アメリカおよびジャマイカやコロンビア、ペルー、メキシコでは、高品質とされるアラビカ種の生産が行われているが、アラビカ種は病気に弱いため同地域でのコーヒーさび病の感染が拡大している。一方で病気に強いロブスタ種は、価格も低ければ味もあまり良くないといわれている。高品質なコーヒー豆ほど、ますます価格が上がり入手困難になる模様だ。 中央アメリカコーヒーさび病が蔓延することとなった最大の原因は、気候の変化であるようだ。来ならば中央アメリカの標高は、湿度が高く暖かいところを好む菌類が繁殖する環境条件とは一致

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    YAA 2013/06/17
  • 兵庫県篠山市で2007年に発見された日本最古の哺乳類の化石、新属・新種と認められる | スラド サイエンス

    2007年に兵庫県篠山市で発見された日最古の哺乳類(真獣類)の化石が新属・新種と認められ、研究成果が英王立協会紀要電子版に掲載された。学名は「Sasayamamylos kawaii(ササヤマミロス・カワイイ)」(論文概要、 人と自然の博物館のニュース記事、 神戸新聞NEXTの記事、 朝日新聞デジタルの記事、 MSN産経ニュースの記事)。 ササヤマミロス・カワイイは中生代白亜紀前期の地層、篠山層群下部層から2007~2008年の発掘調査で発見された。学名は、臼歯に特徴があることから地名の「sasayama」にギリシャ語で「臼」を示す「mylos」を加え、篠山市出身で兵庫県立 人と自然の博物館名誉館長の河合雅雄氏にちなんで「kawaii」と付けられたとのこと。篠山層群で発見された化石に学名が付けられるのは初めてだという。 人と自然の博物館では、3月30日から6月30日まで、トピックス展「日

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    YAA 2013/04/10
  • ニホンウナギ、絶滅危惧 IB 類に指定される | スラド サイエンス

    環境省はニホンウナギを「絶滅危惧 IB 類」に指定することに決めた (NHK ニュースの記事より)。絶滅危惧 IB 類は環境省のレッドデータブックの中で絶滅の危険性が 2 番目に高い分類。 日では古くから蒲焼きの材料として使われてきたニホンウナギだが、乱獲、環境の悪化などから生息数が大幅に減少、漁獲量はピーク時の 1/15 まで落ち込んでいるとのこと。ニホンウナギは卵から孵化するとレプトケファルスに成長し、さらに変態してシラスウナギと呼ばれる稚魚へと成長するのだが、このシラスウナギの漁獲量もまた大幅に減っている。 既に昨年 9 月に絶滅危惧 II 類に指定する方針が明らかにされていたが (47NEWS の記事)、今回さらに深刻に受け入れられたという事か。絶滅危惧種指定には法的な強制力はないが、日は世界の 7 割のウナギを消費をしているとのことで、今後末代までおいしく頂くためにも今年はハ

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    YAA 2013/02/18
  • 原発廃炉を求める団体が貸し線量計を改造 | スラド サイエンス

    反原発活動を行うたんぽぽ舎が配信しているメールマガジンで、「東海原発の廃炉を求める石岡市民の会」の話として、現地の市役所が貸し出している線量計や団体のメンバーが購入した線量計などを分解して改造したという記事が配信され、一部で話題になっている。メールマガジンはたんぽぽ舎のサイトなどからは閲覧できないが、内容が複数のブログなどに転載されている。(「脱原発の日のブログ」の魚拓、「薔薇、または陽だまりの」、「市民社会フォーラム」) 記事によると、この団体はメンバーが購入した1台、市役所から借りた3台の計4台の線量計を使用して市内各所の放射線量を測定しており、貸りたものの1台が高い測定値を示すことがわかったため、測定値の低い3台の線量計の故障を疑い分解し、調整可能な部分があったため、調整位置のマーキングを消した上で、ドライバーで「時計周りにいちばん右に」動かしたところ、測定値の高い測定器と同程度の

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    YAA 2013/01/31
  • 北朝鮮の「人工衛星」、地球を周回しながらコントロールを失って暴れている状態? | スラド サイエンス

    北朝鮮が昨日、「人工衛星」と主張する長距離弾道ミサイルを発射し、ミサイルの搭載物が衛星軌道に到達したと報じられたが、米政府関係者がNBC Newsに伝えたところよれば、軌道に乗ったとされる搭載物は「コントロールを失って暴れている状態」であり、他の衛星に衝突する危険性があるとのこと(家/.、Gizmood記事)。

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    YAA 2012/12/13
  • 「9割る0は0」と教えている小学校が存在する? | スラド サイエンス

    Twitterで、「9割る0は0」と教えている小学校があることが話題になっている。(Togetterまとめ)。 Twitterでの声を見る限り、多くの学校では「0では割れない」と教えられているそうだが、「0では割れないから答えは0」、もしくは「0で割ると0」と習ったという声も少数ながらある模様。

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    YAA 2012/11/27
  • 「犯行現場から半径5km」の住民に対するDNA鑑定で合致するDNAを発見 | スラド サイエンス

    オランダで迷宮入りとなっていた1999年の強姦殺人事件の犯人を特定するべく、事件当時に犯行現場から半径5km以内に居住していた男性8,000人以上を対象に、大規模なDNA鑑定が行われていたが、ついに、犯人が残したDNAと100%照合する男性が見つかったとのこと(家/.、Dutch News記事)。 DNA鑑定には、対象となる9割方の男性が自主的に協力に応じており、被害者の住んでいた町では参加率は96%にも上ったという。犯人とされた男性は、警察がDNA鑑定への協力を呼びかけた時に、自らすすんでDNA鑑定を受けていたとのこと。

