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jaxaとscienceに関するYaSuYuKiのブックマーク (145)

  • ISAS | 第14回:雷・大気光カメラ(LAC)で金星雷の有無に決着をつける / きぼうの科学

    雷放電研究は、地球の大気科学研究においても、決してメジャーとはいえない分野です。積乱雲は近年"ゲリラ豪雨"というセンセーショナルな命名も手伝ってか、多くの人の興味の対象となりつつありますが、その中で起こる雷放電や大気電流に関しては、必ずしも研究の重要性が広く認識されているわけではありません。それにもかかわらず、金星の気象観測衛星とも呼べる「あかつき」には、雷放電発光を観測することを目的の一つとしたセンサー、雷・大気光カメラ(Lightning and Airglow Camera:LAC)が搭載されているのはなぜでしょうか? 30年にも及ぶ金星雷論争 金星に雷放電があるかないかについては、実は30年にも及ぶ大論争が繰り広げられています。雷があるかないかなんて、もし人がその場にいて発光を見たり音を聞いたりすることができたら簡単に分かりそうですよね。ところが、探査機に積んだ観測機器のデータから

  • ISAS | イトカワの砂 / 宇宙科学の最前線

    はじめに 2010年6月に小惑星探査機「はやぶさ」が帰還しました。11月になって持ち帰った岩石質の微粒子が小惑星イトカワ由来と分かり、大変に注目され、また意気も上がりました。これはサンプルキャッチャーと呼ばれる帰還したサンプル容器の内側を特殊なヘラで触って集めた約3300個のうち、人工物(主としてアルミ片)を除いた約1500個の岩石質極微小粒子(大部分が10μm[マイクロメートル、1μm=1mmの1000分の1]以下)の組成を調べて分かったことです(図1におおよその鉱物組成比を示す)。ヘラで集めたものは、1粒が1ng(ナノグラム、1ng=1gの10億分の1)以下と非常に小さな粒子なので、統計的な特徴を調べるには適していても、それぞれについて詳細に調べるには小さ過ぎるきらいがあります。そのため、マニピュレータという特殊な装置を使ってもう少し大きな粒子(数十μm)をサンプルキャッチャーから回収

  • JAXA|米科学誌「サイエンス」における「はやぶさ」特別編集号の発行について

    付録 「サイエンス」誌「はやぶさ」特別編集号 掲載論文とその要旨一覧 Author: Nakamura et al (Manuscript number: 1207758) Itokawa dust particles: A direct link between S-type asteroids and ordinary chondrites 中村智樹(東北大)他 小惑星イトカワの微粒子:S型小惑星と普通コンドライト隕石を直接結び付ける物的証拠 【概要】 詳細な鉱物学的研究の結果、小惑星イトカワはLL4~6コンドライト隕石に類似した物質でできていることが判明した。同時にイトカワの起源と形成過程に関する重要な知見が得られた。イトカワの母天体の大きさは現在の10倍以上と考えられ、中心部分の温度は約800℃まで上昇、その後、ゆっくりと冷えた。その後、大きな衝突現象が起き、再集積したのが現在のイ

  • JAXA|「きぼう」に搭載された全天エックス線監視装置(MAXI:マキシ)と米国スウィフト衛星を用いた観測による成果論文の英科学誌「ネイチャー」への掲載について - 巨大ブラックホールに星が吸い込まれる瞬間を世界で初めて観測 -

    「きぼう」に搭載された全天エックス線監視装置(MAXI:マキシ)と 米国スウィフト衛星を用いた観測による成果論文の 英科学誌「ネイチャー」への掲載について - 巨大ブラックホールに星が吸い込まれる瞬間を世界で初めて観測 - このたび、「きぼう」の船外実験プラットフォームに搭載されている全天エックス線監視装置(MAXI:Monitor of All-sky X-ray Image)は、米国のガンマ線バースト観測衛星(Swift:スウィフト)との連携により、地球から39億光年離れた銀河の中心にある巨大ブラックホールに星が吸い込まれる瞬間を世界で初めて観測しました。この成果は8月25日(日時間)発行の英科学誌「ネイチャー」(オンライン版)に掲載されました。(掲載論文のタイトル:“Relativistic Jet Activity from the Tidal Disruption of a S

