この1ヶ月、都内の一般病院でCOVID-19の診療にわずかですが携わったので、その経験を記します。なお、私は呼吸器や感染症の専門医ではないので、あくまで一内科医としての経験、意見であり所属する医療機関を代表するものではありません。
この1ヶ月、都内の一般病院でCOVID-19の診療にわずかですが携わったので、その経験を記します。なお、私は呼吸器や感染症の専門医ではないので、あくまで一内科医としての経験、意見であり所属する医療機関を代表するものではありません。
コロナウイルスで医療器具のパーツが不足したイタリアの病院、3D印刷で急場をしのぐ2020.03.21 18:0031,907 岡本玄介 思いついて電話をかけた病院の機転もスゴい。 イタリアでも新型コロナウイルスが猛威を振るうようになった影響で、イタリアの都市・ブレシアの病院では、集中治療室で使う人工呼吸器のバルブを使い切ってしまいました。しかも予想以上の使用量だったため追加発注が間に合わない! ですが一転、3D印刷でソックリなものを作ることに成功し、患者の命を救うことに繋がった…とFuturismが伝えています。 13日の金曜日中に危機を乗り越えるそれは3月13日の金曜日のこと、病院はバルブを届けてくれる業者に連絡するも、すぐには用意できないことが判明してしまいました。そこで地元にある3D印刷を行なう会社に連絡したところ、ものの数時間でいくつもの複製品が完成。13日中には10人の患者が人工
【パリ=三井美奈】新型コロナウイルス感染による死者が3405人と世界最多となったイタリア。国内で最も感染が深刻な北部ロンバルディア州では病院がパンク状態になり、集中治療室では「患者の選別」が行われている実態が現地報道で明らかになった。 感染の「震源地」となった同州ベルガモの総合病院の医師は欧州メディアの取材に「病床がいっぱいで患者を断っている。院内の別の場所で人工呼吸器を装着して待機させ、移送させる。周囲の病院は同じ状態で、遠くに受け入れ先を探すしかない」と語った。患者への付き添いは認められておらず、家族の看取りがないまま亡くなる患者も多い。 同州の別の医師は、「倫理上、正しいかどうかは別として、蘇生(そせい)措置は生存の可能性が高い患者を優先している」と述べ、対象患者を選ばざるを得ない状態だと認めた。ある看護師は「人工呼吸器をだれに装着するか決めねばならない。80~95歳で(肺など)呼吸
新聞が訃報で埋まる[ロンドン発]欧州を襲う新型コロナウイルスの“震源地”イタリアの死者が中国を上回りました。無症状病原体保有者や軽症者が広げる「ステルス感染」に気付かず、病院でクラスター(感染者の集団)を発生させたうえ、都市封鎖が遅れたのが原因です。 ツイッターで伊北部ロンバルディア州ベルガモの地元紙に掲載された訃報が紹介されています。2月9日には1ページ半だったのに、3月13日には実に10ページに膨らみました。 同州コドーニョで38歳の男性が「気分が悪い」とかかりつけ医を訪れたのは2月14日のこと。インフルエンザと診断されますが、2日後、症状はさらに悪化して病院を訪れました。 それまで男性は元気に活動して家族らに感染させ、病院で医師や看護師、他の患者への感染を広げたとみられています。 ジュゼッペ・コンテ伊首相は「アウトブレイクの原因は病院のエラーだ」と糾弾しました。このため、医療従事者は
イタリア政府は19日、新型コロナウイルスで死亡した人が前の日から400人以上増えて、合わせて3405人になったと発表しました。イタリアの死者は中国を上回り、世界で最も多くなりました。 また新たな感染者も5322人と、1日としてはこれまでで最も多くなり、感染者は合わせて4万1035人となりました。 イタリア政府は感染の拡大を抑えるため、全土で外出を控えるよう求め、今月25日までレストランやほとんどの商店の営業を禁止していますが、コンテ首相は19日、地元の有力紙とのインタビューで「延長は避けられない」と述べて、期間を延長する考えを明らかにしました。さらに感染の拡大がピークを迎えるまでにはまだ数日かかるという見通しを示しました。 イタリア政府は集中治療室の増設など医療態勢の強化を進めていますが、感染の拡大が続く北部の医療現場からは、設備やスタッフが絶対的に不足しているとして支援を強く求める声があ
昔書いた「感染症は実在しない」を集英社から仕立て直して出してもらうことになりました。「あとがき」を追記したので、どうぞ。 英国がCOVID-19対策で、他国と異なる対応を取ると表明したとき、世界は驚いた。国民の多くにあえて感染を許容させ、集団免疫をつけさせようというのだ。かなりの「奇手」と思った(英首相の「降伏」演説と集団免疫にたよる英国コロナウイルス政策(小野昌弘) - Yahoo!ニュース [Internet]. Yahoo!ニュース 個人. [cited 2020 Mar 19]. Available from: https://news.yahoo.co.jp/byline/onomasahiro/20200315-00167884/)。 ところが、事態は二転三転する。この感染許容策に多くの専門家が批判を寄せた。議論が繰り返され、結局、英国は他国同様、保守的で「普通の」感染対策を行
