中国、TPP参加を正式申請 通商交渉で主導権狙う 2021年09月17日05時56分 アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議のオンライン会合で講演する中国の習近平国家主席=2020年11月19日(EPA時事) 【北京時事】中国商務省は16日、環太平洋連携協定(TPP)への参加を正式に申請したと発表した。昨年11月に習近平国家主席がアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議で参加検討を表明しており、貿易の大きな枠組みに積極的に関与することで、今後の幅広い通商交渉で主導権を握りたい考えだ。 包囲網にらみ先手か 中国TPP参加申請 TPPへの新規加入には、全参加国の同意が必要。ただ、中国の参加には日本などの警戒感も強く、各国との交渉が順調に進むかは不透明だ。TPPは求められる貿易自由化の水準が高く、中国は国有企業改革などでかなりの痛みを迫られることになるため、早期の参加は困難とみる向きも