  • 「あかり」宇宙からの謎の遠赤外線放射を検出! あかり (ASTRO-F) 観測成果

    「あかり」宇宙からの謎の遠赤外線放射を検出! 赤外線天文衛星「あかり」が、銀河系の外側の宇宙の明るさ(宇宙背景放射)を観測した結果、謎の遠赤外線放射を検出しました。 銀河系外の宇宙は、宇宙の果てまでの膨大な数の銀河の光が合わさって、ぼんやりと光っているはずです。遠赤外線では、これが宇宙背景放射のすべてと考えられていました。ところが、「あかり」が観測した宇宙背景放射は、銀河の光を合わせた明るさの最新の予想値よりも、2倍も明るいものでした。観測データを詳細に分析したところ、宇宙初期に作られたブラックホールからの放射など、未知の放射で照らされている可能性が出てきました。この観測結果は、宇宙初期の天体形成や銀河進化の研究に重要な手がかりとなるかもしれません。 この研究は、松浦周二・宇宙科学研究所・助教を中心とする国際研究チームにより行なわれました。観測成果は、米国のアストロフィジカル・ジャーナル誌

  • ISAS | 第13回:紫外線で金星の雲を追跡する / きぼうの科学

    金星探査機「あかつき」が打ち上げられて約1年が経過します。金星周回軌道投入には失敗しましたが、今も元気に太陽系内を飛翔しています。この記事が発行されるころには、地球から見て太陽の向こう側を飛翔していることでしょう。今回は、そんな「あかつき」に搭載された紫外イメージャ(UltraViolet Imager:UVI)を紹介します。 紫外線の特徴 紫外線というと、あまり仲良くなりたくないと感じる方も多いと思います。紫外線は、可視光線で最も波長が短い紫色よりさらに短波長の光です。太陽光線に含まれていますが、地球大気にほとんどが吸収され、地上には数%しか降り注ぎません。しかし、近年ではオゾン層の減少などの影響で地上まで降り注ぎ、健康に悪影響を及ぼすと危惧されています。その一方で、殺菌消毒や蛍光灯での利用など、有用な特徴も持っています。科学観測においては重要な観測波長帯の光で、大気に吸収されやすいとい

  • ISAS | 第12回:中間赤外カメラ(LIR)が映し出す金星の雲頂温度分布 / きぼうの科学

    2010年5月21日午後6時過ぎ、相模原へ向かって国道16号線八王子バイパスを南下中の私の携帯電話が鳴った。「あかつき」運用室にいる大学院生からだった。「先生、何してるんですか? LIRの画像、もう下りてきていますよ」 さらば、地球よ 同日朝、「あかつき」は打ち上げられ、軌道修正がまったく不要なほど順調に、予定の軌道を地球から遠ざかりつつあった。「あかつき」は地球を振り返り、見送る私たちに別れを告げるため、搭載するカメラで地球撮像を行った。その画像データが同日の夕方にダウンリンクされたが、ファーストライト画像を目にした関係者の歓声が上がる場面に私は間に合わなかった。 LIRは波長10μm付近の赤外線を使ったカメラです。人間の目で見える光(可視光線)の波長は0.5μm付近なので、赤外線は、その20倍も長い波長の光です。すべての物体は、その温度に応じた波長の光を発しています。およそ5500℃の

