感染拡大を防ぐために呼びかけられた外出の自粛。 客足が途絶えた飲食店の臨時休業が相次ぎ、食材を提供してきた農家にも、深刻な影響が広がっています。 せっかく生産した野菜を、廃棄せざるをえない状況に追い込まれています。 和気町で米や豆類、白ネギなどを生産している専業農家の森俊輔さんは、せっかく育てたほうれん草や、スナップエンドウを破棄せざるを得なくなりました。 廃棄したほうれん草は、およそ200キロにのぼるといいます。 森さんは、主に岡山市の中心部にある居酒屋に、店がオープンした1年半前から野菜を直接、出荷していました。 しかし居酒屋は、外出の自粛が呼びかけられ始めた3月下旬からキャンセルが相次ぎ、4月の売り上げは、去年の2割から3割しかないといいます。 居酒屋は新たにデリバリーやテイクアウトも始めましたが、これまでの売り上げを補うことは出来ず、米や白ネギなど月におよそ100万円あった農家の森