3月11日、ドイツのメルケル首相は、「ドイツ国民の60%から70%が新型コロナウイルスに感染する可能性がある」と警戒を呼びかけた。 こんなことが本当に起こりえるのだろうか? これが現実になった場合、感染者のうち1~2割が重症化し、入院治療が必要になること考えると、医療崩壊は免れないだろう。しかし、私はそうはならないと考える。その理由は新型コロナの感染拡大パターンにある。 新しい感染症が入ってくるとどうなる? メルケル首相の言葉は、新しい感染症に対する基本モデルに基づいている。 ある感染者がその感染症に対する免疫を持たない集団に入ってきた場合、かなりの勢いで広がっていく。しかし、集団免疫という考え方がある。 感染から回復し免疫を得た人々が「免疫の壁」として立ちはだかるようになり、未感染者が感染者から感染するのを阻止する形となるのだ。すると、一定の未感染者を残しながらも、感染拡大は停止する。ウ
あっという間に世界中を席巻し、戦争でもないのに超大国の大統領が恐れ慄く。新コロナウイルスは、ある意味で痛快な存在かもしれない。 五輪景気への期待、「延期」発言で吹っ飛ぶ 世界株安:朝日新聞デジタル https://t.co/ozquL9sEyF #新型肺炎・コロナウイルス
ペンス副大統領およびコロナウイルス対策チームと共にホワイトハウスの記者会見に臨むトランプ大統領(2月26日)Carlos Barria-REUTERS <今のアメリカは、子供の予防接種は毒だと言い、貧困は自己責任だとし、予防も医学的事実もあざ笑うような保守派に牛耳られている。公衆衛生軽視でCDCの予算を削減したトランプは、未だに事の重大性を十分にわかっていない> アメリカは、新型コロナウイルスが来る前からすでに、重い病に感染している。それは新型コロナウイルスよりはるかに重く、感染力も強い病だ。 その病のせいで、アメリカは「新型コロナ」ショックのように大規模な公衆衛生上の危機に対応しきれない可能性がある。最先端だが高額な医療費や、数千万人の無保険者をかかえる医療保険制度、医療従事者の偏在だけでも手に余るが、その上この国は今、このウイルス危機が現実で、危険で、政争より重要だと認めることさえ万死
ハワイ行きツアー中のクルーズ船「グランド・プリンセス」。乗客提供(2020年2月撮影)。(c)AFP PHOTO / CAROLYN WRIGHT 【3月8日 AFP】(更新、写真追加)新型コロナウイルスの感染拡大により、米カリフォルニア州サンフランシスコ沖で待機中のクルーズ船「グランド・プリンセス(Grand Princess)」が、同州オークランド(Oakland)に入港することが分かった。運航会社が7日、明らかにした。 【関連記事】サンフランシスコ沖で待機のクルーズ船、21人が新型コロナ陽性 米副大統領 このクルーズ船をめぐっては、検査を受けた45人中、乗員19人と米国人乗客2人の計21人が新型コロナウイルスに感染していた。 運航会社プリンセス・クルーズ(Princess Cruises)は、9日から「治療や入院が緊急に」必要な乗客の下船を開始すると発表。 ただ、米疾病対策センター(
コロナウイルスの感染が広がる中、パリの高齢者施設でスタッフと話すマクロン大統領(写真:代表撮影/ロイター/アフロ) 世界中で拡大している新型コロナウイルス感染症(COVID-19)。アジア圏のみならず、アメリカやEU諸国でも感染者が増え始めています。 そのひとつフランスでは、どのような状況が起き、そして、どのように対策しようとしているのでしょうか?それを知ることは、日本の対策の現状を評価するうえでの基礎情報としても役に立ちそうです。 日本医師会総合政策研究機構のフランス駐在研究員として現地の医療制度の研究を行う、奥田七峰子さんに聞きました。 (以下の内容は、奥田研究員のFB投稿の内容、および、その後メ―ルなどで行った追加の取材内容をもとにしています。情報は3月7日時点のものです。) 奥田七峰子さん 画像:本人提供Q)フランスの現状について教えてください。 韓国での新型コロナウイルス(COV
韓国、日本のビザ免除停止 入国制限強化で対抗措置 2020年03月06日22時02分 6日、ソウルの韓国外務省で、康京和外相(右)と会う冨田浩司駐韓国大使(AFP時事) 【ソウル時事】韓国外務省の趙世暎第1次官は6日夜、日本との短期滞在ビザ免除措置を9日から停止すると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、日本政府が発表した韓国からの入国制限強化を受けた事実上の対抗措置。趙次官は「日本から流入する感染病を徹底して統制する」と強調した。 <新型コロナウイルス 海外の動向> 発表に先立ち、康京和外相は6日午後、冨田浩司駐韓国大使を外務省に呼び、日本側の動きを「不当な措置だ」と抗議。「非友好的で非科学的だ」として撤回を求めていた。 韓国政府はビザ免除停止のほか、既に発給されたビザの効力停止、日本路線が発着する空港の制限、日本から入国する外国人への特別入国手続きを実施する。日本への渡航に
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