五所川原市と中泊町を結ぶ津軽鉄道(本社五所川原市、澤田長二郎社長)で4日、恒例の真夏のストーブ列車が運行された。石炭が赤々と燃え上がるストーブが乗車した約80人の観光客を魅了した。 真夏のストーブ列車は今年で11年目。暑さを逆手に取って津軽鉄道をPRしようと、中泊町のまちおこしグループ「のれ!それ!中里実行委員会」と津軽鉄道が主催し、五所川原立佞武多の会期中に1往復運行している。 列車は午後3時15分に津軽五所川原駅を出発。50度近くまで上昇した車内で、乗客はストーブで 焼かれたスルメを味わったり、登山囃子(ばやし)の生演奏を聞いたりしながら列車の旅を楽しんだ。 福島県会津若松市の会津鉄道で取締役運輸部長をしている佐藤啓一さん(62)は「津軽鉄道のストーブ列車は全国的に有名。真夏にやるというのがとても良いアイデア」と汗だくになりながら笑顔で話した。 【写真説明】観光客を“暑く”歓