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    YAA 2012/11/21
  • HIV ワクチンの臨床試験、フェーズ 1 を無事に通過 | スラド サイエンス

    遺伝子組み換え不活化全粒子 HIV ワクチン (SAV001-H) の安全性と耐性を調べるため、世界初となる臨床研究 (SAV CT 01) フェーズ 1 試験が今年 3 月より開始され、盲検化及びランダム化されたプラセボ対照試験として行われた (家 /. 記事、Western News の記事より9 。 18 歳から 50 歳の HIV 患者による登録は順調に進んでおり、今のところ SAV001-H を筋肉注射された登録患者からは局所反応や中毒症状などの副作用は見られていないという。同研究の資金援助を行う製薬会社の Sumagen Canada はこの中間結果を受け、SAV001-H の安全性、そして人間体内で免疫反応を起こす効力を確信しているとし、ワクチンの免疫原生や有効性の確認するフェーズ 2 臨床試験を行う用意もできているとのこと。 この臨床研究が成功すれば、世界で初となる商用

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    YAA 2012/11/14
  • 2012年ノーベル医学・生理学賞はJohn B. Gurdon氏と山中伸弥氏の共同受賞 | スラド サイエンス

    2012年ノーベル医学・生理学賞の受賞者が発表された。受賞したのは英国の発生生物学者 John B. Gurdon氏と京都大学の山中伸弥氏(プレスリリース)。

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    YAA 2012/10/12
  • 火星探査機キュリオシティ、火星でプラスチック片を拾う | スラド サイエンス

    どんなにとっぴなものでも「あるわけがない」という先入観でかかってはいかんでしょう。 <妄想> 人類が火星に有人基地を建設して数年―― 火星探査機の発見した「明るい色の謎の物体」はプラスチック片であり、当の火星探査機から落剥した一部であると誰もが考えた。しかし実際には8億年前に滅んでしまった火星文明の遺物だったのである。 プラスチック片は火星探査機のどの部品とも合致せず、調査の結果表面に微細な凹凸によって表現された文章のようなものが発見された。それがいわゆるCDのようなものであると判明するのにたいした時間は要しなかった。 ついに解読されたそこには… 「アーン♥」 </妄想> そのプラスチック片は大事に取っておくべきだと思います。

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    YAA 2012/10/12
  • テキサスで発生した地震、シェールガス採掘場が地震の震源地である可能性が高い | スラド サイエンス

    先週の土曜日、テキサス州ダラス郊外でマグニチュード 3.4 の地震が観測され、その後も 24 時間以内に余震が 2 度続いたが、今回の地震はシェールガス採掘に起因しているようだ。テキサスでは、地震が発生した 2008 年 10 月 31 日以前はマグニチュード 3 以上の地震を観測したことがなかったが、それ以降は 2010 年を抜かして、毎年少なくとも 1 回はマグニチュード 3 以上の地震が観測されている (LifesLittleMysteries.com の記事、家 /. 記事より) 。 シェールガス採掘後、使用済み汚染水は高圧で地底深くに廃棄されるが、テキサス大学 Cliff Frohlich 准教授によれば、この汚染水がそれまで「くっついていた断層」に入り込む潤滑剤となって、断層が滑りやすくなってしまったのだという。Frohlich 氏は、テキサス州バーネットシェールガス田を含む

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    YAA 2012/10/05
  • バクテリアで純金を作る | スラド サイエンス

    ミシガン州立大学が、バクテリアを使って純金を作り出すことに成功したとのこと(家/.、Science Daily記事)。 Kazem Kshefi助教授とAdam Brown準教授は、金属耐性細菌のCupriavidus metalliduransがこれまで報告されてきたより25倍以上の耐性を持ち、大量の濃縮塩化金の中でも繁殖する性質を持つ事を発見した。液体金の塩化金は自然界に存在する化合物であるが、そのままでは毒性が強いただの無用物である。両氏がバクテリアに大量の塩化金を与えたところ、1週間後にはバクテリアは塩化金から砂金を生み出していたとのこと。 この実験が行われた設備は「The Great Work of the Metal Lover」と名付けられ、見た目にも美しく、芸術と科学の両面を持ち合わせる美術的展示物となっている。

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    YAA 2012/10/04
  • 星出宇宙飛行士、歯ブラシでISSを救う | スラド サイエンス

    星出、ウィリアムズ両宇宙飛行士による国際宇宙ステーションの船外活動が5日に再度実施され、今回は無事に作業を完了した(JAXAの記事、 MSN産経ニュースの記事、 NHKニュースの記事、 家/.)。 8月30日に実施された国際宇宙ステーションの船外活動は、ボルトの不具合により作業が完了できず、途中で打ち切られていた(/.J記事)。今回はボルトの不具合に対応するため、歯ブラシなどを組み合わせた掃除用のツールを作って作業にあたったそうだ。両宇宙飛行士は、電力切替装置#1のボルトやボルトを受ける支柱に付着した金属粉を清掃し、グリースによる潤滑を行った後に再度取り付けを行った。電力切替装置#1は無事に起動し、取り付け作業は完了したとのことだ。ボルトが無事締まったとの報告を受け、地上の管制室では拍手がわき起こったとのことである。

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    YAA 2012/09/10