21年3月には「歌や演奏が苦手な子供でも、音楽の授業に前向きに取り組んでもらいたい」として、教育機関向けソフト「ボーカロイド教育版II for iPad」の導入を発表。4月から本格的な利用を進めている。 ボーカロイド教育版II for iPadは、ヤマハが提供する音楽制作アプリだ。ユーザーはメロディをブロックのように並べ、歌詞を入力することで曲が作れる。ピアノやギターの音源を使って伴奏を作る、歌詞を英語で入力するといった機能も搭載している。 では、教育のICT化を進める岡崎市の学校では、ボーカロイドを使ってどんな授業を行っているのか。岡崎市立南中学校(以下、南中学校)に話を聞いた。 音楽を学んでこなかった生徒も活躍できるように 文部科学省が21年度に本格導入する新学習指導要領では、中学校の音楽は「表現領域」と「鑑賞領域」の2領域で構成されている。このうち表現領域は「歌唱」「器楽」「創作」と
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