茨城県は、ドクターヘリの出動要請が相次いだ場合、県の防災ヘリに医師や看護師を乗せて患者のもとに向かう新たな運用を始めるため、県と3つの総合病院が協定を結びました。 茨城県庁で開かれた締結式には、大井川知事とヘリに医師や看護師を乗せる土浦協同病院、筑波大学附属病院筑波メディカルセンター病院の院長が出席して協定書を交わしました。 県内では、ドクターヘリの出動要請が平成29年度、1147件ありましたが、このうち156件は、同じ時間帯に要請が重なって対応できず、県外のドクターヘリに依頼するケースもあったということです。 協定によって、ことし7月から、ドクターヘリが対応できない場合は県の防災ヘリに医師や看護師が乗って患者のもとに向かうことになります。 医師や看護師を乗り込ませる筑波大学附属病院の原晃院長は「できるかぎり要請に応えて住民の命を守っていきたい」と話していました。 県医療政策課の須能浩信課