中国は12月8日未明、四川省にある西昌衛星発射センターから「長征3号B」ロケットの打ち上げを実施しました。 「長征3号B」には、月面無人探査機「嫦娥(じょうが)4号」を搭載しており、月面裏側の地形や地質、鉱物などの調査を目的としています。「嫦娥4号」は数週間の旅を経て、2019年1月に着陸する予定。成功すれば世界初の月面裏側探査となります。 また、月は常に一定の向きを向いている為、月の裏側から直接データを送信することができません。そのため、中国は今年5月に通信を中継する衛星「鵲橋(じゃくきょう)」の打ち上げに成功しているなど準備を進めてきました。 「嫦娥4号」と「鵲橋」による月面裏側探査は、月や地球のルーツの解明や新たな資源の調達につながるかもしれません。 ▲中国の月探査プロジェクトの図解(クリックで拡大) Source Image Credit: CNSACNSA – 探月工程嫦娥四号探
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