日本における脳卒中の現状 新しい治療学問としての脳卒中 山口 脳卒中は昔から日本では非常に多い病気で,以前は「国民病」とまで言われていましたが,最近では関心はそれほど高くなくなっているように思います。それではいけないと,最近また脳卒中対策がクローズアップされ,研究費を増やす,あるいは脳卒中の専門家を養成するようなシステムを作らなければいけないとの声があがりつつあります。 今日は,最近“ブレインアタック”という言葉で話題になっております脳卒中の現状と問題点をお話しいただき,今後のあり方などを考えていきたいと思っています。まず最初に,日本の脳卒中が現在どのような状態にあるかにつきまして,松本先生からお話しいただけますか。 松本 最近は死亡に至らない脳卒中が増えてきたというのが実感です。特に脳出血では,大出血は減少しましたが,軽症脳卒中の多い現在でも,脳卒中はわが国の死因の第2位で,諸外国,欧米
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