観光庁は訪日外国人が訪れる主な観光地や駅・空港、交通機関の車内、道路標識、美術館・博物館などの外国語表示を統一する指針をつくる。2020年開催の東京五輪に向け、訪日客の受け入れ態勢を整えるのが狙いだ。例えば東京都や埼玉県を流れる荒川の表示は「Arakawa River」に統一する。現在は「Ara River」との表記も混在してい
「醱酵」って漢字、見たことあるでしょうか。 「発酵」の別の書き方です。 「日食」「月食」に対する「日蝕」「月蝕」などもあります。 難しい分だけ、かっこいいですよね。 これらの「かっこいいほうの漢字」のことを、ぼんやりと「旧字=本来の字=正しい字」とか思っていたりしませんか? 最近、こういう「かっこいいほう」の漢字を見る機会が増えました。 マイナーなところでは、「○○年 没」を「○○年 歿」とか、「麻痺」を「痲痺」なんていうものもあります。 まあ、スタイルとしてならそれもいいでしょう。 私も中学校ぐらいのころは旧漢字の練習をしたりしていました。 でも、中二あたりを過ぎた大人で、上に挙げたようなものを「正しい」とか言っちゃってる人がいたら、恥ずかしい人ですので大いに笑ってあげてください。 (ところで、ここでは「嗤う」が正しいとか思ってしまうような人も「笑い」ものです) この記事を書こうと思った
子どもの表記は「こども」、「子ども」、「子供」、場合によっては「コドモ」などいくつもあり、いずれの表記も見かけることがある。 おそらく多くの人は、そんなにこだわりなく、硬い文章、柔らかい文章などケースバイケースで使い分けたり、自分の好みで決めているという人が多いのではないか。 常用漢字表では「子供」となるそうだが、「子どもの権利条約」はじめ文科省の公用文書では「子ども」が一般的となっている。 新聞などでも全紙みたわけではないが、手元にある朝日、北國、北陸中日、いずれも「子ども」である。 なお、5月5日は「こどもの日」である。 そんな中、上記記事である。 この中の解説にもあるように「子供」の「供」が「供え物」あるいは「お供する」などをイメージすることから差別的表現だとして自覚的に使わない人がいる。私も実は数年前まで知らなくてなんとなく「子ども」と書くことが多かったように思うが、この指摘を聞い
1 はじめに この所,世界史的に物質文明の進展や,急激なグローバル化に伴う“近代”の歪みとも言うべき現象が多くなっているように思います。これは我が国のように明治以来,急速に近代化した国家に於いては,それだけ顕著に指摘され得るように思われてなりません。無論,近代化の齎した本質的恩恵は計り知れませんし,その真只中に生きる私共である事は十分認識した上の事ですが,端的な一例として,たとえばエコロジーの問題や社会生活全般に関わる問題をきっかけとして,いわゆる“江戸ブーム”といった社会現象が認められるように思います。無論,“江戸ブーム”そのものは何度も繰り返し起った表層的なことがらではありますが,今日のそれは,従来とは趣きを異にした,一つの可能性をも含むもののように思いますので,その辺りを明確にする為にも,明治以降の近代日本人の間に生じた対江戸観の諸相を私なりに考えてみました。 2 大勢五転 近代人の
最近、NHK のニュースで「昆虫 昔はもっと羽があった」というものがありました。 このブコメ*1に「昆虫の『はね』は『翅』と書くのが正しいんじゃないの?」と思っている人がいるようなので、また記事を書くことにしました。 例によって、実例から入ります。 虫について「羽(根)」が使われている例です。 螽蟖の記 室生犀星 (1965年) きりぎりすは昼間もなくが、風が吹くとなく。風が吹くと羽根さばきがらくになり、気持よくなけるらしい。 黄金虫 エドガー・アラン・ポー 佐々木直次郎訳 (1951年) あの虫はどこからどこまで、羽根だきゃあ別だが、外も中もすっかり、ほんとの黄金虫でさ。 クララ 林芙美子 (1947年) 羽根の生えた蟻のような蟲がぶうんと山吹の枝へ飛んで來て兩手でお祈りをしています。 番茶話 泉鏡太郎 (1942年) 蟲(むし)は、美(うつく)しい羽(はね)も擴(ひろ)げず、 こうして
なぜ広まった? 「『訊く』が正しい」という迷信 - アスペ日記 を読んで。 「お前はまた何故結婚なぞしたのだ?」と、スクルージは訊いた。 ディッケンス Dickens 森田草平訳 クリスマス・カロル A CHRISTMAS CAROL(昭和4年) 上に引用した『クリスマス・カロル』には、「訊く」、「訊いた」、「訊ねた」という言葉(表記)がたくさん用いられている。"ask" の意味で「きく」を表すときに、「訊く」を用いる典型的な例である。 では、日本文学ではいつの時代からこの用法は広まったのだろうか。 ちょっと興味を持ったので、青空文庫からいくつか調べてみた。 「どうしたの」と訊(き)くと、 「お留守番ですの」 「姉は何処(どこ)へ行った?」 「四谷へ買物に」 田山花袋 蒲団(明治40年) 僕の知る作家では、田山花袋が一番古い。(これ以前の使用例があったらご教示願いたい。) では、夏目漱石は
