世の中いろいろな「IoT」がありますが、突き詰めればデバイスから上がってくるデータを処理して何かを実現するのがIoTです。IoTにおけるデータ処理を考える上で、ネットワークプロトコルの設計指針を参考にするとうまく整理できます。 シンタックス、セマンティクス、そしてコンテキスト ネットワークプロトコルを設計するときにはシンタックス(Syntax; 文法)とセマンティクス(Semantics; 意味)に分けて考えます。そしてネットワークプロトコルの外側にあるコンテキスト(Context; 文脈)に基づいて処理が行われます。 それぞれ掘り下げていきます。 シンタックス:どのようにデータをやりとりするか どのようにデータを送り、受け取るかという「文法」を決めるのがシンタックスです。 たとえばHTTPであれば、HTTPクライアントがHTTPサーバにTCPで接続し、以下のフォーマットでリクエストを送り
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