フルマラソンの世界記録はどこまで縮まるのか。 大型ドキュメンタリー「ミラクルボディー」を製作した 番組ディレクターが、この答えに迫った――。 人類でたった3人、2時間3分台で走ったランナーたちに、 1年間に渡って密着し、明らかになった“真実”とは。 「ロンドンオリンピックのマラソンで、誰が優勝するかなんて予想することはとうてい不可能だ」 NHKスペシャル「ミラクルボディー『マラソン最強軍団 持久力の限界に挑む』」の取材を始めた時、ある専門家に言われた言葉だ。 当時は、この言葉の真の意味を理解していなかったが、男子マラソンの最前線を追いかけてみると、それが如何に的を射た“予言”だったのかが身に染みてよく分かる。 2時間3分台の境地に達した3人のランナーに、1年間密着取材。 2011年から今年にかけて、男子マラソン界は、空前の記録ラッシュに沸いている。特に、ケニアやエチオピアといった東アフリカ
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