  • ISAS | 「あかり」による中間赤外線 全天サーベイ観測 / 宇宙科学の最前線

    初の赤外線天文衛星「あかり」による、中間赤外線での全天サーベイ観測(図1)は、どのようにして実現できたのか、今後どのような研究に発展していくのかを、一例とともにご紹介します。 赤外線で宇宙を観測するということ 赤外線は波長2~200μm(マイクロメートル)の、人間の目で見える可視光(波長0.5μm程度)と比べると波長の長い電磁波です。赤外線で観測する対象は、究極的には宇宙のはじまりと生命のはじまりです。宇宙は膨張しており、遠くの銀河ほど速い速度で遠ざかっています。このため、遠く(昔)の銀河から来る光は赤方偏移が大きくなって波長が伸び、赤外線領域で捉えることができます。また赤外線では、広い意味での惑星や生命の材料、つまり宇宙空間に漂っている、可視光では見えない固体粒子(塵)や有機分子からの熱放射や輝線を捉えることができます。 27年前、アメリカ・イギリス・オランダは共同で、赤外線天文衛星

  • 赤外線天文衛星「あかり」、科学観測終了 | 科学衛星 | sorae.jp

    Image credit: JAXA 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は6月17日、電力異常が生じている赤外線天文衛星「あかり」について、科学観測を終了すると発表した。 発表によると、5月24日に発生した電力異常の影響で、「あかり」は現在、日陰と日照のたびに電源のONとOFFを繰り返し、通信や姿勢制御等の衛星運用の制約が大きく、科学観測を再開することが困難だという。 JAXAは今後、引き続き電力異常の原因を調査するとともに、確実な停波に向けた運用を進める予定。 「あかり」は日初の格的な赤外線天文衛星で、2006年2月にM-Vロケットによって打ち上げられた。赤外線専用の望遠鏡と2種類の観測装置を搭載し、全天にわたって赤外線源を観測する「サーベイ観測」が主な目的で、目標寿命3年を超えて運用していた。 ■赤外線天文衛星「あかり」(ASTRO-F)の科学観測終了について http://www

  • JAXA|赤外線天文衛星「あかり」(ASTRO-F)の科学観測終了について

    平成18年2月22日に打上げられた赤外線天文衛星「あかり」(ASTRO-F)は、目標寿命3年を超えて観測運用を行い、赤外線天文学に関する多くの成果をあげてきましたが、平成23年5月24日に発生した電力異常による影響で、日陰と日照のたびに電源のONとOFFを繰り返す状態となっています(平成23年5月24日プレス発表済。)。 この影響により、その後、通信や姿勢制御等の衛星運用の制約が大きくなり、科学観測を再開することが困難な状態であるとの判断に至りましたのでお知らせいたします。 今後は引き続き電力異常の原因を調査するとともに、確実な停波に向けた運用を行っていきます。 参考:「あかり」の主な実績・成果 「あかり」は、内之浦宇宙空間観測所からM-Vロケット8号機で打ち上げられ、日初の赤外線天文衛星として、要求寿命1年、目標寿命3年を超えての運用を通じ、約130万天体に及ぶ「赤外線天体カタログ」を

  • ISAS | 「あかり」の科学観測終了について/ トピックス

    2006年2月22日に打上げられた赤外線天文衛星「あかり」(ASTRO-F)は、目標寿命3年を超えて観測運用を行い、赤外線天文学に関する多くの成果をあげてきましたが、2011年5月24日に発生した電力異常による影響で、日陰と日照のたびに電源のONとOFFを繰り返す状態となっています(2011年5月24日プレス発表済)。 この影響により、その後、通信や姿勢制御等の衛星運用の制約が大きくなり、科学観測を再開することが困難な状態であるとの判断に至りましたのでお知らせいたします。 今後は引き続き電力異常の原因を調査するとともに、確実な停波に向けた運用を行っていきます。 参考:「あかり」の主な実績・成果 「あかり」は、内之浦宇宙空間観測所からM-Vロケット8号機で打ち上げられ、日初の赤外線天文衛星として、要求寿命1年、目標寿命3年を超えての運用を通じ、約130万天体に及ぶ「赤外線天体カタログ」を作

    YaSuYuKi
    YaSuYuKi 2011/06/17
    お疲れ様でした。
  • ISAS | 第11回:2μm赤外線カメラIR2で金星の夜面を見る / 金星探査機「あかつき」の挑戦

