加速する気候変動:『ウェザー・メーカーズ』著者に聞く(下) 2006年3月23日 コメント: トラックバック (0) Mark Anderson 2006年03月23日 (3/22から続く) WN:あなたは著書の中で、気候変動をめぐる訴訟が起きる可能性に触れていますね。1990年代のタバコ訴訟に似たところもあるとのことですが。 フラナリー:法的手段が用いられる可能性は極めて高いと思う。欧州連合(EU)がこのまま温室効果ガスの削減を続け、コストのかかる代替技術を採用したとしよう。温室効果ガスを大量に排出する技術で作られた製品が外部から入ってくれば、不当な競争を強いられていると感じるはずだ。彼らは(排出量の多い)国に対して貿易制裁や貿易障壁、関税を課そうとするだろうか? そうしたことが新たな訴訟合戦の引き金になる可能性は? もう1つは石綿やタバコの現状とよく似た問題だ。たとえば、タバコ業界では
加速する気候変動:『ウェザー・メーカーズ』著者に聞く(上) 2006年3月22日 コメント: トラックバック (0) Mark Anderson 2006年03月22日 化石燃料の使用量の増加がこのまま半世紀続けば、地球規模の気候変動によって大災害が引き起こされる――こうした事態の進行を示唆する科学的証拠が、いまや数え切れないほど出てきている。 この危機をきちんと理解し、われわれにどのような選択肢が残されているかを知っておくことが急務となっている。地球規模の気候変動を総合的に論じた新刊の著者に話を聞いた。 オーストラリアのアデレード大学で生物学を研究するティム・フラナリー博士は、南オーストラリア博物館の館長でもある。今月米グローブ・アトランティック社から出版された著書『ウェザー・メーカーズ――人間はいかにして気候を変え、地球上の生命に何をもらたすか』(The Weather Makers:
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く