タイトルはパクリ。 二つの疑問 タイトルを読んだ人の反応は、主に次の二つに分かれる*1だろう。 「訊く」が正しいなんて思っている人がいるの? 「たずねる」という意味では「訊く」が正しいんじゃないの? まず、「訊く」が正しいなんて思っている人がいるの? という人に対して。 本当にいる。 Yahoo! 知恵袋の質問から引用。 聞く・聴く・訊く・・・「きく」の使い分けについて 噂を聞く (中略) 道を訊く 上記例で使用例は合っているでしょうか? 訊 字は、たづねるの訓があり、訊問(じんもん)という言葉もありますから、人に問うの意味で使うと考えて良いでしょう。 (中略) 質問者さんの挙げた例は、正しく使い分けられています。 こういう人は実際に「訊く」が正しいと思っているということだ。 そして、「訊く」が正しいんじゃないの? という人に対して。 小説から少し引用する。 まず、「坊っちゃん」の冒頭部分
努力家で知られるケイン。ローマ字日記も努力の賜物だったのだ ※この画像はサイトのスクリーンショットです 日系アメリカ人俳優でタレントのケイン・コスギ(38歳)の日記が、ネット上で話題を呼んでいる。 日本語プロフィールに加え、英語でのプロフィールも掲載するなど、日英バイリンガルで書かれているこの公式サイト。目を引くのはすべてアルファベットで書かれたケインによる日記コーナーだ。 10月11日、2ちゃんねる・ニュー速VIP板に、この日記に注目したスレッドが立てられた。この日記は、アルファベットで書かれているものの、なんと英語ではなくローマ字で書かれているのである。例えば、 Olympic de senshu ga isshou kenmei yatteru sugata wo miru to hontou ni yuuki to genki ga moraemasu . (オリンピック
アライユキコ■フリー編集者/米光ゲーム @kaerubungei 「〜する事である」「〜する訳だ」といった漢字はなるだけ開く(仮名表記にする)ほうが文章がステキにみえるよってことを、どうしたら理屈で納得してもらえのか。うーん、若い子の原稿、こういうところが漢字だらけなんだよね、素人くさいからやめたほうがいいよ(理屈になってないw) 佐藤千晴 @ashiyanne 反面、漢字の方が分かりやすい部分が仮名だったり。 RT @kaerubungei: 「〜する事である」「〜する訳だ」といった漢字はなるだけ開く(仮名表記にする)ほうが文章がステキにみえるよってことを、どうしたら理屈で納得してもらえのか。若い子の原稿、こういうところが漢字だらけ
Google を辞めてから、頭を冷やすためにゆっくり休んで、その間にいろいろ考えた。 辞めた時に勢いで書いた記事には「IME の会社を受けてみたい」と書いたけれど、それでいいのか確信もなかった。 だって、IME の会社というと、某国産 IME *1を作っている*2徳島の会社ってことになるんだけど、はっきり言うと…斜陽の匂いがするっていうか…。 一方で、ネットの日本語表記に対する違和感のようなものが、だんだんと自分の中でふくらんでいた。やたらと漢字が増えててムカツク…。 自分で N-gram かな漢字・漢字かな変換のような実験的なものは書いてみたけど、頑張って IME にしたところで ATOK ほどの使い勝手にならないのはわかってるし…。 頭の中で、こうしたゴチャゴチャした思いが渦巻いていた。こういう時に行動を起こしても、いい結果にならない。Google に行ってしまったのは不幸なミスマッチ
私が日本語入力について思っていることを書いてみる。 自分としては、デフォルト以外の日本語入力システムとして、ATOK と Google 日本語入力ぐらい(まあ、Baidu IME とかもあるが)しかないのが心の底から残念でたまらない。 雑誌の特集などで、Google 日本語入力と ATOK に単語や文章を変換させて精度を比較しているものを見かける。まあ総合的には同じぐらいの結果になっている。だが、実際に長い間使っているとわかるのだが、Google 日本語入力の間違え方のほうが「理不尽」なのだ。どうしてこれがこうなる? と思わず言いたくなるような。その点、ATOK は弱い部分が前もってわかる。アニメやゲームなど、マニアックな変換には弱い。しかし、ATOK である程度日本語の文章を打ち慣れた人にとっては、そういう「難しいだろうな」と思うようなところは、打つ前からそのことがわかるものだ。 ATO
昨日、「遺伝子組換え」と「遺伝子組み換え」の区分について平川秀幸さんによるツイートがあり、はてなブックマークで話題になった。 はてなブックマーク - Hideyuki Hirakawa on Twitter: "大雑把にいうと、前者は反対運動系、後者は推進サイドの研究者や役所が使う表記ですね。RT @15kmr: あとは、「遺伝子組み換え」なのか、「遺伝子組換え」なのか。厚生労働省の文章は「組換え」だったので、訳はこちらに統一することに。" これがどこまで実態に即したものなのか分からないので、調べてみた。 学術用語 まずは学術用語を調べる。 http://sciterm.nii.ac.jp/cgi-bin/reference.cgiというものがあり、文部科学省と各種学協会が分野ごとにまとめている専門用語を調べることができる(ただし全分野が検索できるわけではない)。ここに出ていればその領域に