    キラキラと輝き、望遠鏡で観察すると満ち欠けする様子を見ることのできる金星。私たちは普通、その光る部分、昼面に注目しますが、「あかつき」の2μm赤外線カメラIR2の主な狙いはその反対、夜面です。今回は、何も見えないはずの金星夜面の科学と、それを撮影するIR2カメラの工夫について紹介します。 金星夜面の「光芒」 ご存知のように金星地面はとても高温(460℃)で、そこから多量の赤外線が放射されます。ところが金星大気はほとんどがCO2(二酸化炭素、代表的な温室効果ガス)で、地表は90気圧にも達します。この多量のCO2が地面からの赤外線をせき止めてしまう、そのため地面はますます高温になる、というのが金星の世界です。しかし、さすがのCO2も「あらゆる赤外線をせき止める」わけではありません。ちょっとだけ赤外線が抜け出てくる「窓」波長があって、そこでは金星夜面がボーッと光って見えるのです。 図1はヴィーナ

  • ISAS | MAXIが見たブラックホール連星 / 宇宙科学の最前線

    はじめに MAXI(Monitor of All-sky X-ray Image)は、国際宇宙ステーション(ISS)に搭載された全天X線監視装置です。同じくX線で天体を観測する「すざく」が、空の一点を精密に長時間観測するのとは対照的に、MAXIはISSが地球を一周する92分ごとにレーダーのようにほぼ全天を掃天し、さまざまなX線源の活動を監視します。 MAXIは、2009年7月、スペースシャトル・エンデバー号でISSに輸送され、 8月から定常観測を開始しました。『ISASニュース』2009年8月号と11月号にMAXIの観測装置の概要とISSへの輸送・設置が紹介されています。稿では、ミッション最初の1年半の観測成果のハイライトとして、主にブラックホール連星に関する成果を紹介します。 X線で見る空 X線で観測する空は、可視光によるものとまったく様相が異なります。可視光で見る夜空には、無数の星が

  • ISAS | 第10回:1μm赤外カメラIR1で見る金星の雲と地表 / 金星探査機「あかつき」の挑戦

    1μm赤外カメラIR1は「あかつき」に搭載された5台のカメラの一つで、ほかのカメラなどと協力して、「あかつき」の大テーマである「大気超回転の謎」を解くことを主目的としています。大気超回転は、この「あかつきの挑戦」シリーズ2回目の「金星の風に訊け」(今村剛)で紹介しています。金星体が時速6kmで回っているのに、その上に時速360kmの風が吹いているという不思議な現象です。つまり風が勝手に地表の60倍の速さですっ飛んでいる。ちなみに地球ではその逆で、最大風速は地表速の10分の1くらいです。 では、どういう方法で謎解きをするかというと、金星周回軌道上から雲の写真を2時間おきに撮って比較し、雲の動きから風速の分布を決めるのです。超回転の原因は雲層(45~70km)あたりにあるらしいので、「雲層中のいろいろな高度で風速を測れば加速の仕組みが分かるはずだ」という戦略です。カメラが多数あるのは、波長に

  • JAXA|チームリーダが語る私たちのミッション

  • ひので: 今サイクル初の巨大フレアを観測

    2011年2月15日 午前10時44分(日時間)に太陽表面で巨大フレア(爆発現象)が発生し、これを太陽観測衛星「ひので」が観測しました。 この観測の静止画とムービーを公開します。 この太陽フレアは、図1(全面像) 矢印の位置の黒点(活動領域 NOAA 11158)で発生しました。 「ひので」による観測は、X線望遠鏡(XRT)と可視光・磁場望遠鏡(SOT)によって行なわれました。 ここ数年の太陽活動は、前回の活動サイクルの極小期が延び、2009年に新たなサイクル(第24活動周期)が始まりましたが、今までよりも活動の立ち上がりが遅く、大きなフレアが起きていない状況が続いていました。 今回のフレアがこのサイクルでの最初のXクラス(大規模)フレアとなります。 今後、太陽活動はより活発になり、今回を上回る大規模フレアの発生頻度が高くなることが予想されます。 以下、観測時刻は世界時(UT)で表記

