インドやネパールで祝われる「チャット・プージャ」は、古代ヒンドゥー教の太陽神スーリヤに祈りをささげる祭りだ。祭りの間、人々は聖水で沐浴し、飲食を断ち、1時間以上水に浸かって家族の守護を祈願する。(PHOTOGRAPH BY DIANA BAGNOLI/LAIF, REDUX) 新年のお祝いは、人類最大級の儀式だ。今月の初め、世界中の人々が花火を上げ、キスをし、1年の抱負を立てた。祝い方には、それぞれの文化に特有のものもある。米国南東部ではササゲ(黒目豆)とコラードグリーン(キャベツやケールの仲間の野菜)を調理し、スペインでは新年を迎えた瞬間にブドウを食べ、中南米では前年を象徴する像が燃やされた。 人類のどの文化にも固有の儀式がある。儀式とは一般的に、何らかの目的のために繰り返し行われる象徴的な行動のことだ。ただし、その行動がどう機能するのかは説明できないことが多い。 儀式は共同体の意識や共
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