李相揆(イ・サンギュ)国立国語院長は、今月から始まる「国民の国語能力調査」の準備で忙しい。38年ぶりに全国的に文盲率を把握するという調査だ。国中が英語公教育強化の賛否を巡る議論が高まっている中、李院長は韓国人の韓国語能力に深刻な問題があると憂いているわけだ。4日に国立国語院(ソウル市江西区傍花洞)で行われたインタビューで、李院長は「英語に劣らず急を要するのが国語教育の強化だ」と語った。 ─韓国語はどれほど深刻な状況にあるのですか。 「大事件になっています。韓国語は絶滅の危機にあります。見てください、新聞にはこんな文章がよく出て来ます。“国家発展戦略構成のためタスクフォース結成”。ここに韓国語(生粋の韓国語)がどれほどあるでしょうか。昔の吏読(漢字による朝鮮語の表記)と同じようになってしまいました。われわれが過去50‐60年の間に飛躍的な経済的跳躍を成し遂げるに当たっては、韓国語中心の語