  • 小惑星探査機:「はやぶさ」カプセル内の微粒子、「良質データ獲得」 /茨城 (毎日新聞) - Yahoo!ニュース

    小惑星探査機:「はやぶさ」カプセル内の微粒子、「良質データ獲得」 /茨城 毎日新聞 2月3日(木)12時50分配信 ◇初期分析、3月に米国で発表−−加速器研究機構 小惑星イトカワの探査機「はやぶさ」のカプセルから採取された微粒子の初期分析が、つくば市大穂、高エネルギー加速器研究機構(KEK)で3日まで行われている。分析チームは2日、良質のデータが獲得できたと説明した。3月に米国ヒューストンで開かれる専門家会議で発表される。 分析はKEKの放射光施設で先月28日から始まった。大きさ0・03ミリ〜0・1ミリの微粒子約40個の試料に、ほぼ光速に加速された電子がつくる強力なX線を当て、結晶の状態などを調べている。試料を直径1000分の5ミリの炭素ファイバーの上に載せ、特殊なカメラを使って得られたデータから鉱物や元素の種類を三次元的に把握できるという。 分析チーム代表の中村智樹・東北大准教授(

    YaSuYuKi
    YaSuYuKi 2011/02/03
    そろそろ、初期分析データが出はじめそうだ
  • JAXA|はやぶさカプセル内の微粒子の初期分析の開始について

    宇宙航空研究開発機構(JAXA) は、はやぶさ搭載の帰還カプセルにより持ち帰られた、サンプル収納容器(※1)からの微粒子の採集とカタログ化を進めています。 サンプルキャッチャーA室から自由落下法により回収された微粒子の中で、電子顕微鏡観察により岩石質と同定した微粒子の初期分析(※2)を開始する事となりました。初期分析を担当する研究者等の情報を添付資料に示します。 ※1 サンプル収納容器内部は、サンプルキャッチャーA室及びB室と呼ばれる2つの部屋に分かれています。 ※2 初期分析とは、キュレーション作業(※3)の一環として、代表的なサンプル(試料)について、カタログ化(同定・分類・採番)に資する情報を得る為に行う分析のことです。 ※3 キュレーション作業とは、サンプルの回収、保管、カタログ化、配分、及び、そのために必要な分析のことを指します。

  • Hayabusa Live » キュレーション情報(12/27)

    キャッチャーB室から、自由落下法で石英皿の上に100個程度の微粒子を採集しました。 今後、B室内の状況を更に調査する予定です。 また、 A室から自由落下法で採集された微粒子のSEM(走査型電子顕微鏡)観察を引き続き実施しています。 これまでに30個程度が岩石質と同定されています。この状況から、初期分析が1月下旬から可能になると期待されますが、決まり次第、またお知らせします。

  • JAXA|チームリーダが語る私たちのミッション

    が宇宙科学の分野で世界最先端を狙うためには、新しい観測、新しい研究を継続して行うことがとても大切です。このままでは、同じ科学分野の科学衛星の打ち上げ頻度が非常に少なくなってしまう恐れがあります。これでは観測が途切れてしまい、大きな成果を出すことは困難です。そのためにも、早く効率的に衛星を開発し、いろいろな分野の科学衛星が活躍できる場を増やすことが重要だと思います。私たちが開発している小型科学衛星は重量500kg以下のもので、従来の中型・大型科学衛星を補完する位置づけにあります。近年の技術的進歩によって機器の小型化が進みましたので、これまで中型・大型衛星でなければできなかったミッションも、小型衛星で実現できると考えています。 また、世界に類例のないモジュール構造の衛星で、衛星バス(電源・通信・姿勢制御という人工衛星の基機能を提供する部分)をモジュール化し、その仕様をカタログ化すること