老朽化したスペースシャトル「チャレンジャー」の模型を解体し、再塗装する平井功社長=ロサンゼルス郊外の模型会社工場で、堀山明子撮影 【ロサンゼルス堀山明子】1986年の米スペースシャトル「チャレンジャー」爆発事故で死亡した日系3世の宇宙飛行士、エリソン・オニヅカさん(享年39)の功績をたたえ、米ロサンゼルスのリトル東京に設置されたチャレンジャーの模型のモニュメントが補修を終え、「再出発」する。スペースシャトル打ち上げは今月8日の「アトランティス」が最後だが、日系人らが「シャトル計画は終わっても、オニヅカさんの夢を受け継ぎたい」と老朽化した模型の再生に取り組んだ。日系人の「チャレンジャー精神」を受け継いだ模型はシャトル最後の打ち上げ前日の7日、お披露目される予定だ。 オニヅカさんは46年、ハワイ州コナでコーヒー農家を営む日系2世の両親の間に生まれ、苦学して大学で航空宇宙工学を専攻。空軍入隊後、