そうですね、ネットが一般大衆のものになってきたからでは? インターネットに誰もが接続して、自分の文章を発信出来るようになったから。 インターネットがこんなに普及する前には、一般人が不特定多数が見る事のできる公共の場に自分の文章をのせることなんてなかったですよね。大勢が目にする文章というのは、作家なり、評論家なり、新聞記者なり、「文章を書くプロ」のものだったでしょう。 今は、文章力のあるなしに関係なく、本当に誰でも気軽に「書いて発信する」ことができるんです。 だから、勘違いして覚えている言葉を書いて平気でいたり、わけのわからない文章だったりがネットにはあふれています。 小町でも「言う」を「ゆう」と書いたり、「うろ覚え」を「うる覚え」と書いたり、「人間ドック」が「人間ドッグ」になっていたり…。 最近も別トピでありましたが「えんえんと」を「永遠と」と勘違いしてる人もたくさん見受けられます。 「ず
教科書ではうさぎを数える際の助数詞として「匹(ひき)」が使われていますが,うさぎの助数詞は「羽(わ)」が正しいのではないですか。 日本放送出版協会発行の『NHK放送のことばハンドブック』,及び,小学館発行の『数え方の辞典』によりますと,いずれにおいても,「うさぎを数える際の助数詞は,慣習的に「羽(わ)」を用いることもあるが,動物として数える際は「匹(ひき)」を用いることが適当である」とされています。さらに,前述の『NHK放送のことばハンドブック』によりますと,動物の数え方の基準として,小動物には「匹(ひき)」を,鳥類には「羽(わ)」を用いることとされています。 私どもでは,上記の原則に沿って,教科書で使用する助数詞について検討しました。まず,教科書におけるうさぎの助数詞としては,「羽(わ)」または「匹(ひき)」を用いることが適切であるといえます。次に,上記の基準に照らして考えますと,「羽
ジャストシステムは4月11日、法人向けのMicrosoft Office互換オフィス統合ソフト「JUST Office」「JUST Government」「JUST Police」の発売日と価格をそれぞれ発表し、受注を開始した。JUST Officeをはじめとする一連の新製品は、同社が1月12日に開発表明を行ったもの。発売日はいずれも6月9日となる。 Microsoft Word文書(.doc)、Excel文書(.xls)、PowerPoint文書(.ppt)の作成と編集を前提として、新たに設計を行うことで、文書、機能、ユーザーインターフェース(UI)面でのより高い互換性の確保を目指した製品だ。Officeソフトにかかるトータルコストを抑制しつつ、現行のMicrosoft Office 2003ユーザーが容易に移行できる点を訴求する。 民間企業向けの「JUST Office」は、表計算ソフ
紬(Tsumugi) - 外国人名対訳辞書(自動編纂)で「Le Corbusier」を検索した結果の一部。 これは、名古屋大学・佐藤理史研究室が開発した、外国の人名、地名、組織名、製品名など固有名詞の辞書や特定の分野・領域で使われる専門用語の100%自動編纂された辞書である。「紬クローラー」と名付けられたシステムが、 約5か月に渡ってウェブから収集した人名対訳集合を、クリーニングすることによって作成されたという。「クリーニング」の中身は不明。本辞書が対象とする人名対訳は、ラテン文字で表記される原綴とそのカタカナ訳である。その設計方針と目的については次のように述べられている。 外国人名のカタカナ訳の作り方には、厳密な規則は存在しません。基本的には、原綴の発音を、日本語の音で近似して表記します。しかし、この近似は一意には定まらないため、複数のカタカナ訳が生まれます。 多くの場合、時間の経過とと
「日本学術会議」という機関があります。総理大臣の所轄の下にありながら、政府からは独立しているという機関で、科学についての大切な課題を話しあったり、研究のつながりを進めたりしています。
シークヮーサー(和名:ヒラミレモン(平実檸檬)、学名:Citrus × depressa、台湾語:酸桔仔 sng-kiat-á ) は、ミカン科の常緑低木、柑橘類。日本語の沖縄方言で「シー」は「酢」[1]、「クヮースン」は「食わせる」の意味で[2]、「シークヮーサー」という名称は「酸食わし」「酢食わし」という意味になる[3]。果実は小粒で、酸味が強い未熟果の果汁は調味料やジュースとして利用される。 シークヮーサーの葉と未熟果 (沖縄県竹富町 西表島) シークヮーサー園 (沖縄県名護市 安和岳登山道) 日本の琉球諸島および台湾に自生している。高さは5メートルほどで、4月に、直径3センチメートルほどの白い花を咲かせる。収穫は7月頃から。通常は、果皮が緑色の時期に青切りで収穫する。果実は皮が薄く25 - 60グラムほどで、温州ミカンを小型にしたような姿をしている。未熟果は酸味が強いが、完熟すると
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